昨夜、BS2でモンゴルの首都ウランバートルのストリートチルドレンを10年間にわたって取材したドキュメンタリーがあった。
零下30度を越える極寒の地で、ストリートチルドレンはマンホールの穴から地下にもぐり、社会主義時代に張り巡らされた地下の給湯パイプにまたがる形で寒さに耐える。社会主義が崩壊し弱肉強食の自由競争の時代へと移っていく中で、たくさんの貧困層が取り残されていく。6000人とも言われるそうした子どもたちの中の3人の男女を10年間にわたって連続取材した好番組だった。
16歳で出合った彼らは26歳になっていた。暴力や暴行、やくざが絡んださまざまな悲劇が起こったと想像できるが、番組はそうした視点より、3人の男女の大人へと成長と愛憎の葛藤の10年間にテーマを絞り込んでいた。
26歳の彼らは皆資源ゴミ集めと販売の日雇い労働で暮らしている。その間、愛も生まれ子どもも生まれ、自分を捨てた親を呼び自力で掘っ立て小屋を立てて一緒に住み始める時期もあった。その頃の青年の表情には希望があふれている。不幸におぼれず、明日のために前向きに歩む輝きがある。
そしてまた三年。やり手だった男は酒におぼれ、妻子に暴力を振るう。手下のような存在だったもう一人の青年が妻子を引き取り、生活を築こうと努力している。地下の穴倉で泥酔から目覚めた男が見上げるマンホールの穴から見える空は青く澄み切っている。その空を見つめながら男は自作の唄を口ずさむ。
涙ながらに見ていたぼくの感想は、意外にも「人間はすばらしいな」という実感だった。親に裏切られ、小さな頃から暴力と貧困に耐えて、自殺を試みたり、また親や仲間への愛にすがったり、希望と絶望の繰り返しの中で、自分の存在を模索し続ける青年たち・・・
人間だから苦しむ。人間だから裏切る。人間だから希望にすがる。時にはそうした感情に耐えられずに狂気に走らざるを得ないかもしれないが、人間的でありたいという欲望を捨てることはない。
彼らは社会から見捨てられた存在だ。立ち並ぶ高層ビルの地下に追いやられて振り向きもされない。それでも人間は生きていく。苦悩と絶望の中で、たまに来る希望にわずかばかりのエネルギーを呼び起こして、自分と周囲を傷つけながらも生きていく。その姿をすばらしいと思う。
2009年05月24日
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Posted by コピーブランド at 2014年06月04日 15:21
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