自民党の若手議員たちのマスコミ批判が話題を呼んでいる。
阿部政権の安保法案や沖縄政策を批判するマスコミを黙らせるために、言論で対抗するのではなく「黙らせるためにはつぶすのが一番。広告を出さないよう経団連に圧力を」というのだから、何とも虫唾の走る無知で無謀で無粋で恥知らずで腹立たしい連中だ。
80年前、時の日本政府がどんどん戦争を準備して法体制を整え世論を国防一色に引っ張ろうとしていった時、まだかなりの日本人はそれを「無謀」と見ぬき反対していた。それがあっという間に戦争一色に染まっていった。最後は、爆弾や焼夷弾の雨あられ降る中で、「なぜこんな悲惨な状態になったのか?」を問い直すこともなく「憎っくき米兵め!」と国民一丸となって崩壊していった。
そういう状態に追い込んだ大きな存在が、ああいう「権力を笠にきた、あるいは権力におもねるチンピラたち」なのだ。反対の声を上げる誰彼を捕まえては、暴力的にあるいは巧妙な圧力で封じ上げていった。もちろん議員ばかりではない。そういうチンピラは権力機構の周りに無数に巣をつくっている。自身の立場を強めるためには、ちっとばかしの甘い汁を吸うためには、国民一般の行く末などどうでもいいのだ。いや、権力周辺ばかりでもあるまい。我々の暮らしの中でもいっぱいいる。
悲しいかな、それが人間という存在でもある。でも、それと闘うのもまた人間なのだ。ああいうチンピラをのさばらせてはいけない。
2015年07月01日
チンピラ
posted by ヨッシー at 08:33| Comment(0)
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