稽古初日、会場は250名の関係者が集まって、早くも熱気ムンムン。
「いやあ、面白かった!」「公演はゼッタイ成功する!」と確信しました。その根拠をこれから述べます。
出演者の顔つきが違います。意欲にあふれているし集中力があります。半分以上が初参加なのに、戸惑う様子がない。アレヨ!アレヨ!という間に、稽古に没頭してしまっています。小学3年生4年生の小さな子どもまでが、だれることなく最後まで集中した姿は感動です。以前もこうだったかな? ともかく無駄のない集中した稽古初日でした。
「オープニングの儀式」・・・実行委員の皆さんが、一生懸命下手な踊りやアピールを披露して、何とか公演を盛り上げようとしてくれているのが、参加者の皆さんにも通じたようです。
そこから「オリエンテーション」で、稽古中の問題点を整理して、「ゲーム」で紹介と連帯感を組み立てる。ぼくは補充オーディションの方に出向いていて、中身を見れませんでしたが、戻ってきた時の雰囲気でわかりました。会場中に軽い興奮がありました。指導した買場さんという人は全く逸材です。マイクを持たせると途中で何を言いたいのかわからなくなって「気持ちはわかったから、もっと手短に」と注文付けたくなるんだけど、こういう才能はそう誰もが持っているものではありません。買場さん万歳!
1時間の合唱稽古・・・佐治さんの指導で、最初の合唱稽古。声の質で200人以上の出演者をグループごとに分けていく手際の良さ! そこからメロディーを叩き込んでコーラスへと発展させる手法は見事です。曲の3分の一しか稽古できなかったけれど、もう後は十分。
曲の上がりが遅くて、楽譜を目にしたのは1日前。佐治さんもピアノ伴奏の平家さんも、苦情を飲み込んで稽古という時間に集中しています。次回からは2時間枠の稽古時間を保証して、1曲づつ物にしていきましょう。
1時間のダンス稽古・・・「音楽も上がってないし、まずは試しをやってみよう。架空の国ダッハレムはバリ島の雰囲気を持つかもしれない。ケチャを楽しんでみよう」。ぼくからの事前の注文はこれだけでした。
小学生から大人まで、何重もの輪になって、何かが始まった。見る見る形になって、ちょっとしたシーンが形になりました。たった1時間で。松木さんの、決して強引ではなく皆を引っ張り込むソフトな、それでいていつの間にか夢中にさせる手腕には敬服です。
子どもたちが意外な力強さで身体と楽しんでいます。オーディションの短い時間では決して見えなかった可能性がそこから沸き立ちました。ぼくは調査カードを手にしながら、「まだまだ見えてくる。配役をあせってはいけない」と肝に銘じました。
稽古終了後は、会場を中央公民館に移して、指導者とスタッフの会議。稽古を進めるに当たっての事前打ち合わせ。腹も減った。ビールも飲みたい。早く帰って子どもの世話もある。仕方ないから2時間の会議。
いい会議でした。今までもやもやしていた段取りが見えてきました。舞台監督の末永さんの指導もあって、市民スタッフの一人一人に自分の位置が見えてきたようです。終わったのが8時半。どういうわけか全員家路へと急ぐ感じ。ぼくも自転車こいで一人寂しく帰宅しました。
この調子で、稽古を思い切り楽しみましょう。稽古場の神様、よろしくお見守りください!
次回の稽古は、全員揃っての台本の読み合わせ。その詳細については今週末のヨッシー・ノートを覗いてください。
2008年05月19日
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