障害のある人と月に1回くらいどこかへ遊びに行ったり散歩したりして楽しく過ごす活動があるそうです。ぼくの知人にも月に何回か、お年寄りと散歩を楽しむ活動を続けている人がいます。
山歩きが好きだけど、どうせ行くなら障害のある人を誘って楽しもうという山仲間アルプというNPOもあります。趣味を生かして、誰にでもできるところから始めようというのはボランティアの初歩ですね。「地域に友だちをつくろう」という発想はぼくらのチャレンジド・ミュージカルにも共通しています。
市川ガンバの会はちょっと尊敬すべき活動をしています。市川市内200名に及ぶホームレスに対して、月3回おにぎりを配りながら巡回して、相談にのったり、アパートを紹介したり、相互支援や医師会と協力し合って健康診断したりといった支援活動を10年近く続けています。尋ねて行ったら亡くなっていたという事例は年に5人くらいいるそうです。
NPOといっても、このように実にさまざまな活動があるのですが、「自分たちのできることで、社会を少しでも良くしていこう」という目的は共通しています。
これまで私たちは、社会的な問題があるとすぐ行政に「何とかしろ」と要求することで解決しようとしてきました。もちろん行政の責任は大きいものがあるのですが、行政の責任追及している暇にも、私たち市民の力で解決できる、あるいは解決のきっかけを見つけ出す方法もあるはずです。
「自分たちの問題は自分たちで解決する」という姿勢が重要だと思います。究極の目的は市民自治ということになりましょうか。
これが、ぼくがNPOに関わっている動機です。
千葉県では、現在、県民参加のもとで、今後3年間のNPO支援策の活動計画を策定中です。この計画案にNPOの直接の声を反映させようと、市川でもタウンミーティングを開くことになりました。
言いだしっぺはぼくなので、今市内の200団体に参加の呼びかけを行っています。普段忙しいからでしょうか、こういう会合にはなかなか参加してもらえないのが残念ですが、新しい活動形態であるNPOには、新しい支援の形が必要です。
皆さんもお気軽に参加して、普段の活動上の悩みなどをお聞かせください。悩みや困難さを明確にすることから施策は生まれていくのですから。
参加をお待ちしています。
日時:12月5日(金) 19時〜21時
会場:市川市ボランティア・NPO支援課隣の職員研修室(本八幡北口すぐのアクス本八幡2階)
参加費無料です。
タウンミーティングの詳細はこちらへ
2008年11月20日
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