2012年07月09日

♪お父ちゃんのためなら エンヤコーラ 子どものためなら エンヤコーラ

4つの稽古場をフル回転させて、演技の稽古も始まりました。
短い時間でしたが、最初にみなで読んでもらって、演出のダメ出しを確認して、もう一度読み直してもらう。それだけで俄然良くなっていくのに驚かされます。特に狭い和室に肩寄せ合ってニコヨングループの稽古は面白かったですね。女性陣の圧倒的パワーが男どもをタジタジとさせていくのが何とも愉快でした。やはりこの世は女天国になりつつあります。
その夜、湯船に浸かりながら口ずさんだのが「ヨイトマケの唄」。いい歌です。泣けてきます。♪お父ちゃんのためなら エンヤコーラ 子どものためなら エンヤコーラ・・・
あの頃のお母さんはほんとうに朝から晩まで働き尽くめでした。僕のお袋もそうでした。今度の台本では、男が若い頃のお袋を発見して「母ちゃん、母ちゃん・・・!」と呼びかけますが、日本の男は奥さんにも「母さん」と呼びかけてお袋の幻影を追い求めているようですが、それほど昔のお袋という存在は大きかったのでしょう。「冗談じゃねえ!」と現在女性は怒り出すでしょうが、男女の生物的存在の違いはやはりその辺りにあるのではと思えてきます。
「手鞠歌風にのって」では事故を起こした責任に玄さんは悩み苦しみます。そしてある日、「俺には子どもがいた。自分の苦しみだけにおぼれていてはいけない」と気づいて再び立ち上がります。そう気づかせたのは息子の「嘘」でした。「嘘」に秘められた息子の「愛」でした。前回はそこばかり強調していましたが、お袋の敏子さんの存在の重要性に改めて光を当てる必要がありますね。親父が全く働かなくなった間、文句一つ言わずに働きだして家族を支えます。「このままで終わる夫ではない」と信じて復活を待つのです。兄や姉も家族を支えます。昔の日本映画に数多く見られたテーマですが、いい家族ですね。涙が出ます。入院中の僕のお袋を想って、涙が倍になりました。
posted by ヨッシー at 09:57| Comment(2) | 第6回市民ミュージカル
この記事へのコメント

毎回のヨッシ―・ノートの文章から毎回、心洗わ
 
 れる思いをしています。今回もそうです。私は

 5人兄姉の末っ子で一番上の兄とは16も年が

 離れていまして、私が1歳4カ月の時、父が

 病死しています。父が残した雀の涙ほどの蓄え

 があったとしても5人の子供を残されたその後

 の母の苦労は計り知れません。一日の用事が

 一段落した夜にヨッシ―さんと同じく小さな体

 で黙々と働く母の姿を思い出し涙です。慈悲深

 い母の愛は永遠ですね。昨日、初演の「手毬歌

  風に乗って」のDVDを見ました。涙と共に感動

 でした。 よし! 今回もみんなで支え合い助

 け会って大きな感動と喜びのミュージカルにす

 るぞ!と新参者ながら決意を新たにしました。

             バッシ♡(◕ฺ‿◕ฺ✿ฺ)
Posted by 石橋恵子・・・バッシ at 2012年07月13日 12:31
コメントをありがとう。
母の愛はほんと強いものですね。小さな頃にあの柔らかで温かな身体に包み込まれた記憶は幾つになっても生きていく力を与え続けてくれます。
Posted by ヨッシー at 2012年07月17日 12:16
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