2009年01月21日

YES WE CAN!

アメリカではオバマ新大統領が誕生しました。

何かが起きないだろうかという不安とともに、やはり大きな期待を持って、みなが就任式を見つめていましたね。

アメリカという国は若いだけに、さすがに動きがダイナミックで、希望とか変革といった言葉が生きていることを実感させてくれますね。オバマ氏が偉いなというところは、理想を高く掲げながら、動きは現実的だというところです。政権の目標は明確に提示する。黒人が大統領になったからといって、黒人勢力の巻き返しを図るのではなく、融和を掲げる。国際紛争に関しても剛柔使い分ける・・・

我々日本人にはああいったダイナミックさはないのですが、それは民族の特性というより、たとえば革命といった学習体験がないのだから仕方がないでしょう。でも私たちも改革に踏み込まざるを得ない。それは逃げようもない現実です。

私は、やはりNPOという立場から、日本社会の困難に向き合おうと思います。微々たる効果かもしれませんが、それが私のできることであり、私の責任のとり方だと思うからです。

今年から、いちぶんネットは認定NPO法人を目指して準備していきます。認定NPO法人とは、寄付を受けやすくする制度。寄付をした個人なり法人なりが税金免除を受けられる制度です。米欧でNPOが盛んなのは、寄付税制が確立しているからです。税金で収めることと自分の支持する活動に寄付することがほぼ同じだからです。寄付してもなお税金を取られてしまう日本で寄付文化が育たないのは当たり前です。

財務省が収入減少を恐れて、寄付税制を頑として認めないので、認定NPO法人という形で、一部が動き始めました。認定には非常に厳しい条件がつきます。経理を徹底的にクリアに厳正にしなければなりません。現実には認定されたNPOは全国でまだ50団体にも満ちません。

なぜ寄付にこだわるか? 三世代市民芸術文化活動の拠点であり障害者の文化事業促進の拠点となる「市川・ユニバーサル・アーツ・センター」設立構想があるからです。これからは、たとえば相続税の処理に悩む市民が寄付を考える事態が起きてくると予想できます。税金で収めても使途不明ならば、明確な目的を持って寄付したほうがいいと考える市民が多くなってくるでしょう。まあ正直、人の善意を当てにしているわけだから情けない話ですが、それでもセンターを拠点にして、新しい大きな市民文化事業を起こすことで、市民社会の確立に寄与できるのではないか考えているのです。

いずれにしろ、いちぶんネットをもっと大きな形で押し出していこうと思います。ぼくの老後の一興です。一緒に面白がりたい方はぜひご一報ください。面白い活動は、人を街を、元気にします。

YES WE CAN!

posted by ヨッシー at 11:53| Comment(0) | TrackBack(0) | NPO、市民活動
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