チャレンジド・ミュージカル公演「SAFARI!」が終わったばかりというのに、もう次回公演の準備です。
第5回公演は今年11月。市川市民会館と幕張のOVTAホール。今回は、いつも参加してくれているBB・モフランとの本格的な共演になります。彼はチャレンジド・ミュージカルを非常に気に入ってくれていて、大いに出演したいという希望を持っていました。
そこで、前回チャレンジドたちは台詞に挑戦して、かなりのことができるとわかったこともあり、モフランとの本格的な絡みを演じてみようとなりました。
浮上した素材は、アフリカのホッテントット族に語り伝えられた楽しい動物民話。
むかし、サバンナに生息する動物の中で、ジャッカルは黄金の毛皮を誇っていました。長いヒデリに苦しんでいるある日、ライオンの王様(モフランが演じます)の命令でダムを作って水を蓄えようということになり、サバンナ中の動物たちは労働に励むのですが、ジャッカルだけは汚れ仕事を嫌います。やがて雨が降り、ダムはきれいな水で満たされます。大喜びの動物たちを尻目に、一番乗りしたジャッカルはシャンプーとリンスで身体を洗い、おまけにウンコまでしてみんなの飲み水を汚してしまいます。怒った王様はサルを使いにやってジャッカルを懲らしめようとするのですが・・・・と、いったお話。
先日、モフラン氏と振り付けの松木さんとの打ち合わせを終わり、アフリカン・リズムいっぱいの音楽とダンスで満たそうと確認しました。なにやらライオンキングめいてきますが(モフランは以前ライオンキングに出演していました)、面白い衣装も考えて、壮大なアフリカのサバンナの情景を再現したいと思います。加えて、チャレンジド・ミュージカルも5回目になるので、この辺りでイメージと構成を一新。新しい表現への挑戦になります。
モフランも松木さんもやる気満々、7月からの稽古の初日はみんなで上野動物園に行って動物の生態観測から始めます。ご期待ください。
ところで、昨日、大まかな予算をたててみたら、何とかなりの額の赤字予想。当てにしていた助成金が一つだめになり、その分が赤字になってしまいます。回を重ねていくうちにどうしても予算は膨らんでいきます。ほとんどは謝金費用ですが、いつも無理をしてもらっているスタッフや指導者にそれなりの保証をしていこうとすると、どうしても全体額は膨らんでいく。ぼくは助成金確保がうまい方で、それはやってる事業に価値があるからですが、競争率の激しい助成金を当てにしなければならない事業そのものがむしろ問題なのです。
これをどうしたらいいのか、本当に頭の痛い問題です。上演委員会の人たちの知恵も集めて、何とか解決策を図らなければなりません。まあ、何とかなるでしょうが。
ともかく6月から新規に参加者募集です。ご期待ください。
2009年04月05日
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