チャレンジド・ミュージカル8「大好き!」も、残り稽古3日。本番まで2週間に迫った。
昨24日は最後の台詞重視の抜き稽古。子どもたちがストーリーの流れをどこまで理解し、一つひとつの場面でどのように心境を変化させているか不安だ。「そこまで理解できない子がいる」のかもしれないが、「そこをつかまないとドラマにならない」のも舞台表現の真実だ。理解の仕方はさまざまであろうが、何とか理解してもらいたい。だからこその工夫がまだ見つかっていない。
今回の舞台のできはいいと思う。緊張感がありエネルギッシュな興奮も得られている。チャレンジド・ミュージカルの一つの到達点であるとは思うが、「これでいいのだろうか?」、「ただの押し付けではないか?」、「障害のある子どもたちの表現とは何か?」、「上手下手、歌える歌えない、踊れる踊れない、を超えた彼ら独自の感性が跳躍するような表現方法があるのではないか?」・・・そんなことを切実に自問自答している毎日だ。どこかで大胆に発想の転換が必要だと実感している。
観客の数が伸びていない。どんなにいい舞台、意義ある事業でも観客が減ってくればつぶれてしまう。そして命にはすべて寿命がある。昨日稽古場で、ある子が「いつまでつづけてくれますか?10年ですか?20年ですか?」と聞いてきた。「ずっと、いつまでも続けるよ」と答えると、パッと表情が輝いた。その輝きが半分まぶしかった。
皆さん、ぜひ観に来てください。本物の表現を発見するためにも、まだまだ模索が必要です。そして皆さんの支援が必要なのです。
2013年02月25日
本番まで2週間!
posted by ヨッシー at 10:03| Comment(0)
| 第8回チャレンジドM
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