昨夜、夢を語る会などとの共催で、「車椅子の歌姫 朝霧裕 トーク&ライブコンサート」を開きました。これは理事の一人が言いだしっぺで実現した企画です。いちぶんネットではなるべくそういうものも実現していきたいと考えています。皆さんも会員になって、やりたい事業を実現しませんか?
コンサートですが、眠かったせいでしょうか、僕自身は残念ながら歌そのものは心に響いてはきませんでした。でも、時間の大半を占めるトークを通して、朝霧さんという人物、どこか振り付けの佐々木絢子さんに似ているその女性には、ひどく感銘を受けました。
難病で車椅子生活を強いられている彼女、そして介助者や支援者とともに熱い人間関係を築いてきた彼女は言いました。「もし神様に、身体を自由に動かせるようにしてやるから今の友達を切れと言われたら、考える間もなく瞬時に、断る。今の友情関係が大事だ」と。
当然「ぼくなら・・・・」と考えました。新しい可能性を求めて、これまで培った人間関係を反古にできるか? こういう問題提起の前で、悔しいかな、ぼくは悩んでしまうのです。人間関係のほんとの大切さを、あるいは愛の本質すら知らずにいるのではないか、という不安な気持ちに陥ってしまうのです。
障がい児の親の集まりである手をつなぐ親の会のお母さんも言います、「この子がこのように生まれてきたことに感謝している」と。
こういう人たちを前にすると、自分がいつも卑小に見えてしまう。今は他の事を考えたいので、これ以上突き詰めませんが、今いえることは、市民活動をやっていて、こういう驚くべき人たちとどんどんつながっていける喜び、いい年こいていつまでも不甲斐ない自分に教えてもらえるありがたさ、といったことでしょうか。
ただいま、チャレンジド・ミュージカルW「サファリ〜旅に出よう!〜」の出演者募集中です。どうぞおいでください。一緒に楽しくやりましょう。「こういう活動は楽しい!」 これは躊躇なく言えます。
2008年10月24日
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