30日の稽古の後、その場で実行委員会が開かれました。シネマ・ミュージカルを2回公演に縮小すべきか? 4回公演に突き進むか? の最後の討議です。
市民ミュージカルは1日2回公演から始まり、第3回公演「夏の光」で一挙に2日間4回公演に踏み切りました。ゲネプロ(舞台リハーサル)の時間も十分に確保できず、入場料3000円だったから、それこそ出演者・関係者一同みんな必死で稽古したりチケットを売り歩いたりしたものです。
そして舞台はものすごい感動につつまれ、5000名の観客(なんと市川市民の100人に一人以上です)に「すごいねえ!」とうならせる成果となったのです。「夏の光」は名作と評価され、いちかわ市民ミュージカルは市民の自主的な公演活動としては全国でも屈指の活動へと成長していきました。
その大変さの結果の感動の記憶が実行委員にはあるものだから、今回も4回公演を前提に準備を進めてきました。でも冷静に分析してみると、これまでの出演者の平均の入場券販売実績は一人当たり13枚。それも5枚しか売れなかった人から150枚以上売った人までの平均(第3回公演では一人平均17枚)、出演者は300人いての結果でした。
今回の出演者は190人ほど、子どもたちの数がかなり減ってしまいました。単純計算で190人×13枚=2470人、何せ1700名も入る市川市文化会館大ホール、どう考えても2回公演分の数字です。4回公演にすると1公演あたり620人、隙間風が吹く客席と向き合っていてはどんなにいい舞台を創っても感動は風に吹き流されてしまいます。
いつも資金不足に悩まされながらも夢と意気と楽しさとエネルギーだけで継続されてきたこの活動、厳しい現実の中で、実行委員は皆頭を抱え込んでしまいました。
そして結論が出ました。その結果は・・・稽古場で改めて皆さんに提案されることと思います。
2010年06月03日
2回公演か? 4回公演か?
posted by ヨッシー at 19:04| Comment(0)
| 第5回市民ミュージカル「シネマ・ミュージカル」
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