2016年06月27日

イギリスのEU離脱!

 の国民投票結果には驚いたねえ!
 第2次大戦の悲劇を克服して、「せめてヨーロッパの資本主義国間だけは戦争しません」と出発したEU(欧州連合)、その後経済協力が発展して、通貨も統一して、国境の出入りも自由にしちゃった。豊かな国と貧しい国とが一つの国のように支え合って、垣根を払って、平和で豊かな欧州という理想に進もうと決断したはずなのに…。
 ところが庶民感覚で現状を見れば…垣根を取り払ったら貧しい国からどんどん移民がやってきて、自国民の職場を低賃金で奪っていく。それにイスラムからの難民のイメージも重なってテロも増えるんじゃないかと心配になる。
 「後悔してる。やり直せ」と今さら言い出してる国民も多いそうだけど、離脱派の思いは「これ以上の経済成長はいい。静かに暮らしたい。テロやなんだと不安にさせんでくれ」ということだと推測する。
 わからんでもないよね。でも、僕はこの考えが嫌いだ。
 地域エゴの典型だ。思考停止に近いんじゃないかな。「もう面倒くさいことはいいから、静かに過ごさせてくれ」なんて、ご近所の引退じいさんがよく言う台詞だ。海の向こうから戦争を逃れた難民が必死の思いで助けを求めてきてるのに、「壁を作って流入を防げ」と叫んだり、「知らんふり」して庭いじりをしているなんてみっともいい姿じゃないよ。イスラムの戦争だって、最初に火をつけたのはグローバル資本じゃないか。
 EUの理想の裏にはグロ-バル資本の狙いが見え見えだけど、理想は理想だ。追及する価値はある。若い頃の僕は結構理想主義者だったのに、歳を取るにつけ現実との妥協点が増えてきた。市川の市民文化の発展という点にこだわってどうにか生き延びているけれども、地域で行動すれば地域なりの事情があって、それを優先して何が悪い!という思いもわからないではない。
でも、地域エゴに走っちゃいけないんだ。
イギリス国民の選択は人間的に美しくないよね。反省しなさい!
posted by ヨッシー at 17:35| Comment(0) | 未分類
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