2012年05月28日

稽古3日目

27日(日)、南行徳公民館で「手鞠歌」の稽古3日目。
大きなホールが借りられず、大人と子どもとが全く別々の稽古を進める形になってしまいました。
全員合唱の後は「狐行列」の基本歩行の稽古、そして補充オーディションとあっという間に終わってしまいます。でも雰囲気は上々。みんなが熱心に楽しげに稽古に集中している姿は圧巻です。稽古後のスタッフ会議でも、今回は大いに期待できそうだとうなずき合いました。
次回は、第2次オーディションを兼ねた「読み合わせ」です。極力前回とは違う配役にすべきだと確認しあいました。演出として欲を言わせてもらえば、例えば「渡り人足の弔いの三郎」のような硬派のカッコイイ青年俳優がいないこと。「そんな若者がどこにいる?」・・・そう、まあ、ね。
ところで、NHKの未解決事件ファイル「オームサリン事件」を見ました。何とも重いつらいテーマでしたが、NHKならではのいい番組でした。人間救済を願って参加した組織がいつの間にかジコチュウ的な論理と行動に突っ走っていく・・・宗教団体特有の事件と決めてしまっては本質を見失います。僕は組織と個人のあり方を巡る究極的なテーマと考えます。麻原やヒトラーといった独裁者よりも、それに従っていく周囲の人間たちの方に目が向きます。僕ら一人一人の人間は弱い。外部を遮断して内向きな論理ばかりに陥ってしまうと、誰もがああした行動に犯されていく。大きかろうと小さかろうと集団の中で自分の存在を確かなものにしようとすればするほど、むしろ組織の内部論理にすがろうとしていく・・・そこに個人としての理性はどうすれば確保できるのか? 人間という社会的集団の永遠のテーマですね。
posted by ヨッシー at 10:55| Comment(0) | 第6回市民ミュージカル
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