2011年07月21日

55,152件

昨日20日の夕刊で、2010年度中に全国の児童相談所が対応した児童虐待の件数が55,152件に達したと知った。
何という数字だろうか!明らかになった数字だけでこれだ。潜在件数を類推すれば、全国でいったいどれほどの子どもたちが苦しい毎日を過ごしていることだろう。
年間自殺者数3万件といい、この数字といい、何という悲惨な暮らしを日本人は(日本人だけではないだろうが)送っているのか。胸つぶれる思いだ。

僕の女房は公立中学の教師、2教室が学級崩壊の状態。教師全員が対応に追われて、帰宅するのは毎晩夜9時、慢性疲労状態になっている。児童相談所の数少ない職員たちも一人ではとても対応できない件数を抱えて四苦八苦で対処していることだろう。子どもたちの悲鳴が充満しているのだ。
どうしたらいいのだろう?どうしたらいいと思いますか?

大人が崩壊しかけているのです。大人が生きていく喜びを見出せないまま、何かとんでもない虚無の中で苦しんでいるのです。本当に何という悲しい社会の中で私たちは生きているのでしょうか!
「面白い活動は人を街を元気にする」なんて甘っちょろい幻想を標語にして、演劇やミュージカルに現を抜かしていていいのか、いちぶんネットよ!と叫びたくなります。どうしようもない現実を前に、どうしようもない非力を感じながら、政治を諦め、神様なんぞにすがることもできないで、世の中ってそんなものだとうそぶきながら、夜の暗闇にこだまする子どもたちのうめきや泣き声をただじっと耳を押さえて耐えるしかないのでしょうか?

と正義ぶった物言いをしながら、ビールの見ながらプロ野球実況を楽しんでいる僕でもありますが、それでも・・・
どうしたらいいのだろう? 皆さん、どう思いますか?
posted by ヨッシー at 11:23| Comment(1) | 未分類
この記事へのコメント
いちぶんさんはパワーのある人々が集う場所、もしくは、元気を失いそうな人がエネルギーを充填しにくる場所、ぜひ『面白い活動』を続けてください!!

振り返るとただならぬ現実が迫ってくる今日日。わたしはここでエネルギーを充填して元気をもらっています。

Posted by みさ at 2011年07月21日 14:36
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