2012年05月07日

誰もがやはりゴールデンウィーク

長いゴールデンウィークも終わりました。
やたら交通事故があったりしたけど、世間はやはりみんながお休み、どこかのんびりした気分が広がっていましたね。
我が家では朝から鶯の鳴き声とまるでわからない外国語が聞こえています。教師を退職した女房がトルコ語を学び始めているのです。「昨日覚えた単語が今日はすっかり忘れている」と文句いいつつ、次々と新しい興味と関心へと突っ走っていく姿勢はすてきです。
僕も負けじとさまざまな雑用を片付けていくのですが、肝心の創作では、次回のチャレンジド・ミュージカルの台本「大好き!」がなかなか進まない。全く困ったものです。
前回の観客アンケートに「もっと障害児らにふさわしい内容の台本を書くべきだ」という批判がありました。僕はそういう考えが大きらい。きっとその人は障害者や弱者を善意や純粋という枠の中に押し込めて安心していたいのでしょう。僕はそういう考えを差別だとすら思ってしまう人間です。障害があろうがなかろうが、過酷な現実に立ち向かう勇気と力を身につけていってもらいたい、大げさですが、舞台表現とはそうした力を身につけていく一つの手段だと僕は思っているのです。
とはいえ、彼らの今の能力のちょっと先を目指して、それに対応する面白い台本を書くというのも結構骨の折れる作業、老い行く身には新鮮な発想がわいてきてくれません。もっともっと彼らと直に交わって、その本音を探り出す努力をしなければと痛感しています。
posted by ヨッシー at 10:43| Comment(0) | 第8回チャレンジドM
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