2011年02月08日

緊急報告 反省二つ!

チャレンジド・ミュージカル公演「サバンナ2!」の本番まで、早や3週間。
途中反省一つ目!
稽古場に、絶対いい舞台を創ろう!」という貪欲なエネルギーがない。総括する演出の責任です。
大人たちの創造姿勢は十分見ごたえがあります。稽古するたびにどんどん目を見張らされて行きます。ところが、子どもたちのシーンでは、「できる子」たちが潜在する能力を伸ばしきれていません。話を単純にするために、一応「できる」「できない」という言葉を使わせてもらいますが、「できる子たち」が「できない子たち」に合わせてしまって、自分たちをどこか抑えてしまっているようになっています。
遠慮してしまうのでしょうか? 「できない子どもたち」に取り巻かれていて、目立つことをセーブしてしまうのでしょうか? それでは創造になりません。「できる子」はどんどん自由に楽しく創造の高みへと突っ走っていく。「できない子」はそれに刺激を受けて、後を追いつつ自らの壁を越えて成長していく。そこに共感しあう環境が整って始めて、稽古場は真の創造の場になります。
先週の稽古から、ちょっと指導が厳しくなりました。演出自身も気づいた間違いに、来週からはもっとみんなを、そして「できる」「できない」を超えて、みんなの表現意欲を鼓舞していこうと思います。

途中反省二つ目!
観客動員が思うように延びていきません。というより、危機的な状況にあります。
今回は、いつものように、事の初めに上演委員会を開くなり、制作体制全体を確認しあうなりの話し合いが不足していました。「一丸となった制作体制」という事態になっていないのです。
また、リピーターの多い出演者たちも、当然ながら年々観客動員力が落ちていっています。個人的な努力だけでは解決できない課題がそこにあります。何とかもう一度奮起して、いろいろな方や団体に組織的に呼びかけていく体制を構築しなおさねばなりません。
皆さんも、ぜひもう一度お知り合いの方や団体に呼びかけ直してくださいますようお願いします。

二つの反省から見えることは、安住と惰性の恐さです。チャレンジド・ミュージカルはいい活動だからって、すごい感動を与えてくれるから大丈夫だって、支持してくれる人は多いからって、そんな甘い気分で、緊張感薄く向き合ってしまうと、このような強烈なしっぺ返しを喰らいます。
いちかわ市民ミュージカルでもそういう時期がありました。去年の第5回公演では、そうした危機意識がみんなに充満して、結果としてエネルギーを再起することができたと思います。
改めて肝に銘じなければなりません。昔よく言われた「スケジュール闘争」という言葉を思い起こします。新鮮な感動を持続させることは本当に難しいものです。でも、途中での反省に気づきました。
明日から新輝出直しです!
posted by ヨッシー at 09:24| Comment(1) | 第6回サバンナ2
この記事へのコメント
恥ずかしながらコメントを

引用より
できる子たち」が「できない子たち」に合わせてしまって、自分たちをどこか抑えてしまっているようになっています。
遠慮してしまうのでしょうか? 「できない子どもたち」に取り巻かれていて、目立つことをセーブしてしまうのでしょうか? それでは創造になりません。「できる子」はどんどん自由に楽しく創造の高みへと突っ走っていく。「できない子」はそれに刺激を受けて、後を追いつつ自らの壁を越えて成長していく。そこに共感しあう環境が整って始めて、稽古場は真の創造の場になります。

この考え方はいかがでしょうか?
私たちがわサイドの出来る・出来ない子というのは、少しだけ違和感を感じます。
私はどちらからも刺激を受けるべきだと思います。
出来る子が引っ張って行く事もあり、
出来ない子の情熱や頑張りが引っ張って行く事もあり・・・

男の子は分かりませんが
女の子はどの子にも思春期があります。

今までは平気だった事も、恥じらいや躊躇
色々な感情が出てくる時期でもあります。
でも様々な人たちの影響を受けるのもこの年代の子供達です。
厳しくは必要です。
でもその厳しさが、直に伝わらない時期でもあります。
今関わって下さっている方の優しさは重々感じますが、人其々感性は違います。
全ての人たちに優しさと細やかさを
褒める・怒る・指導する・・・
時間が足りない中での活動ではありましょうが、
市文ならではの細やかさ・・・
出演者・指導者・全ての人たちが感じなければ、絵に描いた餅に終わります。
皆で気合い入るように、頑張って欲しいですし、頑張りたいと思います。
Posted by 一員として at 2011年02月08日 21:46
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