5日、始めての通し稽古を公開稽古の形で行いました。予想以上の観客と報道記者が見に来てくれました。
なかなかの出来ではありましたが、まだ手をつけていない場面もあまりにも雑な場面もあります。「最高の舞台を創りたい」と欲張っている立場からは正直ちょっと焦ってきますね。
自分を強く印象づけたいと欲張る大人たちのそれぞれの工夫が目立ってきました。とても嬉しいですね。たとへ群集シーンといえど一人ひとりの個性を持った集まりです。創造とは教えられるものではなく、自分で生み出すものですし、舞台では目立って何ぼ、やった者勝ちの世界、稽古中はどんどん工夫して達成感を味わいましょう。役者の工夫が見えれば見えるほど演出のしがいも増してきます。
子どもたちが奮闘しています。少ない人数でよく歌声を響かせています。ですが、子どもたちはお互いに励ましあって自分も相手も上達していくという姿勢が弱い。リーダーになりたがらない。そういう高度な姿勢はやはり体験を積み重ねていく必要があるのでしょう。この機会にぜひ学んでほしい人生態度です。
とはいえ、まだみんな自分の殻を壊そうとしていない。「自分にこんな感情があったのか!」「自分にこんな行動ができるのか!」という発見が少ない。舞台は嘘の世界、嘘を通して真実を味わう世界。俳優は登場人物を演じて新しい自分を発見していく仕事。普段の生活では決して味わえない冒険が許される世界です。
残り1ヶ月、思い切り自分の限界に挑戦してほしい。それがあって始めて「ヤッタア!」という達成感が味わえます。それが市民芸術活動の最大の魅力なのだから。ぼくも3キロ痩せたくて最大奮闘します。アレ?目的が違うか?
2012年08月06日
公開稽古
posted by ヨッシー at 13:02| Comment(0)
| 第6回市民ミュージカル
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