チャレンジド・ワークの演劇部門の担当が終わりました。
「気持ちをのせて台詞を言う」という課題に少しばかり挑戦しました。「どこへ行きたいか?」を具体的に思い浮かばせて、「オーイ、飛行機よ。俺を000に乗せてってくれえ!」といった台詞を一人一人に挑戦してもらいました。これまでと全然ちがったいい表情の声が響きました。これからも少しづつ台詞術に挑戦していきたいものです。
ところで、子どもたちが脱力するということができないことに改めて驚きました。ゴロンと床に仰向けに寝させて手足を揺らせて緊張を取る(脱力する)のですが、これがなかなかできない。ゆっくりと時間を掛けて関節の一つひとつの緊張を解いていって始めて「脱力状態とはどういうものか?」を実感してもらうのですが、すぐに突っ張ってしまう。どういうことだろう?
傷害ゆえの肉体条件かもしれませんが、チャレンジドミュージカルの出演者同士でよく知った仲間の中にあっても、他人と向き合うのにものすごく緊張してしまっている、そういう身体になってしまっているのかと思うと悲しくなってきます。もっともっと時間をかけて向き合っていく必要を感じました。
もう一つ、市民ミュージカルに出演応募してくる子どもたちの数が増えていません。これもどういうことだろう?
学校でチラシを配布してもらってないのか? そういうことに興味を持つ子どもが減ったのか? 参加費が高いのか? そんなことにかまけていられないほどみんな忙しいのか? 忙しい忙しいというばかりの子どもって一体なんだろう? 子どもは普段何をやっているのだろう? 塾に追われゲームや一人遊びに埋没する子どもたちが大人になった社会ってどうなるんだろう?
子どもから大人まで300人がワーッとしたエネルギーを発散させるという時代ではもうなくなってきたのかしら? ここは真剣に考えなければなりません。
2012年05月01日
どういうことだろう?
posted by ヨッシー at 18:43| Comment(0)
| 第6回市民ミュージカル
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