10月29日(土)、今年の赤レンガ見学会が開かれた。
会長の僕が事故で抜けて、途中からすべて会の運営委員の人たちの仕切りとなったのだが、普段はどこか「仕切りは吉原さんに任せて、言われたことをやろう」的な雰囲気も無きにしも非ずだったのが、今回はそうは言ってられない。皆さん表情が変わって一生懸命になって動いたらしい。参加者380人というびっくりする成果となったようだ。
今回のもう一つの目玉は「中高生による赤レンガ宣伝ワークショップ」。
中高生が写真やビデオや写生や歌で、要するに得意な分野を駆使して、赤レンガを大いに宣伝してもらおうという企画、市内の中高生30余名が参加した。
この企画が成功したようだ。これで一気に赤レンガが市内の学校関係者に話題化されていった。新聞ものってくれて、380人という来場者に成果が現れた。
でも、赤レンガを生かす会の運営委員の人たち、さすがの人たちだと感心した。皆、環境やまちづくりや行政マンなどさまざまな活動に従事してきた市民たち、いざ非常時と認識してからの行動の素早いこと、大人市民の見事さだ。ほんとに、こういう人たちが世の中を変えていく力となっているのだろう。
いちかわ広報担当者も数名が取材に来たというから、赤レンガ保存をめぐる市川市の方針に何かいい方向性が芽生えたのかもしれない。
一昨年に発行した赤レンガ冊子が大評判を取った。その時に感じたことだが、状況を読み取って、時期にあったいい企画をバッチシと打ち出せれば、活動は大きく変化していく。今回の中高生ワークショップもそんな新しい動きを生み出しそうな気がする。
社会を築いていくって、もちろん地道で計画的な仕事ぶりが前提であるけれども、こういう「面白がってやる」活動が具体的なまちづくりの事業となっていくことも大事なんだと思う。最近の市川は(日本全体がだけど)面白さが足りない。面白い街にしたい。
2016年11月03日
シリーズ9 赤レンガ見学会大盛況!
posted by ヨッシー at 11:50| Comment(0)
| 赤レンガ
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