多忙だった日常が一瞬止まったような、エアーポケットに入ったような気分にいます。
本当は今の内に処理しなけりゃならない雑事も、こういう時に気を入れてかかりたい創作も並んで待ってるんだけど、なんとなく面倒臭くて、できたらニューヨークへでも旅立ちたい気分。舞台監督の末永って野郎は、正月前後1ヶ月もNYだってさ。稼ぎのいい奴がうらやましいね。
そんなわけで、禁煙しました。5日に一日だけ試してみたら、なんとなく持ったので、その後ニコチンガムを噛みながら続行しています。そろそろ一週間。驚いたことに、タバコを吸わなかった最初の日、自転車に乗っても早足で歩いても心臓がバクバクしない。たった一日で肺と心臓の細胞が活性化するんだから、身体がまだ若いのか、生命力の偉大さに驚くべきなのか。いずれにしろ感動です。
とはいえ、脳の細胞にはめっきり自信がなくなって、昨夜も映画の黒澤明の名前が全然思い出せなくて、今稽古中の役者さんの名前も言いまちがえてばかりいて、市川の市民活動に深入りしてかれこれ10年近く、思えばずいぶん老けてしまいました。後十年も立てばどうなるのかしら? 周りの人たちからも引退したりあの世へ旅立つ人がたくさん現われるんだろうな、僕を残したまま・・・、と思うと、ほんとに人生は過酷です。
というわけで、この際、戯曲を一本気を入れて書いてみようかと、また市川での市民活動の展望を出版物にしてみようかと、思い始めているんだけど、まあNYへ行けない正月休みにゆっくり考えようと思います。
ムダに時間を奪ってしまって、ごめんなさい。
2009年12月11日
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すばらしいーー!!
体は正直なんですね。
期待していまーーす。