昨10日は「それからのブンとフン」の稽古2日目。読み合わせのオーディションとともに、ダンスと歌唱のオーディションも行いました。
28度に設定された大会議室は踊りでも踊ろうものなら途端に汗だく、みんなぐったりして終わりました。
その暑さの中、どうしても頭をよぎるのは東北の避難所に追いやられたままの人たちのこと・・・
冷房もない、虫が入ってくるからと窓も閉められ、扇風機の生暖かい風だけにさらされて、将来の展望もプライバシーもない生活を強いられている人たち。
福島ばかりでなく関東一帯の子どもを持つお母さんたちは、線量計片手により数値の低い子どもの遊び場所を求めて、あるいは食品を求めて、神経質におどおどした暮らしを余儀なくされている。
避難所の人たちはやがて時が来ればよりましな生活に戻っていけるのかもしれませんが、放射能を相手にしたこの不安はいったいいつまで続くのでしょうか。子どもの成長にとって、この積もり積もった不安感がどう影響していくのか、ほんとに胸つぶれる悲しさです。
それにしても日本の議員たる連中の人間的な貧しさ、器量の狭さ、知的アホさ、破廉恥ぶり、はなんたる低落ぶりか!
菅首相の辞任を巡る議員たちの応酬を見ていて、これが日本の議会の本質かと思うと情けなくなる。松本前大臣の昔のままの権力者ぶりを見ていると笑いたくなる。
まさに今稽古している「それからのブンとフン」に出てくるばかばかしい漫画的な権力者どもとそっくりの始末です。
そしてわが市川市議会では、歴史を偽造するろくでもない教科書選定請願が採択されてしまいました。個人的見解を何一つ披瀝しないまま、ろくな議論も交わさないまま、なし崩しで党議拘束して圧力に屈しようとしている市議会議員たちの悲しさ情けなさ、憮然たる気持ちになってしまいます。
ひょっとしたら、どこかの町であったように、まず特別支援学校の社会科教科書として採用され、その後でなし崩しに使用を拡大させようとしているのではないか、権力者どもの姑息な手段と差別意識を感じざるを得ません。
とはいえ、こういう人間どもを選んでいるのは国民です。私であり、あなたです。
テレビと同じレベルで面白おかしい話題で溜飲を下げていては、この国の悲惨さは何も変わらない。
権威と常識に果敢に挑戦していく大泥棒ブンが今こそ日本に世界に活躍するのに手を貸したいと思います。
2011年07月13日
暑さの中で・・・
posted by ヨッシー at 01:26| Comment(0)
| 井上ひさし顕彰市民公演
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