チャレンジド・ミュージカルも、開演まで1ヶ月を切って、いよいよ稽古の追い込みにかかりました。先週の土日から休みない連続稽古に入ります。
7日(土)と8日(日)は、さすがに二日連続で稽古した甲斐があって、充実したものになりました。子どもたちがセリフに挑戦するプチ・ミュージカルでは、自分の出番も理解できて、そのセリフも少しずつ大きな声でいえるようにもなった。努力すればできるものです。
ほんとに努力って大事ですね。
1日に1回、全体を通せるかという進み具合ですが、やはりこれを繰り返すことで、子どもたちもストーリーの流れがわかってきたようです。まだ自分の出番だと全く自立的に理解できない子がいて、その瞬間にすっぽりドラマがストップしてしまいます。本番でもこうしたことが起きるでしょう。その対策をどうしたらいいか迷っています。
実は、今回はもう少し上の段階、つまり「舞台に登場するのは00チャンという実際の人間ではなくて、別の人格を持つ人間として登場するのだ。セリフとは、その人たちがコミュニケーションを交わすための言葉のやり取りだ」ということを理解してもらいたいのですが、そしてそれができないと、与えられたセリフをただ順番に大きな声で口にするだけの訓練だけで終わってしまうのですが、そしてそれはぼくがやりたくないことの典型例だったのですが、現実はやはり、まだその段階を脱していないようです。
でもまあそれは今後に残された大きな課題。ともかく本番は近づいて、お客様に完成した形を見せねばならないので、まずは仕上げる形をとらざるを得ません。
とはいえ諦めるつもりはありません。ドラマ教育ということが注目されるようになりました。ドラマという嘘の対話を通して人間のコミュニケーション力と生きる力を獲得するという成果に期待するわけですが、チャレンジド・ミュージカルでもそれを追求していきたいと思います。
ところで、「ほめる」ということは本当に大事ですね。ダメ出しという言葉があるように、演出はいつもダメなところを変えようと怒ってばかりいるのですが、ちょっとした瞬間にほめた子どもはその後俄然と変わっていきます。驚くばかりの変化です。ほめねばならない。つくづくそう思うのですが、今日もまた大声張り上げて注意ばかりしてしまいます。ほめるってむずかしいですね。
先日南新浜小学校の子どもたちに講演に行ってきました。子どもの権利について話をしたのですが、子どもたちの関心はミュージカルのことばかりに集中していました。今週もセミナーや講演が続きます。13日には市川市PTA連合会の皆さんに話をしてきます。これを機会にいちぶんネットの活動を多いに売り込んできましょう。
2009年02月10日
この記事へのコメント
公演日程はどうなっているのかなと思って、「いち文ネットワーク」を探したら、ヨッシーノートを見つけました。これが見たかった。公演を楽しみにしています。ブログを楽しみにしています。
Posted by 松戸きりん at 2009年02月14日 15:59
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