稽古場での作業がすべて終了しました。
最後の通し稽古が終わった後、1時間を越える長い演出ダメ出し、皆さん、疲れた表情の中にも、本番に向けた熱い意欲がみなぎっていました。
舞台の成功は間違いありません。必ずや、観客を大きな感動の渦に巻き込むことになるでしょう。後は、客席を満席にすることです。この名舞台を見せてあげるために、もう一声誘うようにしましょう。
それにしても、後半戦から生まれだしたこの創造的一体感は何という感動でしょう。指導陣からは次々と改善案が提起されます。出演者が役の人物の心で演じだしたものだから、演技が変わり表情をいっそう輝かせ出します。そこから演出が学びダメ出しに生かして、全体がさらに変わっていきます。
稽古中に感極まって泣き出す俳優も出てきました。出演者同士のやり取りも日増しに深まっていきます。中には喧嘩に近い感情が爆発しますが、それも創造欲求のなせる業です。
衣装や小道具が乱暴に扱われていることにガマンできなくなったスタッフが、毎日徹夜に近い作業に追われる市民スタッフの奮闘を訴えることで、このミュージカルが如何に多くの人たちの努力に支えられているかを理解していきます。
このすてきな舞台をもっと多くの人に見てもらおうと、これまで言い出しかねていたひとにも声をかけてみようという気になります。
この創造的一体感こそが市民ミュージカルの本質を見事に語っていると思います。そしてこの力こそが、これからの人生を生き抜いていく一人ひとりの大きな確信となっていくのではないでしょうか。
市民活動には何かを変える大きな力があるのだと、つくづくと実感できる終盤戦となりました。
この夏の異常な暑さで誰もが夏バテになっていると報道にありました。市民ミュージカルに関わる誰もが、それこそ夏バテになっているのに気ばかりは高ぶっているという状態でしょう。公演後の脱力状態が心配ではありますが、人生にそう何度もない体験です。でも創造に限界点はありません。本番までの一週間、思い切り、後悔なく、エネルギーを爆発させましょう!
2010年09月01日
この一体感が宝物
posted by ヨッシー at 14:03| Comment(1)
| 第5回市民ミュージカル「シネマ・ミュージカル」
私がだれかわかりますでしょうか?
夏の光では近所の子供たち役をやらせていただき、「いくら」とおなじ役をもらったものです!
再来年は出たいです★