2013年07月04日

K K君

 K君は20代後半、チャレンジド・ミュージカルに何度も出演している青年だ。
 先日こんな相談を受けた。母子家庭だが、最近母親が病弱で一人暮らしを求められている。自分は施設や共同生活には不向きだが、といって一人暮らしをやっていく力もない。ヨッシーが世話をしてくれないかというのだ。
 市民活動に関わりだしたこの10年、いろんな“人生相談”を受けてきたが、とうとうこういう現実と向き合わねばならないかと、考え込んでしまった。
 「面白いかも」と始めたチャレンジド・ミュージカルを通して、それまで気にも留めなかった障害児・者のいろんな現実を学んできた。ぼくは芸術指導者であって福祉活動家ではない。彼らと心を通わすことは好きでも、人生の面倒まで見ることはできない。そういうスタンスでやってきたつもりだが、10年もやってるとそう割り切れることばかりでもない。
 K君は「だまされる」という言葉をよく使った。いろんなつらい目に会ってきたのだろう。K君のように、一人立ちを望みながらできないでいる人間、いざという際の支援を求めている人間にどう関わればいいのだろうか? 家族で稽古を楽しむ姿を見ながら、この親が年老いた時、この子たちはどのような生活をしていくことになるのだろうか? 
 一昨日も「国際ユニバーサルアートタウン」の設立準備会の世話人をお願いする会合を持った。僕が代表になれば、どういう責任が覆いかぶさってくるのか、実はまるで実感がない。ぼくはどういう風に彼らの人生と向き合っていくのか、僕自身の人生がどう変わっていくのか、・・・オロオロしながら、チョロチョロしながら、なるようにしかならない人生というものに、興味半分で、僕という人間を見つめている。
posted by ヨッシー at 10:26| Comment(0) | 個人的分野
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