最近、ヨッシーノートをさぼっていて、発信回数も減ってきました。
SNSに飽きた感じもします。独りでコツコツやれてる作業があって、たまにみんなと賑やかに戯れる機会があれば、それで十分という気がしてきました。自身の活力低下のせいか? コロナの影響か? 皆さんはいかがですか?
とはいえ、今日は映像提供の情報を二つ。
どちらも、面白く仕上がっていますので紹介します。
♪みんなで歌う「わが街いちかわ」裏方版を仲間が作成してくれました。
本来なら、今日あたりは、第10回公演終了の余韻と二日酔いに浸りつつ働くという状態だったでしょうが、残念ながら公演中止。どうぞご覧になってください。
https://youtu.be/ffBayOhcMso
もう一つ、市川市のアーティスト支援に応募した映像が、市の広報で紹介されています。
♪「いちかわ市民ミュージカル」メモリー
僕の市民舞台芸術との関わり20年を、「いちかわ市民ミュージカル」を通して振り返りました。映像掘り起しは市民仲間、僕は声を吹き込んだだけ。協力してくれた関係者に感謝!
https://www.ichikawaartcity.art/gallery1
2020年09月24日
「いちかわ市民ミュージカル 新映像二つ紹介」!
posted by ヨッシー at 11:46| Comment(0)
| 個人的分野
2020年08月10日
今できることを!
コロナ感染がまた拡大してるとの情報。
もううんざりです。いい加減にしてください、神様! コロナ様!
と、嘆いてばかりいても仕方がない。今できることを、今しかやれないことを、やっていこうじゃないですか。
ということで、市民仲間が面白いユーチューブ映像をつくってくれました。
https://youtu.be/ooNba-Y2nXs
♪“わが街いちかわ”は「いちかわ市民ミュージカル」恒例のカーテンコール曲。
公演延期でガックリしている仲間に、存続の危機に陥った「いちぶんネット」に、エールを送ろうと何十人もの仲間が力合わせてつくってくれました。みんな、ありがとう!
もう一つ、僕もがんばっています。
演劇台本「アラエッサッサー!〜林芙美子伝〜」(仮題第1稿)が上がりました。かなり面白いと自負しますが。
残りわずかな人生、お芝居をどんどん楽しもうと、劇団「市川座」旗揚げ企画第1弾になります。
いつ上演できるのか明確にできないのが今の悲しい状況ですが、めげてばかりいないで、できることは少しずつでも準備していきましょう。
もううんざりです。いい加減にしてください、神様! コロナ様!
と、嘆いてばかりいても仕方がない。今できることを、今しかやれないことを、やっていこうじゃないですか。
ということで、市民仲間が面白いユーチューブ映像をつくってくれました。
https://youtu.be/ooNba-Y2nXs
♪“わが街いちかわ”は「いちかわ市民ミュージカル」恒例のカーテンコール曲。
公演延期でガックリしている仲間に、存続の危機に陥った「いちぶんネット」に、エールを送ろうと何十人もの仲間が力合わせてつくってくれました。みんな、ありがとう!
もう一つ、僕もがんばっています。
演劇台本「アラエッサッサー!〜林芙美子伝〜」(仮題第1稿)が上がりました。かなり面白いと自負しますが。
残りわずかな人生、お芝居をどんどん楽しもうと、劇団「市川座」旗揚げ企画第1弾になります。
いつ上演できるのか明確にできないのが今の悲しい状況ですが、めげてばかりいないで、できることは少しずつでも準備していきましょう。
posted by ヨッシー at 15:10| Comment(0)
| 個人的分野
2020年07月23日
コロナと長雨
NPOの経営と補助金申請に鬱々としてるのも馬鹿らしくなって、閉じこもって劇作に励んでおります。
余生はお芝居大好きな市民仲間を集めて、「劇団市川座」を立ち上げて、たっぷり演劇公演を楽しみたい。
僕は大衆演劇に近いドロドロゴチャゴチャの舞台が好みなので、手始めに菊田一夫作の「放浪記」をやろうとしたけど、やっぱり上演許可が出ない(東宝のドル箱だからね)。
だったら「自分で書いてやる!」と「放浪記」を書きだした。
今さら林芙美子?と思わないでもないけど、勢いで取りかかったら、結構面白い。
これ書いたら、今度は石川啄木ね。
題して「変人奇人シリーズ」。
なんせ、こういう人物たちはエネルギッシュだから、凡人たるこちらも元気が出る。ほんと、生まれてきてくださったことに、好き勝手な人生を送ってくださったことに、感謝!
出来上がり、楽しみにしててください。
来年5月公演の予定。
でも、稽古できるかしら?
余生はお芝居大好きな市民仲間を集めて、「劇団市川座」を立ち上げて、たっぷり演劇公演を楽しみたい。
僕は大衆演劇に近いドロドロゴチャゴチャの舞台が好みなので、手始めに菊田一夫作の「放浪記」をやろうとしたけど、やっぱり上演許可が出ない(東宝のドル箱だからね)。
だったら「自分で書いてやる!」と「放浪記」を書きだした。
今さら林芙美子?と思わないでもないけど、勢いで取りかかったら、結構面白い。
これ書いたら、今度は石川啄木ね。
題して「変人奇人シリーズ」。
なんせ、こういう人物たちはエネルギッシュだから、凡人たるこちらも元気が出る。ほんと、生まれてきてくださったことに、好き勝手な人生を送ってくださったことに、感謝!
出来上がり、楽しみにしててください。
来年5月公演の予定。
でも、稽古できるかしら?
posted by ヨッシー at 13:26| Comment(1)
| 個人的分野
2020年05月09日
鬱にも厭(あ)きてきました!
5月は僕の季節。
さすがに心も浮き立ってきて、鬱々と過ごす毎日にも飽きてきたみたい。芝居の構想なども考えるようになりました。
今、「にわにわ」では水・土の二日、おいしいお弁当販売をしています。
「お弁当食べに来て!」と呼ばれて行ったら、「元気のないヨッシーを励まそう」と、ZOOMお昼ご飯会なるものが仕組まれていて、みんなと楽しく会話しながらお昼を楽しんだ。
ありがたい気づかいに感謝! そんなことの積み重ねが人を元気づけていくんだね。
仲間がいるって、いいね、やっぱ!
ワイフが白内障の手術で禁煙を命じられ、ついでだから夫婦でタバコを止めました。
450円×2箱×365日=328,500円
年間これだけのお金が浮くことになります。
何に使おうか!?
さすがに心も浮き立ってきて、鬱々と過ごす毎日にも飽きてきたみたい。芝居の構想なども考えるようになりました。
今、「にわにわ」では水・土の二日、おいしいお弁当販売をしています。
「お弁当食べに来て!」と呼ばれて行ったら、「元気のないヨッシーを励まそう」と、ZOOMお昼ご飯会なるものが仕組まれていて、みんなと楽しく会話しながらお昼を楽しんだ。
ありがたい気づかいに感謝! そんなことの積み重ねが人を元気づけていくんだね。
仲間がいるって、いいね、やっぱ!
ワイフが白内障の手術で禁煙を命じられ、ついでだから夫婦でタバコを止めました。
450円×2箱×365日=328,500円
年間これだけのお金が浮くことになります。
何に使おうか!?
posted by ヨッシー at 10:13| Comment(0)
| 個人的分野
2019年12月31日
今年もお世話になりました!
令和元年も、慌ただしく過ぎ行こうとしています。
障がい者のアート活動支援センター「HONGERA!」を8月末に開設して、ドッと多忙な生活に追われました。
10月の劇団ポラーノの公演を終え、今、チャレンジド・ミュージカル公演「七人の八百屋お七」とシニア劇団波瀾ばんばん座公演「子別れ」の稽古にお付き合いしています。
放課後等デイサービス「ハクナマタタ」の補助金がどんどん減額され、まっとうに運営していれば赤字になる始末。冗談じゃない。
新年早々には、9月の「いちかわ市民ミュージカル第10回記念公演」の第2稿を上げて、プランナーたちとの協議を始めます。
あれやこれやで逆流性食道炎がひどくなって、胃カメラ検査でピロリ菌が見つかったものの、一回の抗生物質治療でほぼ駆除できたのは幸いでした。
本年もご支援ありがとうございました。
2020年、皆様にも、よい年となりますよう!
障がい者のアート活動支援センター「HONGERA!」を8月末に開設して、ドッと多忙な生活に追われました。
10月の劇団ポラーノの公演を終え、今、チャレンジド・ミュージカル公演「七人の八百屋お七」とシニア劇団波瀾ばんばん座公演「子別れ」の稽古にお付き合いしています。
放課後等デイサービス「ハクナマタタ」の補助金がどんどん減額され、まっとうに運営していれば赤字になる始末。冗談じゃない。
新年早々には、9月の「いちかわ市民ミュージカル第10回記念公演」の第2稿を上げて、プランナーたちとの協議を始めます。
あれやこれやで逆流性食道炎がひどくなって、胃カメラ検査でピロリ菌が見つかったものの、一回の抗生物質治療でほぼ駆除できたのは幸いでした。
本年もご支援ありがとうございました。
2020年、皆様にも、よい年となりますよう!
posted by ヨッシー at 15:47| Comment(0)
| 個人的分野
2019年12月09日
追悼!
戦乱のアフガニスタンで、医療支援だけでは国民の不幸を救えないと、灌漑用水路建設へと支援の手を広げていた医師の中村哲さんがテロに合った。
憲法九条を掲げる日本人ならではの、一番ふさわしい形で国際支援を実践していた方だった。
生まれ変われたら、僕もこういう活動をしたいと憧れる方だった。
もう一人、もっと身近な人で、僕が市川での活動を始めた頃から大変お世話になっていた道具製作者(演出家でもあったのだが)の廻博之さんが病に倒れて不帰の人となった。
昨年の市民ミュージカル「michio!〜星野道夫物語〜」の5間×3間の大きな開帳場(坂になった舞台)を覚えておられるか? その上でカリブー役の170人が歌い踊るに耐える安全で堅固な舞台セット。あれを始めとする数々の道具をつくったり、本番スタッフとして協力してくれていた。
僕の無理な注文にも、頭を抱えながらニコニコと対応し黙々と応えてくれる、ほんとに気持ちのいい、すこぶる優秀で好人物な男だった。
昨日今日の別れの式には稽古があって出席できなかった。
廻博之58歳。悔しくて悲しくてならない!
憲法九条を掲げる日本人ならではの、一番ふさわしい形で国際支援を実践していた方だった。
生まれ変われたら、僕もこういう活動をしたいと憧れる方だった。
もう一人、もっと身近な人で、僕が市川での活動を始めた頃から大変お世話になっていた道具製作者(演出家でもあったのだが)の廻博之さんが病に倒れて不帰の人となった。
昨年の市民ミュージカル「michio!〜星野道夫物語〜」の5間×3間の大きな開帳場(坂になった舞台)を覚えておられるか? その上でカリブー役の170人が歌い踊るに耐える安全で堅固な舞台セット。あれを始めとする数々の道具をつくったり、本番スタッフとして協力してくれていた。
僕の無理な注文にも、頭を抱えながらニコニコと対応し黙々と応えてくれる、ほんとに気持ちのいい、すこぶる優秀で好人物な男だった。
昨日今日の別れの式には稽古があって出席できなかった。
廻博之58歳。悔しくて悲しくてならない!
posted by ヨッシー at 18:55| Comment(0)
| 個人的分野
2019年12月04日
お役御免!
今日は、朝6時過ぎに家を出て、立川から更にモノレールに乗って行く多摩丘陵の中央大学法学部へ。
4年間お世話になったNPO論の最終講義。非常勤講師の定年は70歳、僕の最終講義となった次第。
NPO論と言っても実践事例を話してくるだけだが、広岡教授との対談をメインにした講義をしてきた。
学生は、3年生のこの時期、すでに終活や見習い奉公に忙殺されていて、出席は30名ほど。それにしても、大学3年の秋から終活とは! ゼミも成り立たないじゃないか! 大學を何と心得るか、企業ども!
中には「NPOで働きたい」という学生もいない訳じゃないが、薄給を聞くとやはり皆尻込みするのが現実。
一昨年と去年は、学生に消費者詐欺被害啓発のコントを作成させ発表させた。皆面白がってくれて大賑わいだった。
大学の授業で、「パンパカパ〜〜〜ン!」とコントをやらせたのはおそらく僕が初めてじゃないか?
自己満足的な思い出を抱いて、大学を去ることになる。
最後にいかにも大学的な、全然豪勢じゃない花束を戴いて帰った。
ここでも定年、お役御免。何となく寂しい思いがする。
4年間お世話になったNPO論の最終講義。非常勤講師の定年は70歳、僕の最終講義となった次第。
NPO論と言っても実践事例を話してくるだけだが、広岡教授との対談をメインにした講義をしてきた。
学生は、3年生のこの時期、すでに終活や見習い奉公に忙殺されていて、出席は30名ほど。それにしても、大学3年の秋から終活とは! ゼミも成り立たないじゃないか! 大學を何と心得るか、企業ども!
中には「NPOで働きたい」という学生もいない訳じゃないが、薄給を聞くとやはり皆尻込みするのが現実。
一昨年と去年は、学生に消費者詐欺被害啓発のコントを作成させ発表させた。皆面白がってくれて大賑わいだった。
大学の授業で、「パンパカパ〜〜〜ン!」とコントをやらせたのはおそらく僕が初めてじゃないか?
自己満足的な思い出を抱いて、大学を去ることになる。
最後にいかにも大学的な、全然豪勢じゃない花束を戴いて帰った。
ここでも定年、お役御免。何となく寂しい思いがする。
posted by ヨッシー at 16:49| Comment(0)
| 個人的分野
2019年08月18日
この夏「沖縄」沸騰!
直木賞受賞作・真藤順丈の「宝島」を読んで以来、僕の中で「沖縄」が沸騰している。
作品は、若き頃読んだガルシア・マルケスの「百年の孤独」を彷彿とさせるような興奮を与えてくれた。
この夏は千葉県障害者芸術文化活動支援センター開設に向けての準備に追われているが、その間を縫って、沖縄に関するルポルタージュや文学を乱読する喜びを味わっている。
下手な感想を述べると思いもよらぬ反響を呼びそうで怖いからやめておくが、アラスカのエスキモーたちは、アメリカに吸収されて以来エスキモー語を話すことを禁じられた。沖縄やアイヌも家族内で彼らの固有の言葉を話すことを禁じられた。誇るべき歴史と文化を抹殺される歴史を負ってきたのだ。この事実だけで悲劇の深さが想像できる。
ともかく非常に物語的で、過酷で、感動的で、嫌悪的で…冷房の効いた部屋で安穏と乱読している自分の存在を揺さぶられるような刺激を受けている。
こういう作家を励ましたい。皆さん、ぜひご一読を!
作品は、若き頃読んだガルシア・マルケスの「百年の孤独」を彷彿とさせるような興奮を与えてくれた。
この夏は千葉県障害者芸術文化活動支援センター開設に向けての準備に追われているが、その間を縫って、沖縄に関するルポルタージュや文学を乱読する喜びを味わっている。
下手な感想を述べると思いもよらぬ反響を呼びそうで怖いからやめておくが、アラスカのエスキモーたちは、アメリカに吸収されて以来エスキモー語を話すことを禁じられた。沖縄やアイヌも家族内で彼らの固有の言葉を話すことを禁じられた。誇るべき歴史と文化を抹殺される歴史を負ってきたのだ。この事実だけで悲劇の深さが想像できる。
ともかく非常に物語的で、過酷で、感動的で、嫌悪的で…冷房の効いた部屋で安穏と乱読している自分の存在を揺さぶられるような刺激を受けている。
こういう作家を励ましたい。皆さん、ぜひご一読を!
posted by ヨッシー at 11:12| Comment(0)
| 個人的分野
2019年07月08日
“水の詩”白州!
障がい者芸術活動支援の申請締め切り直前、「ここまでやって駄目だったら仕方がない」という心境になるまで案を練って、台本書きにも専念して、つまりは「温泉に浸かりたい!」一心で自分なりに頑張って、「井上ともやすの水の詩白州コンサートツアー」に参加してきた。
降ったりやんだりの雨模様で水墨画のような山に囲まれた光景、三カ所の温泉・鉱泉巡りとコンサートと仲間との会話を楽しみ、帰宅後は久しぶりの熟睡、という至福の時を味わってきた。
人生はかくあるべきだね。
温泉も村も、見かけるのは高齢者ばかり。都会ばかりで政治や経済を考えていてはとんでもないことになるなと痛感、いい勉強にもなりました。
日々に感謝!
降ったりやんだりの雨模様で水墨画のような山に囲まれた光景、三カ所の温泉・鉱泉巡りとコンサートと仲間との会話を楽しみ、帰宅後は久しぶりの熟睡、という至福の時を味わってきた。
人生はかくあるべきだね。
温泉も村も、見かけるのは高齢者ばかり。都会ばかりで政治や経済を考えていてはとんでもないことになるなと痛感、いい勉強にもなりました。
日々に感謝!
posted by ヨッシー at 11:05| Comment(0)
| 個人的分野
2017年08月07日
お盆休み
6日(日)、チャレンジドMの稽古が終わって、しばし夏休み。
それにしても冷房装置なるものは全く便利な電気器具だ。80人近い人間がワイワイ盛り上がって動き回っても熱中症に脅かされることはない。市民Mでお借りしている稽古場とは大違い。
なるほど、これだけのエネルギーで大きな空間を冷やしまくるのだから、地球全体で観れば相当の温暖化負担となるのは当然だろう。申し訳ないと思いつつ、クーラーなしではやっていけない現代人の情けなさを痛感する。
とまれ、今年はぼくも夏休みを取ろうと思う。
郷里の兄から「父の17回忌」だと知らせてきた。それまで別々に暮らしてはいても両親姉兄弟6人が健康でそろっていたのに、父、姉、母、長兄の順に逝って、今や下の兄とたった二人切りの家族となった。人生とはこういうものなのかと、少し悲しくなる。
母校の彦根東高校が甲子園出場となった。明日が1回戦だ。そして高校卒業50周年とかで、同窓会の通知が来た。切りがいいから、亡き父への挨拶と郷里の同窓生たちとの思い出話を楽しんで来ようと思う。
最近、暇に任せて滋賀県史などを読んでいる。幕末の彦根城主井伊直弼の生涯が何とも劇的すぎる。そういう事柄に目を惹かれるようになったのも老いのなせる業か。
この夏は、身も心も郷里に耽ろうと思う。
皆様も、よいお盆休みを!
それにしても冷房装置なるものは全く便利な電気器具だ。80人近い人間がワイワイ盛り上がって動き回っても熱中症に脅かされることはない。市民Mでお借りしている稽古場とは大違い。
なるほど、これだけのエネルギーで大きな空間を冷やしまくるのだから、地球全体で観れば相当の温暖化負担となるのは当然だろう。申し訳ないと思いつつ、クーラーなしではやっていけない現代人の情けなさを痛感する。
とまれ、今年はぼくも夏休みを取ろうと思う。
郷里の兄から「父の17回忌」だと知らせてきた。それまで別々に暮らしてはいても両親姉兄弟6人が健康でそろっていたのに、父、姉、母、長兄の順に逝って、今や下の兄とたった二人切りの家族となった。人生とはこういうものなのかと、少し悲しくなる。
母校の彦根東高校が甲子園出場となった。明日が1回戦だ。そして高校卒業50周年とかで、同窓会の通知が来た。切りがいいから、亡き父への挨拶と郷里の同窓生たちとの思い出話を楽しんで来ようと思う。
最近、暇に任せて滋賀県史などを読んでいる。幕末の彦根城主井伊直弼の生涯が何とも劇的すぎる。そういう事柄に目を惹かれるようになったのも老いのなせる業か。
この夏は、身も心も郷里に耽ろうと思う。
皆様も、よいお盆休みを!
posted by ヨッシー at 17:11| Comment(0)
| 個人的分野
2017年07月08日
輝ける一日
シンガーソングライターの井上ともやすさんの“一人唄旅”といったものに、仲間8人ほどで付き合ってきた。 楽しかったので、その報告。
井上さんは、かつて仕事で訪れて、いわば彼の原点とも聖地ともなったといえる山梨の尾白川渓谷に、以後10数年、毎年のごとく訪れては渓谷の岩に立って歌ってくるという。今年のその旅に付き合ったのだ。
もちろん温泉付きでなければ同行するつもりはなかったが、前日はほったらかし温泉で汗を流し、宿では酒と歌と温泉とを満喫し、翌朝は好天気、ゆったりと朝風呂朝寝を楽しんで渓谷へ。
天気は上々。車を降りて、神社をお参りしながら30分ほど歩くと目にも鮮やかな渓谷が現れた。
存分にマイナスイオンを吸い込んだところで、彼がギターを取り出した。この大きな岩に寝転がっている時に天啓のようにひらめいたというその「水の歌」を歌いだした。
唄声が川の流れに乗り、樹々の梢にこだまして、雲間から差し込む緑の光に包まれていく。彼も周囲の光景もキラキラと輝きだした。彼にとっては感謝と再生の一日の旅なのだろう。その10数年と続ける一人儀式の豊かな精神性に、同行する我々の心までが輝きだした。
日々の営みをふと止めて自己を振り返る儀式的な一日が、また次からの営みを新鮮なものにしてくれる。こういう一日がだれにも必要だ。
さあ、ぼくも明日からチャレンジド・ミュージカルの稽古が始まる。
井上さんは、かつて仕事で訪れて、いわば彼の原点とも聖地ともなったといえる山梨の尾白川渓谷に、以後10数年、毎年のごとく訪れては渓谷の岩に立って歌ってくるという。今年のその旅に付き合ったのだ。
もちろん温泉付きでなければ同行するつもりはなかったが、前日はほったらかし温泉で汗を流し、宿では酒と歌と温泉とを満喫し、翌朝は好天気、ゆったりと朝風呂朝寝を楽しんで渓谷へ。
天気は上々。車を降りて、神社をお参りしながら30分ほど歩くと目にも鮮やかな渓谷が現れた。
存分にマイナスイオンを吸い込んだところで、彼がギターを取り出した。この大きな岩に寝転がっている時に天啓のようにひらめいたというその「水の歌」を歌いだした。
唄声が川の流れに乗り、樹々の梢にこだまして、雲間から差し込む緑の光に包まれていく。彼も周囲の光景もキラキラと輝きだした。彼にとっては感謝と再生の一日の旅なのだろう。その10数年と続ける一人儀式の豊かな精神性に、同行する我々の心までが輝きだした。
日々の営みをふと止めて自己を振り返る儀式的な一日が、また次からの営みを新鮮なものにしてくれる。こういう一日がだれにも必要だ。
さあ、ぼくも明日からチャレンジド・ミュージカルの稽古が始まる。
posted by ヨッシー at 14:21| Comment(0)
| 個人的分野
2017年02月01日
子どもシェルター
昨日「子どもシェルター」の報告を聞いた。
初めて聞いた話だが、命の危険すらある子どもが緊急的に世話になる共同生活の場(今は15,6歳の少女7人)で、弁護士・学者を中心にしたNPOが千葉で運営している。
児童相談所などの公的施設は18歳になると出て行って自立しなければならない。衣食住すべて自分で稼いで生きることを自立としている。「18歳で自立できる子」なんて、今の日本で何人いるだろうか? 都会のはざまに、「子どもの貧困」が渦巻いているのを感じる。
女子高生がセブンイレブンのバイトを二日病欠して、その分9000円余りを給与から差し引かれたとニュースで言っていた。バイトが休む際は身代わりを自分が用意せねばならないらしい。できなければ罰金を食うという。
おそらくその店長も過酷な労働に耐えているのだろう。大企業ばかりが内部留保を膨らませて、「働く者の貧困」が日本中に蔓延している。
文科省の天下り偽装が露見した。なんとも姑息な税金泥棒だ。「大学の自治」などと標榜しながら、補助金欲しさに言いなりになってる大学にも腹が立つ。そうした秘密を抱えた役人はまず国民や県民市民のための仕事などしない。内々だけで通じる仕事を処理して遅くまで残業に追われている。
日本はもうすっかり沈滞して、面倒を起こさない国になった。情報公開を進める小池さんが少しまぶしく見える。新大統領の蛮行に反発するアメリカ国民が偉大に見える。
「もう歳だな」と言い訳する僕にも責任がある。
5日は「瞼の母」の公演。11時と14時の2回。文化会館小ホール。
面白いです。観に来てください。
初めて聞いた話だが、命の危険すらある子どもが緊急的に世話になる共同生活の場(今は15,6歳の少女7人)で、弁護士・学者を中心にしたNPOが千葉で運営している。
児童相談所などの公的施設は18歳になると出て行って自立しなければならない。衣食住すべて自分で稼いで生きることを自立としている。「18歳で自立できる子」なんて、今の日本で何人いるだろうか? 都会のはざまに、「子どもの貧困」が渦巻いているのを感じる。
女子高生がセブンイレブンのバイトを二日病欠して、その分9000円余りを給与から差し引かれたとニュースで言っていた。バイトが休む際は身代わりを自分が用意せねばならないらしい。できなければ罰金を食うという。
おそらくその店長も過酷な労働に耐えているのだろう。大企業ばかりが内部留保を膨らませて、「働く者の貧困」が日本中に蔓延している。
文科省の天下り偽装が露見した。なんとも姑息な税金泥棒だ。「大学の自治」などと標榜しながら、補助金欲しさに言いなりになってる大学にも腹が立つ。そうした秘密を抱えた役人はまず国民や県民市民のための仕事などしない。内々だけで通じる仕事を処理して遅くまで残業に追われている。
日本はもうすっかり沈滞して、面倒を起こさない国になった。情報公開を進める小池さんが少しまぶしく見える。新大統領の蛮行に反発するアメリカ国民が偉大に見える。
「もう歳だな」と言い訳する僕にも責任がある。
5日は「瞼の母」の公演。11時と14時の2回。文化会館小ホール。
面白いです。観に来てください。
posted by ヨッシー at 11:09| Comment(0)
| 個人的分野
2016年12月28日
2016年を振り返る
「今年もお世話になりました。いいお年を!」という挨拶が行き交って、今年も終わろうとしています。
皆さんの2016年はいかがでしたか?
僕の場合はもちろん、9月末の大腿骨粉砕骨折以後の体験が重きを占めています。今年は秋を感じずに過ごしたほどです。でも決して不幸だとは感じていません。まあ仕方のないこと、今後は運動と安全を優先して過ごしていこうとは思っています。むしろありがたいことに、事故を契機に僕自身はますますプラス思考の楽天家になっていきそうです。神様から「もう引っ込んでいいよ」と言われるまで楽しくやっていきます。
いちぶんネットの活動を振り返れば、「今年もいろいろがんばったな」とは思うものの、周りを見つめて「お互いに年取ったな」と感じざるを得ません。結成13年だから当然です。一方で、若い元気な方々もどんどん参加してくれるようになって、自ずから世代交代を求められています。来年以降はそうした論議が深まっていくことでしょう。
国際的にみれば、今年はまさに激動の年でした。この1年で、戦後人類が築いてきた平和や平等や民主主義といったヒューマンな発想と体裁が見事にガラガラと敗北していき、民族的エゴや独裁者が高笑いしている姿だと僕は見てます。「戦争をしない国」と評価されていた日本が「戦争する普通の国」に変わった年でもあります。
来年どころか数年先まで、もっと混乱した状況になっていきそうで残念です。そうした国際状況が、千葉県市川市という町の市民芸術文化活動にどんな影響を与えていくのか、アンテナを高くして探っていこうと思います。
今年もお世話になりました!
来年もよろしくお願いします!
皆さん、よいお年を!
皆さんの2016年はいかがでしたか?
僕の場合はもちろん、9月末の大腿骨粉砕骨折以後の体験が重きを占めています。今年は秋を感じずに過ごしたほどです。でも決して不幸だとは感じていません。まあ仕方のないこと、今後は運動と安全を優先して過ごしていこうとは思っています。むしろありがたいことに、事故を契機に僕自身はますますプラス思考の楽天家になっていきそうです。神様から「もう引っ込んでいいよ」と言われるまで楽しくやっていきます。
いちぶんネットの活動を振り返れば、「今年もいろいろがんばったな」とは思うものの、周りを見つめて「お互いに年取ったな」と感じざるを得ません。結成13年だから当然です。一方で、若い元気な方々もどんどん参加してくれるようになって、自ずから世代交代を求められています。来年以降はそうした論議が深まっていくことでしょう。
国際的にみれば、今年はまさに激動の年でした。この1年で、戦後人類が築いてきた平和や平等や民主主義といったヒューマンな発想と体裁が見事にガラガラと敗北していき、民族的エゴや独裁者が高笑いしている姿だと僕は見てます。「戦争をしない国」と評価されていた日本が「戦争する普通の国」に変わった年でもあります。
来年どころか数年先まで、もっと混乱した状況になっていきそうで残念です。そうした国際状況が、千葉県市川市という町の市民芸術文化活動にどんな影響を与えていくのか、アンテナを高くして探っていこうと思います。
今年もお世話になりました!
来年もよろしくお願いします!
皆さん、よいお年を!
posted by ヨッシー at 12:26| Comment(0)
| 個人的分野
2016年12月20日
数所懸命? 数所懸命?
風邪をひいた。
日曜の朝になって、鼻水が出て、微熱がでた。僕の風邪の初期症状だ。この後、鼻水が固まり、咳が出るようになって、グズグズと3週間は苦しむことになるのがいつものパターンだ。
この日は劇団JAMBOと「瞼の母」の稽古がある。いつもなら稽古に出かけるのだが、そういう行動が結局風邪を長引かせることになると判断して休ませてもらうことにして、葛根湯を飲んで、一日中寝ていた。
おかげさまで、一日で克服できました。稽古場のみんなには迷惑かけたけど、「余計な無理をしない」という事故後の教訓をいかせたいい判断でした。
ちょっと飛躍するが、こういうちょっとした発想の転換で、この後の人生を大きく変えていけるものかしら?
私はこういう人間だから…と、今日までこうして生きてきたのだから…と、従来通りの生き方・やり方で対処していくのも、やっぱりアリだと思うけど、切りのいい人生途上のどこかで、思い切り発想を変えて、違った光景を見つめるのも面白いかと思う。
一所懸命…一つのことに命を懸けるのも素晴らしい人生の過ごし方だが、二所あるいは数所懸命という生き方もあっていいのではないか? いや、懸命が美徳という発想すらも疑ってみてもいいのではないか?
いや、僕の知り合いが定年を終えて老後という新しい人生に踏み出そうとしている。老後は意外と長い。新たな実験を試みるに十分な時間がある。
日曜の朝になって、鼻水が出て、微熱がでた。僕の風邪の初期症状だ。この後、鼻水が固まり、咳が出るようになって、グズグズと3週間は苦しむことになるのがいつものパターンだ。
この日は劇団JAMBOと「瞼の母」の稽古がある。いつもなら稽古に出かけるのだが、そういう行動が結局風邪を長引かせることになると判断して休ませてもらうことにして、葛根湯を飲んで、一日中寝ていた。
おかげさまで、一日で克服できました。稽古場のみんなには迷惑かけたけど、「余計な無理をしない」という事故後の教訓をいかせたいい判断でした。
ちょっと飛躍するが、こういうちょっとした発想の転換で、この後の人生を大きく変えていけるものかしら?
私はこういう人間だから…と、今日までこうして生きてきたのだから…と、従来通りの生き方・やり方で対処していくのも、やっぱりアリだと思うけど、切りのいい人生途上のどこかで、思い切り発想を変えて、違った光景を見つめるのも面白いかと思う。
一所懸命…一つのことに命を懸けるのも素晴らしい人生の過ごし方だが、二所あるいは数所懸命という生き方もあっていいのではないか? いや、懸命が美徳という発想すらも疑ってみてもいいのではないか?
いや、僕の知り合いが定年を終えて老後という新しい人生に踏み出そうとしている。老後は意外と長い。新たな実験を試みるに十分な時間がある。
posted by ヨッシー at 16:10| Comment(0)
| 個人的分野
2016年11月24日
11月の雪
リハビリに行こうとしたら雪だった。
54年ぶりの11月の雪だとか、びっくりしましたね。慎重に進む車の窓から見たジュンサイ池の雪景色、ことに池の上でゆっくりとなびいては姿を変えていく雪煙が何とも美しく、しばし見とれていました。
とはいえ今年の秋は何とも短い、半分は病窓から、半分はリハビリの行き帰りに楽しむばかりで悔しい。
でも、行動範囲が狭くなったおかげで、逆にいろんなことにもう一度配慮がいくようになった気がします。あれもこれも猛スピードで突っ走っていた頃に置き去りにしていたちょっとした作業も、みんなで丁寧に見返すゆとりができました。いちぶんネットの事業点検なんて、ほんと久しぶりだもんね。視点を変えれば、世の中はいろんな光景を見せてくれるのですね。
このところ、午前はリハビリに専念し、午後は波瀾ばんばん座に書き下ろした「私は今日まで生きてみました」という台本を書き直しています。
気づけば、みんな高齢者。これからの人生をどう生きるかを一緒に考えようという意図の戯曲で、夏までには書き上げていたんだけど、いざ稽古に入るとなんだかつまらん。ということで、稽古の間が長いこの間に「マンマ・ミーア」のような歌入り芝居に書き直そう思ってます。
それにしても、温泉に行きたいなあ。
54年ぶりの11月の雪だとか、びっくりしましたね。慎重に進む車の窓から見たジュンサイ池の雪景色、ことに池の上でゆっくりとなびいては姿を変えていく雪煙が何とも美しく、しばし見とれていました。
とはいえ今年の秋は何とも短い、半分は病窓から、半分はリハビリの行き帰りに楽しむばかりで悔しい。
でも、行動範囲が狭くなったおかげで、逆にいろんなことにもう一度配慮がいくようになった気がします。あれもこれも猛スピードで突っ走っていた頃に置き去りにしていたちょっとした作業も、みんなで丁寧に見返すゆとりができました。いちぶんネットの事業点検なんて、ほんと久しぶりだもんね。視点を変えれば、世の中はいろんな光景を見せてくれるのですね。
このところ、午前はリハビリに専念し、午後は波瀾ばんばん座に書き下ろした「私は今日まで生きてみました」という台本を書き直しています。
気づけば、みんな高齢者。これからの人生をどう生きるかを一緒に考えようという意図の戯曲で、夏までには書き上げていたんだけど、いざ稽古に入るとなんだかつまらん。ということで、稽古の間が長いこの間に「マンマ・ミーア」のような歌入り芝居に書き直そう思ってます。
それにしても、温泉に行きたいなあ。
posted by ヨッシー at 11:28| Comment(0)
| 個人的分野
2016年11月12日
退院、そして部分復帰!
11日(金)、どうにか退院できました。
長い間、たくさんの方々にご迷惑をおかけしました。申し訳ありません。
全治3か月、普通は12月末まで入院せねばならなかったのですが、我が儘な患者の無理を聞き入れてもらいました。もっとも午前中はリハビリ通院することになっていますし、松葉杖がなければ一歩も動けない身体です。
50日ぶりの娑婆の空気のおいしいこと! こればかりは長期隔離の体験者でしか味わえない喜びでしょう。普通で平凡である日常こそが幸せなのです。
外出・外泊という形で、すでに4日から稽古に参加するようになりました。チャレンジドMやシニア劇団のみなさんにも大歓迎されて嬉しかったですね。今後、少しずつ活動の幅を戻していきます。またよろしくお願いします。
うんざりするほど長かったアメリカ大統領選がびっくり仰天の結末でしたね。ほとんどのジャーナリストがこの結果を見抜けなかったんだから、真実を見つめるって難しいんですね。
今回の事態の本質を、僕は「世界的な規模の差別主義と利己チュウの台頭」と見ます。戦後70年、どうにか提唱してきたヒューマニズムや共生といった抽象的概念が音立てて崩れていくのを感じます。きれいごとを言ってても何も変わっていかないどころか、ますますひどくなる格差にうっぷんが爆発してしまったんでしょうね。しばらくは、どこの国も自己中心的な政策とそれを強引に推し進めるためのネオファシズムが蔓延していくのじゃないかしら。そんな予感に怯えてる人は少なくないでしょう。
でも僕はやっぱり、「きれいごと」を言い続けていこうと思います。トランプのような野郎は大きっらいだったし、差別や憎しみを社会を変える力とはしない…、これがこの年まで僕が信条として生きてきた思いだからです。
長い間、たくさんの方々にご迷惑をおかけしました。申し訳ありません。
全治3か月、普通は12月末まで入院せねばならなかったのですが、我が儘な患者の無理を聞き入れてもらいました。もっとも午前中はリハビリ通院することになっていますし、松葉杖がなければ一歩も動けない身体です。
50日ぶりの娑婆の空気のおいしいこと! こればかりは長期隔離の体験者でしか味わえない喜びでしょう。普通で平凡である日常こそが幸せなのです。
外出・外泊という形で、すでに4日から稽古に参加するようになりました。チャレンジドMやシニア劇団のみなさんにも大歓迎されて嬉しかったですね。今後、少しずつ活動の幅を戻していきます。またよろしくお願いします。
うんざりするほど長かったアメリカ大統領選がびっくり仰天の結末でしたね。ほとんどのジャーナリストがこの結果を見抜けなかったんだから、真実を見つめるって難しいんですね。
今回の事態の本質を、僕は「世界的な規模の差別主義と利己チュウの台頭」と見ます。戦後70年、どうにか提唱してきたヒューマニズムや共生といった抽象的概念が音立てて崩れていくのを感じます。きれいごとを言ってても何も変わっていかないどころか、ますますひどくなる格差にうっぷんが爆発してしまったんでしょうね。しばらくは、どこの国も自己中心的な政策とそれを強引に推し進めるためのネオファシズムが蔓延していくのじゃないかしら。そんな予感に怯えてる人は少なくないでしょう。
でも僕はやっぱり、「きれいごと」を言い続けていこうと思います。トランプのような野郎は大きっらいだったし、差別や憎しみを社会を変える力とはしない…、これがこの年まで僕が信条として生きてきた思いだからです。
posted by ヨッシー at 11:39| Comment(0)
| 個人的分野
2016年10月31日
シリーズ8 直角に曲がったら…!
病院での暮らしでは、週に何回かは、医者の回診がある。
昔見た「白い巨塔」では、権威の塊のような白衣集団がBGMも高らかに怒涛の行進を見せていたものだが、この病院でも、看護師が2,3人付き従って、それなりに緊張した儀式ぶりを見せている。でも診るのは手術の切開傷のチェックのみ。
もう薬は何も飲んでない。20分の超音波治療ときちんと3度の低カロリーの食事と1時間のリハビリと「部屋でもやってください」と言われてする筋トレと散歩、パソコンと読書…あっという間に日は過ぎていく。驚くばかりだ、もうひと月過ぎたのだもの。
膝を曲げる…これだけのことがとても苦痛を伴う大事業なのだ。足はまだ地に着けない。半分の重心で着くのが2ヶ月後、全重力を委ねるのが3ヶ月後。今はただ硬直しちまった筋肉をなだめなだめて伸ばして伸ばして、膝を曲げること。
その時の痛みには2種類ある。細い神経の紐が引っ張られるようなツーンとした痛みと筋肉の束が圧力機で押しつぶされるようなドーンとした痛み。伸ばして曲げるときも痛いが、曲げた足を戻す時も痛い。リハビリとは痛みとの戦いなのだ。でも繰り返していれば、痛みは徐々に排除されていく、決して裏切られることはない。リハビリとは希望なのだ。
僕には見舞い客や打ち合わせ客が多いのと、「いつまで入院しなければならないのか?」といった不平がましい質問にうるさく思われたのか、昨日の回診で主治医が「膝が直角に曲がったら退院かな」と言ってくれた。ウワオ〜ッ!
膝曲げ訓練を初めて2週間になる。ただぶら下げるだけでも大変だった右膝も今や65度。でも先週末には90度を達成しているはずだった。ああ、僕に拷問に耐える革命戦士の根性があれば、とっくに直角の壁は超えていたはずだ。
とはいえ、目標は明確に定められた。直角実現して退院だあ!
昔見た「白い巨塔」では、権威の塊のような白衣集団がBGMも高らかに怒涛の行進を見せていたものだが、この病院でも、看護師が2,3人付き従って、それなりに緊張した儀式ぶりを見せている。でも診るのは手術の切開傷のチェックのみ。
もう薬は何も飲んでない。20分の超音波治療ときちんと3度の低カロリーの食事と1時間のリハビリと「部屋でもやってください」と言われてする筋トレと散歩、パソコンと読書…あっという間に日は過ぎていく。驚くばかりだ、もうひと月過ぎたのだもの。
膝を曲げる…これだけのことがとても苦痛を伴う大事業なのだ。足はまだ地に着けない。半分の重心で着くのが2ヶ月後、全重力を委ねるのが3ヶ月後。今はただ硬直しちまった筋肉をなだめなだめて伸ばして伸ばして、膝を曲げること。
その時の痛みには2種類ある。細い神経の紐が引っ張られるようなツーンとした痛みと筋肉の束が圧力機で押しつぶされるようなドーンとした痛み。伸ばして曲げるときも痛いが、曲げた足を戻す時も痛い。リハビリとは痛みとの戦いなのだ。でも繰り返していれば、痛みは徐々に排除されていく、決して裏切られることはない。リハビリとは希望なのだ。
僕には見舞い客や打ち合わせ客が多いのと、「いつまで入院しなければならないのか?」といった不平がましい質問にうるさく思われたのか、昨日の回診で主治医が「膝が直角に曲がったら退院かな」と言ってくれた。ウワオ〜ッ!
膝曲げ訓練を初めて2週間になる。ただぶら下げるだけでも大変だった右膝も今や65度。でも先週末には90度を達成しているはずだった。ああ、僕に拷問に耐える革命戦士の根性があれば、とっくに直角の壁は超えていたはずだ。
とはいえ、目標は明確に定められた。直角実現して退院だあ!
posted by ヨッシー at 09:58| Comment(0)
| 個人的分野
2016年10月29日
シリーズ7 孤独の闇
病院での個室生活1ヶ月。いろんな方が見舞いに来てくれてますが、それでも本質は世間から孤絶された空間。
妙なことに気づきました。72歳の元自衛官の自爆テロの事件報道をテレビで見ていて、男が一途に暴挙へと突っ走っていった経緯がすごく理解できるのです。
キーポイントは孤独。“穴倉の思考”とでも言うか、孤独な老人が一方通行の思考を積み重ねて、ついに絶望的境地に到達する過程が、今の僕には妙にくっきりと見えてきます。
ぼくにしても、いつもだったら稽古したり飲んだり喋ったり、いろんな人たちと忙しく接している毎日だったのが、病院の個室で寂しい時を過ごしている今は孤独に敏感になっているのかもしれませんが、自爆犯の彼もSNSで心情を発信していたらしいけど、誰も反応してくれなかったとしたら、むしろ孤独は一層深まっていくでしょう。
彼の日常生活の周囲にどんな人間関係を築いていたかが気になります。彼にもそういう人間関係はあったのかもしれないし、そういう薄い関係では収まらなかった暴発だったかもしれません。それに、この年代の男がそう簡単に本音をさらけ出すとは思えませんから、根拠は薄弱ですが、それでも彼の周囲にちょっとした愚痴にも反応してくれる共感的人間関係といったものがあったら、どこかでブレーキがかかったのではないでしょうか。
“孤独”は創造の原点です。一人静かに考える時間が大切なことは言うまでもありませんが、自分や家族以外に、職場や学校や地域や趣味の世界などに、もうひとつの人間関係を築いていくことがやっぱり大事なんだと思います。
市川という町で僕が、そして僕の友人たちが築いている人間関係があれば、こんなにも悲惨な孤独の闇を生み出さずに済んだものをと悔やまれます。
妙なことに気づきました。72歳の元自衛官の自爆テロの事件報道をテレビで見ていて、男が一途に暴挙へと突っ走っていった経緯がすごく理解できるのです。
キーポイントは孤独。“穴倉の思考”とでも言うか、孤独な老人が一方通行の思考を積み重ねて、ついに絶望的境地に到達する過程が、今の僕には妙にくっきりと見えてきます。
ぼくにしても、いつもだったら稽古したり飲んだり喋ったり、いろんな人たちと忙しく接している毎日だったのが、病院の個室で寂しい時を過ごしている今は孤独に敏感になっているのかもしれませんが、自爆犯の彼もSNSで心情を発信していたらしいけど、誰も反応してくれなかったとしたら、むしろ孤独は一層深まっていくでしょう。
彼の日常生活の周囲にどんな人間関係を築いていたかが気になります。彼にもそういう人間関係はあったのかもしれないし、そういう薄い関係では収まらなかった暴発だったかもしれません。それに、この年代の男がそう簡単に本音をさらけ出すとは思えませんから、根拠は薄弱ですが、それでも彼の周囲にちょっとした愚痴にも反応してくれる共感的人間関係といったものがあったら、どこかでブレーキがかかったのではないでしょうか。
“孤独”は創造の原点です。一人静かに考える時間が大切なことは言うまでもありませんが、自分や家族以外に、職場や学校や地域や趣味の世界などに、もうひとつの人間関係を築いていくことがやっぱり大事なんだと思います。
市川という町で僕が、そして僕の友人たちが築いている人間関係があれば、こんなにも悲惨な孤独の闇を生み出さずに済んだものをと悔やまれます。
posted by ヨッシー at 07:27| Comment(0)
| 個人的分野
2016年10月28日
シリーズ6 本を読むしかない
毎朝4時過ぎには目覚めて、病窓から白みゆく秋の空を見つめています。闇から光彩へと染まっていく空がなんとも素敵なのです。
それからコーヒーを飲みながらすぐ読書です。この際、普段読む余裕のない読書を楽しもうと、次から次と乱読しています。
ここ数日は天童荒太の、児童虐待をテーマにした家族狩りという5部に渡る長編、この作家が描く世界は気分が落ち込みます。人間の業をグッと突きつけられて脅迫されるかのようです。
僕は先の市民ミュージカルで「子どもの苦しみ」に挑戦しようとしたけれど、やっぱり無理でした。どうも本質が浮かび上がらないし、何より、こんな重苦しいテーマに子どもたちを付き合わせるのも酷だと気づいた瞬間に、意欲も萎えてしまいました。
とても重要なテーマだと誰もが理解しているくせに、それを舞台化できないってことが、表現者でありたい僕にはとても辛く、力不足を感じました。
日本のどこかの家庭内で繰り広げられる子どもへの虐待行為や、世界中の戦争下で死んでいく子どもたちを前に、「この現状にお前は何もしないのか?」と突きつけられて答えられる人間はいないでしょう。
でも、小説や演劇ならそれが可能かもしれません。フィクションでは現状を何ひとつ変えられないだろうけど、人間の心の中の何かを変えられるかもしれない。身近にこじ開ければいくらでも転がってる悲劇的な素材でありながら、誰もが目にも耳にもしたくないといったテーマを、何とか感動的に描ける方法はないものか、諦めないで考えようと思います。
そう、暇だから、今の内にこれから上演するであろう台本をいくつか溜め込んでおきましょう。
それからコーヒーを飲みながらすぐ読書です。この際、普段読む余裕のない読書を楽しもうと、次から次と乱読しています。
ここ数日は天童荒太の、児童虐待をテーマにした家族狩りという5部に渡る長編、この作家が描く世界は気分が落ち込みます。人間の業をグッと突きつけられて脅迫されるかのようです。
僕は先の市民ミュージカルで「子どもの苦しみ」に挑戦しようとしたけれど、やっぱり無理でした。どうも本質が浮かび上がらないし、何より、こんな重苦しいテーマに子どもたちを付き合わせるのも酷だと気づいた瞬間に、意欲も萎えてしまいました。
とても重要なテーマだと誰もが理解しているくせに、それを舞台化できないってことが、表現者でありたい僕にはとても辛く、力不足を感じました。
日本のどこかの家庭内で繰り広げられる子どもへの虐待行為や、世界中の戦争下で死んでいく子どもたちを前に、「この現状にお前は何もしないのか?」と突きつけられて答えられる人間はいないでしょう。
でも、小説や演劇ならそれが可能かもしれません。フィクションでは現状を何ひとつ変えられないだろうけど、人間の心の中の何かを変えられるかもしれない。身近にこじ開ければいくらでも転がってる悲劇的な素材でありながら、誰もが目にも耳にもしたくないといったテーマを、何とか感動的に描ける方法はないものか、諦めないで考えようと思います。
そう、暇だから、今の内にこれから上演するであろう台本をいくつか溜め込んでおきましょう。
posted by ヨッシー at 15:56| Comment(0)
| 個人的分野
2016年10月21日
シリーズ5 拘禁ノイローゼ
術後1週間目から始まったリハビリ、これがなかなか大変だったのです。
ギブスを外し、抜糸も済んだ右足は、左足の倍近くに膨れ上がっております。というより、何でもなかった左足があまりにも細くなってしまったのに愕然。筋肉は使わなければ本当に細く細くなってしまうのですね。脳もそうなのでしょう。みなさん、筋肉や脳はどんどん使いましょう。
左足1本では立てません。そこからのリハビリです。180度折れ曲がるはずの膝が、周辺の筋肉がすっかり固まってしまって15度と曲がらない。無理に折ろうとすると悲鳴を上げるばかりの痛さが走る。
たった1時間ばかりのリハビリタイムは結構体力を消耗します。痛みに耐えるというだけで、相当なエネルギーを消費しているのでしょうね。ほかに何もしてないのに夜はぐっすり眠れます。
そんな状態で10日ばかりを過ごしたある日の夜、突然何もかも嫌になってしまいました。くだらないテレビも、積み重ねた本も、構想し始めた台本も、何もかもやる気がなくなって、喚き立てたくなりました。おそらく拘禁ノイローゼの軽い症状が出たのでしょう。人は何の変化も起きない生活には耐えられなく出来ているのです。生きていくこと自体が変化なのですから、当然でしょう。ベッドから起き上がって一人で体操とリハビリを始めました。曲がらなかった膝に変化を見つけました。それだけで気分は安らぎます。
そう、人の一生はまさに旅なのですね。一瞬一瞬の変化と遭遇しながら、終わりへの旅を続けていくのですね。「代わり映えのない暮らし」とか「なんの変化も成長もない毎日」なんてのはないのです。状況はどんどん変わっていく。それをつなげて成長へと導くのは、私たち自身の責任です。
ギブスを外し、抜糸も済んだ右足は、左足の倍近くに膨れ上がっております。というより、何でもなかった左足があまりにも細くなってしまったのに愕然。筋肉は使わなければ本当に細く細くなってしまうのですね。脳もそうなのでしょう。みなさん、筋肉や脳はどんどん使いましょう。
左足1本では立てません。そこからのリハビリです。180度折れ曲がるはずの膝が、周辺の筋肉がすっかり固まってしまって15度と曲がらない。無理に折ろうとすると悲鳴を上げるばかりの痛さが走る。
たった1時間ばかりのリハビリタイムは結構体力を消耗します。痛みに耐えるというだけで、相当なエネルギーを消費しているのでしょうね。ほかに何もしてないのに夜はぐっすり眠れます。
そんな状態で10日ばかりを過ごしたある日の夜、突然何もかも嫌になってしまいました。くだらないテレビも、積み重ねた本も、構想し始めた台本も、何もかもやる気がなくなって、喚き立てたくなりました。おそらく拘禁ノイローゼの軽い症状が出たのでしょう。人は何の変化も起きない生活には耐えられなく出来ているのです。生きていくこと自体が変化なのですから、当然でしょう。ベッドから起き上がって一人で体操とリハビリを始めました。曲がらなかった膝に変化を見つけました。それだけで気分は安らぎます。
そう、人の一生はまさに旅なのですね。一瞬一瞬の変化と遭遇しながら、終わりへの旅を続けていくのですね。「代わり映えのない暮らし」とか「なんの変化も成長もない毎日」なんてのはないのです。状況はどんどん変わっていく。それをつなげて成長へと導くのは、私たち自身の責任です。
posted by ヨッシー at 12:28| Comment(0)
| 個人的分野