2008年04月09日

チャレンジド・アーツ・ネット第2回学習会の報告

4月7日(月)、第2回学習会を開きました。

テーマは、構想の模索です。「そこで何をしたいか? どんな施設にしたいか?」をアトランダムに出し合うワークショップ形式の議論の中から、次のような構想が浮かび上がりました。

1、2事業の区分けと同居

前提として、縦割り行政の現状に対応するために、福祉の自立支援法の適用を受けるための「障害者自立支援施設」(週内9      時〜17時)と「一般市民の文化交流施設」(週内夜間と週末)とを区分けしたうえで、上手に使いこなします。

究極の目標は、障害のある人もない人もともに楽しむ市民文化芸術活動と交流、人材養成の拠点でとなることです。

運営を安定させるために、収益事業も行います。対象は幼児から一般の三世代市民です。

では施設にご案内しましょう。

2、建物の1階にはお店があります。

飲食喫茶と物販と交流のスペースです。誰もが自由に気楽の出入りできるにぎやかな社交の場ともなり、障害者の雇用促進の場となります。

17時からはアルコール類も提供されます。

3、隣りは事務所です。

広報発信、マネージメント、活動支援、障害者芸術の研究、といった業務をこなします。

また将来的に誕生するチャレンジド・ミュージカル劇団、大道芸集団、職業芸術家集団のマネージメント業務をこなす事務所となります。

ここで多くの若者が市民文化芸術活動の研修を受けて育っていきます。

4、もう1室か2室・・・託児とペット預かり、来訪者の送迎を担う部門があり、もちろん多くの従事者を雇用することになります。

5、2階は2つのフリースペースになります。

大きなスペースは舞台芸術の訓練場であり、障害者と健常市民の舞台芸術(ダンス・歌唱・演技等)の活動、教室、養成事業、交流の拠点となります。

もう一つのフリースペースは作業場となり、絵画、絵本、工芸、手芸、農作業、衣装、等の文化的事業が独自に展開されます。

そして必要に応じて、一つの大きな空間となり劇場と化します。この劇場は障害者舞台芸術の拠点となり、ロングラン公演や世界中の市民との交流発表の場とも鳴ります。

6、別棟には、障害者を中心とする共同生活の場が併設されます。潜在能力を長期的に開発するために、小さなうちから生活をともにしながら、芸術活動に励み、自立への道を模索していきます。また研修所の宿泊施設でもあります。

7、農地や工場との連携を深めて、障害者による生産活動の拠点を確保し、市場マーケットの開発、販売を行います。

8、将来的に障害者を中心とした専門劇団・芸術集団を結成し、そのための指導者研究と交流の場ともなります。

今のところ以上のような構想に膨らみました。なんて面白い構想でしょう。いかがでしょう? お笑いになりますか?

次回、第3回学習会は、この構想を現実的な段階から整理しなおしましょう。

また、そろそろ具体的に物件、土地の探求に力を注いでいきます。具体的な情報をお寄せください。具体的なめぼしがついたところで、どう資金を確保していくか、どういう施策に絡めて事業提起していくかを検討することになるでしょう。

第3回学習会は、5月13日(火) 19時〜21時 市川市中央公民館です。

ぜひお集まりください。
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