夏になると、毎年戦争の話題が沸騰するのは、日本人が敗戦という形でしかあの戦争を記憶していないからでしょう。
韓国に対する謝罪の首相談話が論議を巻き起こしていますが、批判者は「いつまでも謝り続けると日本の立場が弱くなる」「解決した補償問題が蒸し返される」といった主張のようですが、被害を受けたアジアの各国は日本に誤られたとも補償されたとも実感していない。加害者はすぐに忘れるけれど被害者はいつまでも根に持つのは、「いじめ」問題に現われるとおり当然のことです。前者は国家を背負った論理であり国家に支配された民衆の論理ではありません。
アメリカがイラク戦争に費やした戦費が13兆ドルだそうです。これだけの税金を使って石油利権を拡大しようとした資本主義の暴挙には驚くばかりです。
これからの戦争をどうやって防止するか、その最大の武器は世界中の市民が交流することでしかないと思います。国家がいかに強制的に戦争へと仕向けようと、支配される市民同士の交流を厚く発展させて、インターネットのこの時代、さまざまな情報を交換し合うことで、国家意思による戦争の正当性(そんなものはすでにありませんが)を否定していくしかないと信じます。
国家よりも市民の意思を優先する・・・これがこれからの世界平和の基礎になると思います。その役割を担うひとつがNGOでありNPOであると僕は期待しているのです。
いちぶんネットの活動も、たとへ微々たる力ではあっても、そうした大きな意思を持って、世界中の市民との面白い文化交流を進めていきたい・・・これがこの夏の僕の覚悟です。
2010年08月16日
世界中を市民の輪でつながる
posted by ヨッシー at 11:27| Comment(0)
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