2008年01月18日

まもなく本番

チャレンジド・ミュージカル?「タフタウェマ!」の開幕です。

今回もたくさんの市民が見に来てくれるでしょう。また今回は、千葉市での公演もあります。

市外の人にも見てもらおうなんて、大した冒険です。出演者たちも、市のバスをお借りしての大移動になります。こうした活動を市川だけでやってちゃ、もったいない。どこの町にも、舞台に立ちたい、表現を楽しみたいと思っている人はいるはず。誰かがリーダーシップを発揮して、音頭とってくれたら、面白さに沸騰するチャレンジドたちの希望は膨らむでしょう。ぜひどこの街でもやってもらいたい、と願ってのことです。

いつも、「もう一度やるからにはさらに新しい課題を」と考えてしまうのが、ぼくの欲張りなところです。まずは継続すること。地道にまずは力をつけてから、大きく飛躍するという考えが、弱いのです。回りはエッ?エッ?と驚いたり、仕方ないから無理したりして、ついてきてはもらえますが、いつか「いい加減にしろ!」と怒鳴られるかもしれません。

そのうち、ロングラン公演や海外公演を本気で言い出すかもしれませんが、その時はよろしくお願いします。

最期の通し稽古。「いろんな音を楽しむ」コーナーで、指導者のクニポンが他の仕事でお休み。平家さんとぼくとで、子どもたちとのピアノ連弾を楽しみました。稽古中でもほとんど表情を表さない子が、即興のピアノの音色とリズムを楽しんでいる。覗き込むと、ニコッと満面の笑みで答えてくれる。身体中で音を楽しんでいます。ゾクッとしました。

大げさなようですが、人間という生き物の持つ摩訶不思議な生命力を感じたのです。誰もが、楽しさに導かれる表現エネルギーを持っている。

「面白きこともなき世に面白く」・・・全くうんざりすることばかりが起きる時代ですが、だからこそ面白く生きていきたいものです。それ以上に、この子たちの微笑を見ていると、やっぱり面白い世の中にしたい。いい世の中にしたい、と思えてくるから不思議です。チャレンジドたちと付き合ってると、そんな勇気がわいてきます。元気をもらうとはこういうことなのでしょう。

どうぞ、本番をお楽しみに!
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