2009年08月01日

命を張って・・・!

今回のチャレンジド・ミュージカルの稽古場としてお借りできた和洋女子大学の教室が、あまりの長時間とあまりの人数に驚いて、セキュリティーの部署から苦情が出て借りるのがむずかしくなったようで、また転々と稽古場を移動することになりそうです。

この夏はぼくも肥満防止に子どもたちと一緒に踊りまくろうと思ったのだけど、とてもついていくことができません。悲しいかな、本当に歳の限界を感じます。

話し変わって、新宿駆け込み寺をご存知ですか? 歌舞伎町で働く人々を主な対象に、DVややくざなどの問題に悩む人々の相談や緊急避難所を設置している団体です。昨日、その代表者の玄秀盛さんと短い時間会う機会がありました。

53歳、色艶のいい精悍な男です。もう5年以上やっていてマスコミでも取り上げられています。彼は相談者の話をたっぷりと聞いて後、大阪弁でまくし立てて相談者の本音を気づかせ、気づいた後は「あんたの問題や」と放り投げてそれ以上は深入りしないそうです。尤もそれ以上の世話もいろいろ焼いてるようですが。

駆け込む女性には必ず暴力的な男がついています。男は居丈高に玄さんに詰め寄ります。そうした男を受け止め、彼の主張を聞いてやることで、男の態度に変化がおきるそうです。隠し持った武器をも計算して立ち向かう度胸には、「ここで死んでも本望や」という本気があるからでしょう。

面と向かって話をしていると、柔和な表情の裏に人間の本質が見えてくる。一言で言えば迫力が違う。圧倒的な存在です。命を張って他人と向き合うとはこういう状態を言うのかなと、言い訳や優柔不断に終始するぼくなどはストレス一杯になってきそうです。

人の何倍ものスピードと味わいの濃さで人生をいきてきた男です。闇世界も経験済みです。何より自分にこだわって生き急いできたというそんな男が命に関わる体験をして、社会の底辺に生きる人たちの救い主へと変化したのです。

「好きなようにやってるだけや」と彼は言いますが、まるで毘沙門天です。船橋にもやくざ上がりの牧師さんが市民の相談役で活躍しているそうだし、市川のホームレス支援活動をしているガンバの会の会長も牧師ですが、こうした男たちには皆共通の迫力がありますね。賑やかで陽気でそれでいて存在そのものが人々に勇気を与えてくれます。

人間は過去を憂い未来に不安がって、今を生きるということにエネルギーを集中できない弱さを抱えるものです。今に集中して、「自分のことなどなんとでもなる」とばかりに他人のために奮闘するこうした人間を見せつけられると、コンプレックスと感動との両方を突きつけられて胸苦しくなるほどです。

「チンケな自分と人生など、どうともなるやないか。世の中と人に役立った方が面白いやないか」・・・その晩久しぶりに関西弁を呟いて、酒を飲んでいたぼくでした。
posted by ヨッシー at 20:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類
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