12日の日曜日、市川市邦楽連盟との「伝統コラボレーション」、演劇ワークショップ「雪やこんこん」の発表が終わりました。
会場には50名ばかりのお客様がおいでくださり、いつも率先して笑ってくださるWさんを始め沢山の方の反応もあって、賑やかに楽しげに1時間40分の発表を終えることができました。
誠にありがとうございました。
近頃演技に挑戦したいという方が増えてきているように思います。実際ぼくにも「ヨッシー劇団を作らないか?」とか「初級講座をやってほしい」といった要望も届いています。
ぼくが責任を持つ市民劇団を立ち上げることには実は躊躇しているところがあります。劇団員は当然どんどん上手になっていくわけですから、市民ミュージカルなどでもオーディションすれば当然いい役についてしまう可能性が生まれます。「あの人たちばかりいい役をやれる」という批判が目立ってくるでしょう。
そこで、打ち上げの席で出た話ですが、「このようなワークショップをどんどんやってほしい」という声には応じられるかと思います。
もっとも今回も、参加者の技量の差が出たこともあり、人数も多かったこともあり、途中から発表対策に比重を移したこともあり、「基本から学びたい」という要求には十分に答えられずに終わってしまった反省もあります。
どういう体制と目標で取り組んだらいいか考え直さねばなりませんが、ひとまず人数と日数と目標限定の初級講座をやってみるのも面白いかと思います。
落ち着いたら、いちぶんネットワークショップとして、台詞の読み取り方や発声指導から始める週1回程度の演劇初級講座を提起してみます。演劇を一から学びたいと思っておられる方、ご期待ください。
発表会では、ぼくも前向上に挑戦しました。台詞を覚えようとしたのですが無理でした。舞台に上がる前には久し振りに緊張しました。仕込みやバラシに身体を動かしていい汗をかきました。そして打ち上げでのおいしいビール。どれもこれも演劇ならではの楽しい経験です。老化防止にもってこいの手法です。演劇を楽しんで、みんなでどんどん若返りましょう。
2011年06月19日
御礼申し上げます
posted by ヨッシー at 15:04| Comment(2)
| いちぶんネット
わたしのようなあぶれ者には、WSはありがたいです!!どうかまた、ぜひ、お願いします。
「また芝居やりたい!」と思っても、或いは「また一緒に芝居やろうよ!」と誘われても躊躇してしまう理由の1つに、標準語を喋れない、滑舌が悪い、訛ると言う言葉へのコンプレックスがある。
ガスも水道も無かった東北は秋田の山奥で生まれ、幼い頃から村のジジババ達の茶飲み仲間のようにして育てられた私には、地元の方言と訛りがしっかりと染み付いていて、東京に出て来て35年、同郷の知人からは「だいぶあが(垢)抜げだな!」と言われるようになったものの、どれだけ灰汁が強いのかいまだ抜け切れていない。
そんなカントリーボーイな私でもシティーガールを嫁に出来たし、日常の生活に困ることはない。ちゃんと会話もできるし仕事もできる。時々、初対面の人との(標準語での)会話の後に「東北はどちらの出身ですか?」と聞かれてドキッ!とする時はあるが、愛嬌で済ませてしまう。
しかし、芝居はそうはいかない。
「てやんでい!」の江戸言葉も秋田訛りになるし、名古屋弁の名台詞までが秋田訛りになっていたと友人知人に(爆笑されながら)指摘される。これでは、脚本家や演出家に申し訳がたたない。
もしも、井上ひさし作『吉里吉里人』を上演するというなら、「市川で、吉里吉里語すらすらっと喋れるのは俺ぐれしかえねべえ!!なんとしてもおら(俺)のごど吉里吉里人のやぐどして、つかてけねべが?」と迷わず手を挙げるところですが、現実の芝居はそうはいかない。吉里吉里国国立劇場のオーディションを受けてみたいが、震災の被害が大きくて募集を中止している。(噂では、吉里吉里国の被災民が市川市内で『吉里吉里募金』を集めているらしいが・・・)
いずれにしても、再び舞台に立つ為に「あめんぼ赤いなあいうえお・・・・・」からやり直し、『演劇初級講座』「台詞の読み取り方」や「発声指導」から勉強してみたいと思います。
目標?? 芝居以前に一冊の本を小中学生に読み聞かせることができるようになりたい!! (息子の読書嫌いを無くすためににも)