2010年03月22日

若者の出発

いちぶんネットの事務局員であるヒデ君とエリピョンさんの結婚を祝う会が21日の夜文化会館内食堂の「ちもと」で開かれました。
連休の狭間ということもあって参加者は50名ほどでしたが、二人の出発を祝って和気藹々とした楽しい会となりました。
二人は23歳、僕の息子と同じ年とは驚きです。出会いは2005年の第1回チャレンジド・ミュージカル「ハクナマタタ!」のボランティアサポーター。その後の乳幼児と親のためのミュージカル「ドングリコッコの冒険」で交際が始まって発展していきました。まさに、いちぶんネットの活動を通して生まれた愛でした。新婦は今保母さんとして、新郎はいちぶんネットの事務局で働いています。
「月20万円出してもらえるならいちぶんネットで働きたい」という若者は数多くいますが、残念ながらそうは出せません。それどころか、ヒデ君は日給扱いの非常勤勤務です。経済的な不安定を覚悟で新生活を始める二人を理事長である僕はどうにもしてやれぬ忸怩たる思いで見つめていくしかありませんが、それでも若い二人が結婚というはっきりした形で結ばれるのはなんともすがすがしい気分、二人の幸せを願うばかりです。
そしてこれを契機に、独特な優しさで人をひきつけるヒデ君が人間的に、同時にNPOの事務局員として成長して行ってくれることを願っています。「何をどうすればいいか」細かく指導する力を僕は持ちません。やりたいことを自分で探し失敗を繰り返して成長していくしかない、そしてどういう生き方をしたいのか、どんな人間になりたいのか、社会にどのように役立っていきたいのか、自分の力で探り当てていくしかないのです。
もう一つ言えることは、いちぶんネットで「働く」という人間が増えていく以上、事業体としての法人体制を確立する努力が僕たち理事の側に課せられているということでしょう。これまでだって考えてこなかったわけじゃないこの至難の課題に、また頭を悩ませつつ奮闘せねばなりません。
若い二人に心から幸多かれと願います。
posted by ヨッシー at 17:04| Comment(0) | 未分類
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