1泊2日のミュージカルキャンプ、お疲れ様でした。
最後の通し稽古には袖掛けの松も登場して、出演者も舞台のイメージをつかむのに役立ったかと思います。「客席から登場する」という課題も、始めてそれらしく動けてホールでの動きのイメージに役立ったでしょうか? 稽古場の床に線で描かれた坂道のイメージはどうでしょうか? 舞台セットのイメージを稽古場で明確に持ってもらうことは、始めての方には難しいものです。本当は稽古場に本物のセットを組んで稽古できればいいのだけれど、それは無理な夢なので、いつも本番前の場当たりで「こんなに舞台や客席は広いのか! こんな大掛かりな舞台セットなのか!」と驚くことになってしまいます。
さて通し稽古、終了後の演出のダメ出しが「ダメだ!」と強調されるだけで終わったことに皆さん「不安」を感じてしまったことでしょう。「何故ダメなのか。どうすればいいのか」を指摘しないまま終わってしまったことを反省しています。次回の稽古の最初に「ダメ出し」を確認し合います。
まず、子どもたちの集中力が続かないことを指摘しておきましょう。この後1日2回公演に耐えるだけの集中力と体力を身につけていくことが課題です。
集中力は大人にも言えること、今やってる歌や振付をこなすことに追われて場面の全体の動きや流れにまで神経が行き届かないから、どうしてもセリフのトチリが生まれてくる。余計な間ができて舞台が死んでしまう瞬間が生まれる。克服するためにはまず、自習稽古を利用するなどして歌や振りを身体にしみこませること、一人ひとりが自分の担当部分をしっかりと台本上でチェックすることが必要です。それを前提に稽古場では細部の稽古を詰めていくことになります。
まさに追い込みの稽古、時間との闘いです。一人ひとりが責任を自覚すれば舞台はどんどん迫真性を帯びてきます。頑張ろう!
2012年08月14日
不安
posted by ヨッシー at 09:32| Comment(1)
| 第6回市民ミュージカル
大変お世話になりました。ありがとうございます。
過日の南行徳稽古の際に掲示されていた本番舞台図と初回手毬唄のDVDにある舞台セットをイメージしてスタッフの皆様が苦心なさってひかれたラインを注意しながら稽古をしていますが、歌と振りに追い立てられると、ついフラットな感じで階段や坂道をまたいでしまいます。本番では通用しない怖いことだなぁと反省です。
自分自身の不安な点を台本と付き合わせて一つ一つ塗りつぶしていかなくてはと猛反省です。
「余計な時間ができて舞台が死んでしまう瞬間が生まれる」・・・・大事な事学びました。