2010年12月14日

「荷風幻像」両国公演終了

永井荷風が愛した?東地域でぜひたくさんの荷風ファンに見てもらおうと企画した両国の江戸東京博物館ホールでの公演、無事終了しました。
舞台は精一杯の出来で、心配だった観客動員もまずまずという状態でほっと一安心でした。ちょうど隣りで「昭和の家族」という人形展をやっていたおかげで、こちらの公演にも関心を持ってもらえて、当日券もかなり裁けました。観客対応のお手伝いをしてくださった方々に感謝です。
市川より西方に住んでおられる方々には、やはり両国会場は行きやすかったようで、「こちらでもどんどん公演なさればいいのに」という声も頂きました。
市川市民が市川でばかりでなく、総武線沿線のこのような集まりやすい会場で公演を打っていくことも大事だなと実感しました。最も仕込み費が2倍かかるわけだから、総簡単なことではないのですが。
今回は再演ということに気を許して、制作体制が脆弱なままで終始して宣伝・観客動員・招待体制などに大きな穴が開いてしまったことを悔やんでいます。
出演した市民が大いに頑張ってくれましたが、出演者だけで観客動員していたのでは活動は延びていきません。これからの活動を保証するために、制作体制を一から見直すことを肝に銘じたいと思います。
とはいえ、この制作体制の強化こそがアマチュア活動の最大の課題の一つといえます。制作という仕事には経験と、そして誠に地道な努力が必要だからです。ここに専従の人を配置しなければならないのはわかってはいるのですが、その人材がいません。
制作とはただ観客動員を増やすばかりでなく、文化を広く伝播していくメッセンジャーであり、その最高点にいるプロデューサーはまさに文化の創造者でもあります。
各地で起きている話題性豊かなイベントの成功はまさにこうした市民プロデューサーの創造の賜物でもあります。そんなどでかい魅力的な仕事をやりたいと志す方はいませんか?
さあ、今週末は市川公演で千秋楽です。皆様、ぜひお見逃しなく!
posted by ヨッシー at 14:52| Comment(0) | 劇団七福神
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