2010年09月07日

感謝!

シネマ・ミュージカル公演4ステージが終わりました。
ご観劇・ご協力いただいた多くの方々に厚く感謝申し上げます。ありがとうございました。

大勢のお客様をお迎えでき、反応評価は上々で、いちかわ市民ミュージカル全5回公演、10周年としての集大成の舞台となったといえるかもしれません。
「もう一度見たいから」と2度も3度もご覧頂いたお客様も多かったようだし、ロビーで僕を捕まえて「すごい!素晴らしい!」と絶賛された方も少なくありませんでした。30年連れ添ってきた妻からも「ひょっとしたら才能あるかもね」とお褒めの言葉を頂きました。

千秋楽公演は確かに我々の持てる力を最大限に発揮できた舞台となりました。でも僕は、舞台を見つめながら「節目」ということを意識せざるをえませんでした。
「4回の公演でどんどん良くなっていく舞台」ということと「良い舞台を4回も見てもらう」こととはちがうのです。そうならなかった現実に、悔しさとアマチュア芸術活動の課題とを痛感せざるを得ません。

市民出演者は大舞台に入ってセットや照明と初めて出会い、一気に技量と興奮を高めていきます。でも、舞台を使った稽古はたったの一日。それも学校や仕事があるわけだから全員揃うわけでもない。「稽古場段階でここまでの技量に高めておくことが何故できないのか?」と悩みます。プロと呼ばれる照明や音響のスタッフも時間に追われてミスを連発し本番にまで持ち越していきます。
そして何より、これまでお金のことまで心配しながら全部を仕切ってきた自分自身の体力の低下を実感します。
今後の本当の意味での市民芸術文化の発展を図るために、やはりこのあたりを大きな節目と意識して、改革していく必要がありそうです。

もちろん「やめる」という選択ではありません。大げさですが、僕は市民文化こそが国境を越えて世界を平和へと導くと信じています。そのための活動を市川から発信していきたい、そのための改革です。
具体的には、皆さんと大いに議論しながら発展の道を探ることになりますが、そして僕自身は残り少ない人生で、何を重視していきたいのか・・・そんなことを考えながら舞台を見続けていました。
ともあれ、達成感に満ち溢れた出演者の皆さんの表情は本当に感動です。仲間とお客様に、改めて感謝!
この記事へのコメント
この年になって、仕事以外で達成感、充実感を得られる機会は限られてきています。
こちらこそ、貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。
形が変わっても、機会があればこのような創造の現場に参加したいと思います。
Posted by 中風 at 2010年09月08日 08:37

今回、はじめてミュージカルに参加させていただきました。

ミュージカルを通して、沢山のことを学びました。皆さんに感謝しています。


サバンナ2では、スタッフとして、頑張っていきたいと思っています。


市川が好きになりました
Posted by 向日葵 at 2010年09月10日 21:29
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。