2017年07月24日

風雲急を告げる赤レンガ!

 「今年の秋も開催にご協力ください」と申し出ていた市川国府台の赤レンガ見学会が中止になりそうです。
 管理者である県の部署から、「県議会で答弁しておりますとおり、県では旧血清研究所跡地の利活用が見込めないことから、残置された建物を含む跡地一体の処分に向けて、今年度から処分の準備に着手しているため、今後の見学会の開催をお断りさせていただくことになりました」という返事が来たからです。
 今年2月、「保存」を要望していた市川市長が「保存断念」を表明し、跡地の活用メドが消失した。県にも保存策がないことからいよいよ財産処分の検討に踏み込んだものと思われます。
 本当に赤レンガを壊してしまおうという方向に動き出すのか、まさに風雲急を告げる事態となってしまいました。
 赤レンガの保存と有効活用を求めてきた「赤レンガをいかす会」として、どう対処していくべきか、早急に方針を探りたいと思っていますが、今まで通りの活動をしていても事態を変えられないかもしれません。
 まさに市民活動の質が問われています。もっと知恵と工夫を出し合って、何とか140年の歴史を誇る赤レンガ建築物を壊してしまう愚だけは避けたいと思います。
 これからも積極的に情報開示をしていきますので、皆さんのご支援とご協力をお願いします。
posted by ヨッシー at 10:01| Comment(1) | 赤レンガ

2017年04月14日

江戸川の新風景

 昨日、市民Mの副実行委員長を務めてもらった行徳の田中愛子さんとお話しした。
 行徳を流れる江戸川を中心とした新しい風景を生みだす活動をなさっている。ぼくも昔から「川から見る風景」を夢見ていた。総武線に乗って、ごみごみとした小岩を越えると突然大きな空間が広がり、国府台の森が一面に広がる。ポツリと赤レンガの屋根が見える。
 一方で、昔から行徳と葛飾は「川向う」という言い方で、江戸川が交流を分断してきた。今や行徳の人は市川よりも浦安の方を向いているかもしれない。松戸から国府台の緑豊かな歴史空間と行徳の歴史文化とをつなぎ合わせるのに、もう一度「江戸川」を中心に水と緑と歴史と文化のまちづくりを考えるのが面白いのではと話していた。誰しも考えるのは同じで、行徳では昔から川関係の市民活動も盛んだ。協力し合えることがいっぱいあると確認し合った。江戸川の新しい光景を見つめていこうと思う。
 ところで、市が国府台にある里見公園分園の桜を含む樹木50本を伐採してテニスコートを造成するというプランを急に言い出して予算化もされたそうだ。
 地元自治会も反対に動き出してるが、そこは誰もがほれぼれするような桜の森だ。桜の色と量が違う。国府台球場の駐車場が足りないゆえの余波で桜の森が切られるらしいが、はっきり言って愚策だ。市のブレーンたちはなんという愚かな施策しか出せないのだろう。駐車場は今あるところを2階建てにもできるが、桜の森は切ってしまえば消滅するのだ。
 都市化と自然保護とは何かにつけてせめぎ合うものだが、そういうことに直感で反応できないところに文化的素養の欠如がある。「ガーディニングいちかわ」とは何なのか? なんとも笑止だ。
posted by ヨッシー at 09:47| Comment(2) | 赤レンガ

2017年03月27日

赤レンガ緊急リレートーク

 25日、市川市長が「赤レンガ跡地の取得を断念する」と表明したのを受けて、緊急リレートークを開いて、市民50名が参加してくれた。
 会場は、市川橋広小路に新装なった山崎製パン総合クリエイティブセンター(協力に感謝!)。
 第T部は、昨秋の「中高生による広報ワークショップ」の成果発表。
 1日の見学会とワークショップ。その後指導者が補助して仕上げ発表された成果パンフレットの題名は「Who is Shy?」。赤レンガの建物(女性名詞)を女性になぞらえて広報していく意図に感銘した。1冊原価64円。市民カンパをもとに会が奮発して各界に広めていくことになった。(希望者はお知らせください・限定500部)
 参加した中高生が堂々としていたのにも驚き、最近あんなしっかりした若者に出会うのも珍しい。僕も本気になって世代交流していかないと取り残されると実感した。
 第U部は、情勢の後退にもかかわらず、非常に前向きで建設的な意見がリレーされていったことに、非常に満足した。
 「行政が考えないなら、市民で楽しく考えよう」と、国府台一帯の歴史文化の色濃い、学術文教地区、環境地区、成田から鉄道1本といった特性を考慮して、若者を中心とした国際交流と平和建設を目的に学術芸術文化センターを開設、緊急課題でもある福祉や防災施設も絡めて、江戸川周辺の奇跡的に残された高環境地域の活性化を図ろう!ということになり、その協働研究と具現化に向けて、地域の教育関係者・専門家・市民が協働連携する「国府台ネットワーク(仮称)」を構築することになった。
 これこそ市民楽天主義。社会活動は楽しくなくちゃね。
 それにしても市川・松戸・船橋近郊のアジアを中心にした国際化は相当に進んでいるらしい。「排除」なんてできっこないんだから、外国人をもっと意識的に取り込んでいかないと、この先次々と問題が出てくる気がする。いちぶんネットなら何ができるか?
posted by ヨッシー at 10:33| Comment(0) | 赤レンガ

2017年01月25日

市川市長に「質問と要望書」を提出!

 市川市長の「赤レンガの保存のための敷地取得を諦める」という表明が新聞に掲載されて、「赤レンガの保存はダメになったのか!」という声が多くの方から届き始めました。
 そんなことはありません! 「保存のためだけに購入する訳にはいかない」というだけで、保存への動きを諦めたわけではないようです。
 いずれにしろ、市長が県とこれまでどういう交渉を重ねてきたのか? どういう保存と再生活用プランを構想したのか? など何ひとつ市民に説明されないままに進めてきたことが極めて遺憾であるということで、
 24日(火)13時、市長に対して質問状と要望書を提出し(市長にはもちろん会えませんでした)、そのあと記者会見を開いて、報道各社に会としての意見を述べました。全国紙や地元紙などたくさんの記者が詰めかけてくれて、関心の高さがうかがえました。
 質問の要旨は、市はこの1年間、どんな保存再生プランを検討してきたのか? 県とはどんな真剣な交渉を重ねてきたのか? 市長は「市民と行政との協働推進」を本気でやる気はあるのか?
 要望の要旨は、市長の「断念」表明を撤回して、県と保存に向けた協議を再開するとともに、協議は公開で行っていただきたいこと。また、赤レンガの保存と有効再生利用構想を創出するために、市民と行政との協働プランニングの機会を設定していただきたいこと。
 31日には県知事にも同趣旨で要望書を提出する運びです。
 こうした活動は実現するまで10年20年と続くもの、生かす会の会員の大半は入れ替わるでしょうが、気長に進めていきましょう。
posted by ヨッシー at 09:32| Comment(0) | 赤レンガ

2017年01月18日

市長さん、ええ加減にしなはれ!

 11日、市川市長は年頭記者会見で、「国府台の赤レンガ保存を断念する」と表明しました。
 1年前の年頭記者会見で、突然「保存」を表明したと同じく、今回も突然の「断念」表明です。その間何ひとつ市民や「赤レンガをいかす会」などとの話し合いを持ったことはありませんでした。「話し合いをしましょう」と呼びかけても、「今市民の声を聴くと夢ばっかり膨らんで混乱するから」と断られてきました。
 では、いつ市民の声を聴いたのだ? これが現市長の政治手法なのかと改めて驚きました。市長が直接口にした政策提言がこんなにも軽く変更されるものか、開いた口がふさがりません。
 赤レンガをいかす会を重視しろとは言ってない。でも、少なくとも国府台の赤レンガ建築物を調査研究し、保存を訴え世論をリードしてきた団体です。その情報蓄積に何の関与もしないで、いったいどういう「保存と再生」構想を検討したというのか? 「保存表明」にしろ「保存断念」にしろ、その前に挨拶くらいあって当然でしょう。
 県と協議して「土地の無償譲渡を受けるにしても土地改良費などに3億〜9億円かかる。分割譲渡を認めてくれない」(新聞報道)など、これが1年もかけて協議する内容か? いったい何を協議してきたのか? どういう保存と友好再生プランを構想して協議の材料としてきたのか? 「文化財の保存」だけでは金がかかりすぎるというなら、そこに、来るべき首都圏防災や福祉、平和芸術などの未来を拓く事業とどう絡めていくかを構想するのが行政ではないのか? 
 昨日、赤レンガをいかす会の運営委員会が開かれ、「黙っていれば市民が廃る」と行動を起すことにしました。
 東京オリンピックの開催や東京都の豊洲問題など、行政指導者や役員などのノー天気、怠慢、姑息な秘密主義が目立ちすぎる。市民の声を恐れなくなった。国民が政治に無関心になって人任せにするからこういう事態を招いているのだろう。
 市川市長さん、仁義にもとる行為ぞ、ええ加減にしなはれ!
posted by ヨッシー at 15:49| Comment(0) | 赤レンガ

2016年11月03日

シリーズ9  赤レンガ見学会大盛況!

 10月29日(土)、今年の赤レンガ見学会が開かれた。
 会長の僕が事故で抜けて、途中からすべて会の運営委員の人たちの仕切りとなったのだが、普段はどこか「仕切りは吉原さんに任せて、言われたことをやろう」的な雰囲気も無きにしも非ずだったのが、今回はそうは言ってられない。皆さん表情が変わって一生懸命になって動いたらしい。参加者380人というびっくりする成果となったようだ。
 今回のもう一つの目玉は「中高生による赤レンガ宣伝ワークショップ」。
 中高生が写真やビデオや写生や歌で、要するに得意な分野を駆使して、赤レンガを大いに宣伝してもらおうという企画、市内の中高生30余名が参加した。
 この企画が成功したようだ。これで一気に赤レンガが市内の学校関係者に話題化されていった。新聞ものってくれて、380人という来場者に成果が現れた。
 でも、赤レンガを生かす会の運営委員の人たち、さすがの人たちだと感心した。皆、環境やまちづくりや行政マンなどさまざまな活動に従事してきた市民たち、いざ非常時と認識してからの行動の素早いこと、大人市民の見事さだ。ほんとに、こういう人たちが世の中を変えていく力となっているのだろう。
 いちかわ広報担当者も数名が取材に来たというから、赤レンガ保存をめぐる市川市の方針に何かいい方向性が芽生えたのかもしれない。
 一昨年に発行した赤レンガ冊子が大評判を取った。その時に感じたことだが、状況を読み取って、時期にあったいい企画をバッチシと打ち出せれば、活動は大きく変化していく。今回の中高生ワークショップもそんな新しい動きを生み出しそうな気がする。
 社会を築いていくって、もちろん地道で計画的な仕事ぶりが前提であるけれども、こういう「面白がってやる」活動が具体的なまちづくりの事業となっていくことも大事なんだと思う。最近の市川は(日本全体がだけど)面白さが足りない。面白い街にしたい。
posted by ヨッシー at 11:50| Comment(0) | 赤レンガ

2016年01月15日

申年の朗報 第1弾!

 驚くべきニュースが飛び込んできました!
 SMAPの解散!? ・・・ちがいます!
 今月13日の市川市長の定例記者会見の席で、大久保市長が行徳の野鳥観察舎と国府台の赤レンガ建築物に関して、所有者である県に対して「保存を求める」協議を進めるとのことです。「費用の負担も含めて」協議するとのことで、これまでの無反応ぶりと比べたら明らかな行政姿勢の変化です。一歩前進と見ていいでしょう。 
 この先どうなるかは別にして、しかし物事は意外な変化を見せるものですね。その1週間前に、ある人を通して噂が入ってはいましたが、それが意図的なものかどうかは分かりません。しかし、去年出版した「赤レンガ・ガイド冊子」が評判を呼んで、市長も目にされたのでしょう。
 実際、出版は大成功を収めました。マスコミ・ミニコミを通して宣伝され、1000名を越える市民が読んでくれました。これまでつながれなかった多くの人たちとの交流が生まれました。やはり「面白い活動は人を街を元気にする」ものですねえ。すでに売り切れ状態の冊子は500部増刷しました。お買い求めください。図書館等にもあります。
 1月25日(月)18:30〜20:30 市川駅南口Iリンクタウン集会室で、赤レンガ保存を巡る公演とフォーラムがあります(資料第500円)。ご参加ください。
 さて、朗報第2弾はなんでしょう? 楽しみ、楽しみ!
posted by ヨッシー at 10:06| Comment(0) | 赤レンガ

2015年11月30日

赤レンガ見学会に市民殺到!

 とは大げさですが、29日の日曜日、好天気にも恵まれ、各新聞が記事にしてくれたこともあって、360人もの市民が見学会にきてくれました。皆様ありがとう! 過去最高の記録です。
 用意していた冊子も売り切れカンパも集まって、このところ低迷していた赤レンガをいかす会の活動にも新鮮な灯がともり、役員一同燃え立ちました。
 年に一度しか会えない赤レンガの素顔はさすがに肌艶・容色に衰えが目立ち、隠遁したまま老けていった原節子のようでもありました。しかし、この日ばかりは喜んでおりました。それが見学者にもわかるようで、壁や柱と対話する声があちこち響いておりました。
 齢130歳、特にここ15年近くは見捨てられた孤独な老女といった風情の赤レンガですが、やはり何とか人間との対話が続けられる境遇に持って行ってやりたいものです。
 それにしても赤レンガ・ガイド冊子の評判がすこぶるいいのには驚くばかりです。1,000冊注文したのですが、早くも増刷を考えねばならなくなりそう。嬉しい悲鳴です。いい内容を手軽な値段で頒布すれば、読者は広がるといういい教訓を得ました。
 されども行政の反応は固く壁は厚い、県民の宝物をどう保護・活用していくか、そろそろ市民の提案をまとめる形でその将来像を浮き上がらせることが必要になっているのかもしれません。
 11チャンネルで今週17時半ごろ映像が見られます。
posted by ヨッシー at 11:04| Comment(0) | 赤レンガ

2013年11月25日

銀杏の黄葉もなぜか曖昧な赤レンガ

 23日(土)、10時〜13時、国府台2丁目の旧千葉県血清研究所跡地の赤レンガ建築物の年に1回の見学会を開きました。
 参加者はいつもより少なくて120名ほど、久し振りに再会した赤レンガは近頃妙に老け込んでいくようで、ちょっと悲しい気分になりました。
 2009年、赤レンガの保存を訴える「赤レンガをいかす会」を結成して以来、閉鎖されたままの赤レンガを何度か見てきましたが、やはりその間でもレンガの色が少しずつ薄くなっていく気がしますし、3年前の東日本大震災で崩れた瓦屋根も補修されないままで、どんどん傷が大きくなり、内部まで雨漏りが浸透しています。
 明治20年代に築かれたフランス積み形式の全国的にも数少なくなった貴重な建築物ではありますが、人との接触を絶たれ完全に放置されたままでは、人も建物も気分は同じ、寂しく孤独なままで生きる情熱を失くしていってるのかもしれません。
 何の話をしても県は「予算がない」の一点張り。本格的に手をつけるとなると何十億もかかる話ですから、我々としてもどうにもならない。保存活動も、とにかく多くの市民に存在を知ってもらおうとする以外の手は残念ながらありません。
 しかし、その周辺は市川市の「水と緑の回廊」に指定された環境豊かな風致区域、何とか回廊をめぐらせて外見だけも市民が鑑賞できるようにできないか、こわれた瓦屋根の応急修理措置だけでもできないか、という2点を県の方に要望していこうと考えています。
 その要望を提起しながら、次回は春の桜満開の季節に見学会をやろうと思います。まだ見ていない方はご期待ください。
posted by ヨッシー at 13:12| Comment(0) | 赤レンガ