2012年01月13日

いちぶんネットの方向性

今年、いちぶんネットは10歳になります。
この間のさまざまな企画を通して出演者やスタッフとして参加された方が述べ3,500人、観客として参加された方が述べ40,000人、大雑把ですがそんな数字が上がってきます。
生き生きとした活動を10年つづけることがどんなに大変かご想像いただけると思いますが、結成時から余り変わらないメンバーとこうした活動を一緒に作ってきました。周囲を見回してみると、みな10歳年を取っていいおじ(い)さんおば(あ)さんなのに、まだまだ飽きることなく続けそうな気配で、内心驚かざるをえません。
10年という期間で仕事の成果は大体読めるもの。成人となって10年を6回繰り返せば社会人としての活動は終わってしまいます。そう考えれば人間の命もはかないものですが、僕には後2回の変化が許されていることになります。
近頃、仲間と「いちぶんネットの今後」についてよく話し合ってます。ぼくらは「市民芸術を通して世の中を変えたい」と願ってNPOを結成しました。結果、沢山の市民との熱い交流は生まれましたが、世の中を変える力にはなっていません。偉そうに言うようですが、そういう大きな気概を持たないと持続する力は湧いてきません。
でも、参加者募集の記事を見て思い切って飛び込んできた方々が実に生き生きとした表情に変わっていく姿を見てきました。「世の中を変える」って、そういうことなのかもしれないとも思います。
今年はいちかわ市民ミュージカルの第6回公演の年、一番の不安は創造の困難さよりも、広い稽古場が確保できるかという物理的な問題です。そんな問題で公演が続かなくなるなんて悔しいという以外の言葉が浮かびません。
そして、自分たちばかりで創造を楽しむだけでなく、もっと広く市民のさまざまな芸術文化活動を支援していくことがネットワークと名づけたいちぶんネットの役割ではないかとも議論しています。
とはいえ、面白くなくなれば持続する意味はない。これが原則です。
早急な結論は出ませんが、今年一年、いちぶんネットと僕自身の今後の方向性を探っていこうと思います。世の中を変えるために!
posted by ヨッシー at 09:16| Comment(1) | いちぶんネット
この記事へのコメント
明けましておめでとうございます。
お久しぶりです。正直言って、私なんかがコメントしていいのかしら…といつも恐縮しながらコメントしています。
でも、ヨッシーさんのブログを読んでいて、心にズンと響く文章を発見してしまうと、つい心と指が動いてしまうのです。
まわりくどくなりましたが人を変えるって、すごいことです。人を変えなければ世の中はかわりませんよね。
私は日々、子供たちの表情に一喜一憂しています。大分規模は違うけれど、私が変われば、子供たちも変わる…それが世の中を変えることに…なんて大胆な発想をしてみると、また、違った熱いものがこみあげてきて、私にもまだ何かできそうな気持ちになってきます。この熱いものがなくなったらやめようかなと…

とにかく、心動かされた時は、性懲りもなくまたコメントさせてください。
寒さ厳しい折りご自愛くださいませ。
長々と失礼いたしました。m(__)
Posted by 紀子 at 2012年01月14日 10:57
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