2010年08月04日

残りひと月の戦い

市民ミュージカルも残り一月の闘いになってきました。
プロの劇団だったら、毎日6,7時間ぶっ通しで稽古するので、「まだ一月ある」という感覚ですが、土日を稽古日とする市民芸術活動では残り6回。ABプロ分けで見れば3回ということになります。ぼくが市民活動に関わった当初はこの感覚に追いつけず、ずいぶん慌てたものです。

さて、昨日は初めての全幕通し稽古。上演時間は176分、15分休憩を挟んで、2時間56分という長さになりました。これを2時間35分内に収めるのが最終目標です。
稽古を休む(休まざるを得ない)人が多いこと、子どもたちの表現力が(特に演技の)伸び悩んでいること、しっかりとしたダメ出し(演出の修正指摘)をする時間すら持てないこと、など、問題山積ではありますが、ともかく努力をし続けるしかありません。

稽古を休んだ人の不出来具合が目立つようになっています。舞台というものはドラマが自然に流れていくのが当然で、それを前提に感動は生まれていきます。そこに台詞や行動のトチリや意味不明な間や観客がアレ?と考えて覚めてしまう表現が混入すると、ドラマに没入しようと思っていた観客が我に返ってしまいます。感動が覚めてしまうのです。

自主稽古の時間も増えてきましたが、遅れていると思う方はどうぞ、誰かを捕まえて演技の補習をしてください。回りの方も積極的に教えてあげてください。みんなでワイワイいいながら創りあげるのも大切なことです。

稽古後の飲み会もまた大切になってきます。参加したくてもできない方がいるからあまり大きな声では言いませんが、素人同士の表現の批評よりも、みんなで盛り上がって意気高く稽古に向き合おうと確認する場にもなります。毎回どこかで飲み会はやっていますので、勇気を出して参加してみてください。
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