2017年02月06日

「瞼の母」終演

 「瞼の母」の公演が終わった。
 観に来ていただいた方々、ありがとうございました。2回限りがもったいない公演でした。
 昨年の「おかね塚」に次いでの江戸時代もので、衣装も鬘も本格的、殺陣も所作も専門家の指導を受けての「時代劇の喜び」を満喫する公演となった。
 客の入りもよく、観客受けは「泣けた!泣けた!」「こういう演劇もいいね」と大変好評だった(いつも、こう書いて恐縮だが)。「馬子にも衣裳・鬘」とはよく言ったもので、舞台に立った俳優が一瞬誰だかわからなくなるほどの変身ぶりで、役者たちもご満悦だった。
 生の舞台とは恐ろしいもので、本番二日前に俳優の一人が緊急入院して出演できなくなった。僕の演劇人生では何度かこういうことを経験したが、不思議と公演中止という事態だけは避けてこれた。今回も急遽代役を立ててがんばってもらった。こういう事態では劇団内に一気の緊張が走るもので、対処次第ではかえって現場の空気がよくなる場合が起きる。今回もどうやらそういうことになった。代役女優は本来の役より代役の方が印象が強かったようで、困惑気味だったようだが。
 たくさんの観客アンケートを読んでいて、お客に喜んでもらえるのは嬉しいが、またそのために稽古を重ねるのだが、実は「やったもん勝ち」というのがアマチュア芸術の本領だと思うのだ。自分が演じて自分で高揚感と自己満足を得れば、それでいいのだ。そのために少なくはない参加費を払うのだ。
 来年の2月にすでに次回公演が決まっているという。また時代劇に挑戦!ということになるのだろう、みなその気でいるようだ。参加希望の方、事前に連絡を!
posted by ヨッシー at 09:59| Comment(2) | 未分類
この記事へのコメント
 良い芝居を見る事が出来ました。凄い満足感です。時代物の切なくて悲しいお話、不得意なんです。が、どうしても観ろと芝居が強く呼んでいる、何かの縁か?と行ってみたら…本当に観て良かったです。 忠太郎:座っていても面白い講談師が演技をしている。間合いも良いし、つまらないわけがない。 おはま:さすが名役者、忠太郎とのやりとりではセリフが無くてもひしと伝わって来る。息子を前にしてなんと切ない(涙)。 おむら:凛とした母の強さよ。 寄席帰りの母:「かわいい!」(人世の先輩に向かっての無礼をお許し下さい)。 母を迎える男:演じなくても優しい方が親孝行、さぞお母さんも嬉しかったろう。  止まらなくなるからこの辺で自粛。皆さんのセリフもはっきりと良く聞こえたし、障子を使ったシルエットも効果的で楽しかったです。邦楽を聴いてしみじみ…なんて良い時間でしょう。もう一度観たいので是非再演を!
 家に帰ると母がまた何か面倒なことを言っている。この日ばかりは素直に聞くことが出来ました。
Posted by お茶菓子大好き at 2017年02月07日 01:50
お茶菓子大好きさん
感想をありがとう!
一瞬涙が噴き出す落ちも最高。
芝居ってこれだから好きだね。
Posted by ヨッシー at 2017年02月15日 15:54
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