チャレンジド・ミュージカルの報告をします。
昨日の日曜日も、市内の養護施設「やまぶき園」の体育館をお借りして、午後いっぱい稽古に励みました。
噂を聞きつけた方が、わざわざ神戸から日帰りのお手伝いに来てくださるなど、稽古場はいつも大賑わいになっています。
「障害者が演じる舞台と聞いたけど、シンデレラでもやるのだろう」と思って、稽古場にあるいは公演を見に来た人は皆びっくり仰天という体験を味わえます。
チャレンジド・ミュージカルは障害者と当然の如く一人の人間として付き合います。表現にこだわるのですからテーマが大事です。障害のある人とその家族、周りの健常者といった人間の心の内や生活、人生観などにも分け入って観客に伝えたいと思います。
表現技術はつたなく、また稽古時間もかかります。でも、日頃の思いをどのように面白く感動的に表現するかにこだわらないなら、本当の舞台の面白さは生まれてきません。かといって、訓練的な意味や教えることには全く興味はありません。できるかできないか関係なく、指導者を含めた全員の心と体が一気に再生するような、そんな表現の時間を面白がりたいと思っているのです。
障害や福祉などにほとんど関心持たなかった私は、今自分がぼけだして、障害や健常といった区分けの無意味さを痛感しています。「みんな一緒に!」という言葉がピッタリですし、表現行為が人間の心もからだも大きく変えていく不思議さに酔いしれています。
どの街でも、こんな活動がどんどん広がっていって欲しいと、心から願っているのですが、これを言えば長くなります。
追々、語っていこうと思いますので、よろしくお付き合いください。
2007年10月08日
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