シンガーソングライターの井上ともやすさんの“一人唄旅”といったものに、仲間8人ほどで付き合ってきた。 楽しかったので、その報告。
井上さんは、かつて仕事で訪れて、いわば彼の原点とも聖地ともなったといえる山梨の尾白川渓谷に、以後10数年、毎年のごとく訪れては渓谷の岩に立って歌ってくるという。今年のその旅に付き合ったのだ。
もちろん温泉付きでなければ同行するつもりはなかったが、前日はほったらかし温泉で汗を流し、宿では酒と歌と温泉とを満喫し、翌朝は好天気、ゆったりと朝風呂朝寝を楽しんで渓谷へ。
天気は上々。車を降りて、神社をお参りしながら30分ほど歩くと目にも鮮やかな渓谷が現れた。
存分にマイナスイオンを吸い込んだところで、彼がギターを取り出した。この大きな岩に寝転がっている時に天啓のようにひらめいたというその「水の歌」を歌いだした。
唄声が川の流れに乗り、樹々の梢にこだまして、雲間から差し込む緑の光に包まれていく。彼も周囲の光景もキラキラと輝きだした。彼にとっては感謝と再生の一日の旅なのだろう。その10数年と続ける一人儀式の豊かな精神性に、同行する我々の心までが輝きだした。
日々の営みをふと止めて自己を振り返る儀式的な一日が、また次からの営みを新鮮なものにしてくれる。こういう一日がだれにも必要だ。
さあ、ぼくも明日からチャレンジド・ミュージカルの稽古が始まる。
2017年07月08日
輝ける一日
posted by ヨッシー at 14:21| Comment(0)
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