2008年03月20日

学び

4月5日(土)に、市民会館でチャレンジド・ミュージカル「ハクナマタタ」の活動記録の上映会があります。

恒松龍平さんが最初のワークショップから本番までの5ヶ月間のさまざまな表情を撮りだめた膨大な記録素材を1時間30分のDVDにおさめようというわけで、今最後の追い込み、仕事も断って、奮闘されています。

その中から2時間ばかりに荒く編集した素材を見せてもらいました。面白い! というか感動物です!

今さらながらに、「チャレンジド・ミュージカルとはまさに学びの連続だった」と感じます。障害者を交えて一緒になってミュージカルをつくる楽しみだけを考えて参加してきた指導者が、スタッフが、サポーターが、緊張と新鮮さのもとで、色々なことを学んでいく。気がつけば、自分の中の何かが変化している。その時間の流れが見事に現れています。

もちろんその中心には障害のあることもたちがいるのですが、まさにかかわった全員がチャレンジドだったという感じです。

ワークショップではさまざまな挑戦がありました。中には、ぼくが担当した「お祭り」のリズム表現のように、明らかに無理な試みだったという発見もあります。でも「創作の種を探す」という基本的な姿勢ははっきりと見えていて、戸惑いつつ手をつけた試みが練り直され、形になり、舞台表現へと昇華していった過程も見えてきて、そこにも創作の時間の流れが現れています。

この素材を30分におさめて、その成果であるハクナマタタの上演記録を1時間に収めるというのが当初の恒松さんの意図でした。ぼくは、それでは「学びの体験」が薄くなるのではないかと、昨日、これを逆にしようと提案しました。上演舞台の記録は既にあるわけだから、ここでは活動記録をメインにして、抱き合わせで発信していくことが大事ではないかと思うのです。

今さらながらの提案で、どう結論が出るかわかりませんが(時間もないし)、最後の追い込みを恒松さんと突っ走りたいと思っています。
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