2010年02月09日

品格

大相撲力士の品格が議論されています。
僕は相撲をただのスポーツだとは思っていません。国技かどうかはわかりませんが、少なくとも良かれ悪しかれ日本的な伝統精神の支配する世界だと思っています。そして若い頃は「日本的な伝統・・・」云々と来るだけで大いに反発していたものですが、この年になるとやはりある種の重要性を疑いません。

日本的伝統精神に基いた品格とは何か? 簡潔にまとめると「けじめ」だろうと思います。相撲だけでなくどの世界でも、ある社会的立場に立った人間は、その内面がどうであれ、ある「けじめ」を要求されます。「してはならないことはしてはならない」のです。

一方で、人間はもっともっと自由に解放されていくべきです。日本人はそのことに関して何の制限もなく、もっと貪欲に自己解放すべき民族だと思います。子どもたちにももっと自由を味わせてやりたいものです。その自由を真に獲得した先に市民社会的規制が自然に生まれてくると思っています。

朝昇竜?を始め、小沢一郎にしろだれにしろ、「けじめのなさ」が今の日本を席巻しています。そんな大物たちとは別に、庶民である我々の中にも「けじめ」のなさが蔓延しています。人間を改造しろと要求するのではなく、せめて立場の上では、その立場に沿った「けじめ」を身に付けろといいたいのです。

僕の人間的本質はだらしのないの一言に尽きます。自分でもいやになります。それでも「いちぶんネット」の代表である限り、代表として振舞わなければならない場では、「けじめ」だけはつけていきたいと思います。偉そうにいって大丈夫だろうか?と危惧しつつ・・・
posted by ヨッシー at 23:49| Comment(1) | 未分類
この記事へのコメント
「信ずる処に従って矩を超えず」という言葉が時々頭をよぎります。「私は大丈夫だろうか?」と・・・
Posted by ナターシャ at 2010年02月10日 08:52
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