2012年04月16日

願わくは花の下にて春死なん

と願ったのかどうか、満開の桜の季節に姉が逝きました。74歳でした。まだまだやりたいことが多かった姉は悔しい思いだったでしょう。合掌。
年老いてくると兄弟姉妹の死は特に堪えます。死がほんとに身近なものとして実感させるからでしょうね。僕もそう長くはないでしょう。もう、自分にはどうしようもないことには余り悩まず、自分ができることに集中していこうと思います。
見回すと、いろんなことに悩んでいる人が多い。悩みのない人生などありえないのですが、そして若い頃の悩みもいいものではあるでしょうが、今の僕には「もったいない」、僕自身の手では解決しない悩みや鬱に落ち込んだりしているのがもったいないと実感します。
このところ事務的な仕事に追われています。それはそれで「やるべき課題」だと思うのですが、やはり創造的な時間がほしい。そう思ったら自分でその時間を見つけることです。そうできない不満を口にしても仕方がありません。これまではそれができなかった。できないのを周囲のせいにしてきた。そういう他人のせいにする姿勢だけはもう捨てようと思います。
「悩みとはそんなものじゃない。自分ではどうしようもない悩みに落ち込んでしまうのが人間だ」という意見もあるでしょうが、そういう悩みには鈍感であろうと思います。
なんだか妙にナーバスになっているのは、すぐこの後に続くであろう母や長兄の死を見据えているからでしょうね。悲しいけれども、それは不幸と言うものではない。少なくとも「息子よ、弟よ、お前は残る人生をどう生きるか」と問いかけてくれているのだと思うことにしています。
抹香臭い話になってごめんなさい。
posted by ヨッシー at 08:51| Comment(1) | 個人的分野
この記事へのコメント
お姉様のご冥福をお祈りいたします。

久しぶりにお邪魔しましたが、ブログの一文一文が、今の私に向けられているようで、何度も一人頷きつつ読み返してしまいました。
世間の皆様は、あまりご存知ないと思いますが、教師も、子供に直接関係のない事務仕事が結構多いのですよ。それも、年々増えています。
子供たちのために、あれもしたい、これもつくりたいと考えていると、いつも日付が変わってしまいます。年と共に、仕事の能率も落ちました。
なんて、ついぼやいてしまうのですが…。
そんな時は、こうして、何とか健康で働けることに感謝しようと、自分に喝を入れています。

目の前に、子供たちがいるのですから、今は、悩んでいる時間がもったいない。まさにそのとおりです!!
ありがとうございました。m(__)m
ヨッシーさんもファイトです。
Posted by 紀子 at 2012年04月23日 10:47
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。