今年も忘年会がつづく季節となった。
これを機に2017年の活動を振り返るのも悪くない。
チャレンジド・ミュージカル第11回公演「歌舞伎迷作面白双六」は画期的な公演となった。
静かに緞帳が揚がっていくにつれ、客席にどよめきが起こった。新たな挑戦と観客が反応してくれた瞬間だった。
実際、歌舞伎表現がチャレンジドたちにこんなにも親和するとは驚きだった。型にはまった動きやゆったりとした七五調の台詞を語らせて、一人ひとりがこれまで以上に意欲的に挑戦し、大きな声を出せるようになったし、観客をも満足させた。衣装部を始めとする市民スタッフの奮闘も目立った。
千葉県文化振興財団との合同主催は財団側からの提案だった。大阪や鳥取といった遠方からの見学者も目立った。障害者芸術のありようが注目されだしたのを感じる。
とはいえ、興行的には赤字だったし、やや固定化してしまった出演者たちとどう云う方向に進んでいくのかの悩みは小さくない。「いつニューヨークに行くんですか?」と期待を込める子もいれば、「居場所があるだけで十分」という子もいるのだ。子どもというよりもう大人なのだが、それがチャレンジド活動の特異性でもある。
24日にはチャレンジド忘年会だ。
また賑やかな交換会となるだろう。あの笑顔に包まれると、「グダグダ言ってないで楽しめばいいのだ」と結論はいとも簡単になる。
そして今夜は、放課後等デイサービス「ハクナマタタ」の忘年会だ。どこの忘年会でも愚痴っぽい話は一切出ない。素直に喜ぶことにしよう。
2017年12月23日
今年の振り返り@
posted by ヨッシー at 09:59| Comment(0)
| 未分類
この記事へのコメント
コメントを書く