「それからのブンとフン」とチャレンジド・ミュージカルの土日連続で稽古、それに平日夜の稽古も2回入って、いちぶんネットの来年度の事業計画や人事体制、保存要請の署名活動を始めた赤レンガ保存活動、もろもろの雑用など、気づけばガックリ疲れた自分がいて、六十路に入った肉体の衰えを感じざるを得ません。
今回のチャレンジドM「LEO NI LEO」では、「私の最高の一日とは何か?」を巡って子ども・青年・大人それぞれの活躍の場をつくろうとオムニバスドラマに仕立てました。
昨日は各場のキャスティング発表。お母さんたちはその後早くも「ああでもない。こうでもない」といった解釈や工夫談義が始まり、その芸熱心さに驚かされます。
青年層との話し合いでは、やはり抽象的な議論が理解できなかったようで、ハイといういい返事だけは返ってきたものの、先行きの不安を感じざるを得ません。さて、どうなっていくのやらなんとも複雑です。
残り1ヵ月半となった「それからのブンとフン」、初めて全幕の通し稽古を試みました。俳優の皆さんが感じたのが「何と疲れることか!」という発見。最近は台詞を機関銃のように早口でまくし立て、同時に重要な台詞を明瞭に表情豊かに「粒立てる」ことを目指しているのですが、人間の身体はそうはうまく対応してくれません。途中まで奮闘していた肉体がいつの間にか意志を裏切って楽さに戻ろうとします。役者たちは精一杯エネルギーを発揮しているつもりでも、僕から見ればまだまだ自己破壊が足りない。
この芝居で必要なのはあくどいばかりの爆発的エネルギー、井上作品の笑いは観客に「たくましく生きろ!」と呼びかけます。役者がたくましいエネルギーを発揮しなければ話になりません。この先彼らをどこまで追いつめられるかが勝負です。
となれば、問われるのは僕自身のエネルギー。作家の新田次郎は晩年、衰えいく身を鞭打って「さあ、闘いだ!闘いだ!」と叫んで毎晩机に向かっていったそうです。髪は薄くぼやきは厚くなったこのジジイも負けて入られません。先頭になって奮闘するしかありません。がんばります!
2011年10月18日
闘いだ! 闘いだ!
posted by ヨッシー at 22:58| Comment(2)
| 井上ひさし顕彰市民公演
「闘いだ!!」今回のブログのタイトルは、私が毎朝気合いを入れるために、呟いている言葉そのものです。大袈裟でも何でもなく、日々闘いです。
日野原重明先生がおっしゃっていました。「人は始めることさえ忘れなければいつまでも若い」と…
終わりの次には新たなる始まりがあって、それこそが今を生きるエネルギーなのでしょぅ。
この頃、新聞やブログ等で目にする言葉から、たくさんの生きるパワーをいただきます。
「やらないより、やる方がいい」
「本気でやることに無駄なことは何もない」
「一瞬の喜びのために毎日辛いことを頑張る」
年を重ねるほど、新たに始めることは、辛い。
でも、だからこそ、伝わってくるエネルギーは半端じゃない。
今回もヨッシーさんのブログからそのエネルギーが、ビンビン伝わってきました。
そのエネルギーをもとに、私もまた闘います。
ヨッシーさんもファイト!!です。
いっぱい いっぱいぼやいてください。
他人のぼやきを聞くの(読むの?)結構好きですよ。