3日(日)、初めての台本読み合わせと説明をしました。
休憩を挟んで約3時間。小さな子どもたちも良くついて来ていました。驚いたのは、初読みだというのに、皆さんが場面で要求されている人物のやり取りをよく理解しかつ気も入っていたこと。一言でいえば「みんな上手になったなあ!」という感想です。
そう難しい台本ではないけど、初演のDVDと見比べたら違いは明らかです。あの頃はまるで学芸会の演技。それを許してしまった演出の責任もありますが、「ダメ出し」が効かない現実もありました。
今回はオーディションの頃からちがってました。大人はもちろん、子どもたちも以前はボソボソと自信なげな子が多かったのに、今回はみな声も出て工夫もあってちょっと驚かされています。
こうなると配役選考がほんとに難しくなります。贅沢な悩みが増えるわけです。
ところで、その夜はワールドカップアジア最終予選。攻めあがろうとしない相手に前半で本田が最初のゴール。打つべき人が打って嵩にかかって多いに攻めあがるかと思いきや、途端に慎重な構えに終始します。あの試合なら5点は獲得できたでしょう。何故調子に乗って攻め上がらないのか・・・そこに今の日本を見たのは僕だけではないでしょう。どこか慎重、言い換えればどこか自信なげな日本人の姿が浮かび上がります。つまらない。小さく小さくなっていく日本人が、その生活ぶりがつまらない。
これまで経済成長だけにすがって誇りを感じていたから、経済が斜陽化を迎えると途端に自分を見失ってしまう。文化を取り戻さねばなりません。せめて、市民ミュージカルという面白がるだけが取り得のイベントを徹底的に楽しむ行為が僕らの人生を燃え上がらせてくれるんじゃないか。それが文化の力です。
やるときはやるんだ! その一瞬の高揚が人生を社会を変えることもある!
2012年06月04日
ほんとにみんな上手になった!
posted by ヨッシー at 10:43| Comment(1)
| 第6回市民ミュージカル
ブログを拝見して、今までのお互いのご苦労と
努力の積み重ねが実を結んできたこと推察いたしました。
どんな人生でも守りに入ってしまうと小さくなって心臓もそのまま止まってしまうような気がします(笑い)