2011年05月25日

人間の美しさ

先週末、いつも振付を担ってもらっているまあちゃんたちのダンスパフォーマンスを見に行ってきました。
総勢20人、休憩10分を挟んで2時間、踊りに踊るというパフォーマンス。ちょっと食傷気味という感も否めなかったのですが、なんともエネルギッシュな舞台でした。
「どれほど稽古したんだろう?」・・・そればかり考えていました。まあちゃんを見れば、げっそりとやせ細っています。グループを交代しながら、みんなが次々と登場しては踊りまくるのですが、みな息も上がらず平静さを装っています。
ダンスパフォーマンスを見ていていつも思うのは、体力勝負だということ。掛けた年季や日々の精進が舞台でさらけ出されてしまいます。どんなに情念を語っても、それを表現している肉体に未熟や無理があれば、観客のイメージを損なってしまいます。
日本でダンスなんてほとんど職業にはならないでしょう。多くの人が普段は他の仕事をしながら資金をためて、数ヶ月の公演体制に集中していくわけでしょう。
ここでプロとアマの違いは何かと考えてしまいます。現実にはほとんど意味をなさない設問ですが、それでもやはり違いはあるように思います。意識の違いか人生に占める重さの違いかといったことでしょうか。
自分の全存在を舞台にかける・・・といった覚悟を彼らから感じ取りました。踊ってる彼ら自身が美しかった。それが感動の中身だったと思います。
省みて、ぼくら市民がやってる舞台活動、人生の基盤が生活にあるのですからもちろんアマチュアであり、自分の全存在を舞台にかけるとはいかないのは当然ですが、それでも舞台に立つ以上は精一杯美しく輝きたいもの。アマチュアの到達点を物にしたいなあと夢見ながら、同行したみなと別れて一人酒を飲んで帰りました。
posted by ヨッシー at 21:20| Comment(0) | 未分類
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