10日(日)は南行徳公民館での稽古。多目的ホールが借りられなくて、狭い視聴覚室に160人の出演者がまさに芋の子を洗うが如くのすし詰め。指導者も出演者も全くかわいそうな稽古になりました。それとて誰も苦情を言わず、みんな遅くまで熱心に歌とダンスの稽古をこなして、涙にじむほどに素晴らしい光景を映し出してくれました。
幼児による子ギツネさんたちの稽古も始まりました。その後は子どもたちだけで「わらべ歌」遊び。遊んだことがないという子も多くてビックリ、初めての体験に嬉々と輝いています。「わらべ歌」遊びが忘れ去られてしまうのは本当に寂しいですね。日本文化の崩壊です。
稽古後、僕はすぐに別の会合に出席。「障害者や市民の芸術活動の拠点づくり」構想に賛同してくれる人たちとの話し合いです。詳しいことはまだ公表できませんが、設立構想が盛り上がっているのです。とてつもない資金が必要でぼく自身が躊躇してしまうのですが、そこは蛇の道のヘビの専門家たちの集まり、社会福祉事業や国際交流事業と関連付ければ何十億という資金獲得も可能だと、やたら大きなハッパを掛けられました。
これまでも周りの人たちと構想を話し合っていましたが、小さな市民団体だけでの話し合いではなかなか前へ進みません。思い切って大胆に分野や業界の壁を越えてネットワークを広げていくことが大事だと痛感します。今回はひょんなことから構想が燃え立ち始めて、芸術界や福祉界、企業や外国政府までと努力次第ではとてつもない広がりが持てるかもしれません。もちろん今は話だけのことですが、たとへ一つの具体的構想が中座したにしても、構想の本質は大きく確かに膨らんでいきます。そうした夢事業に現を抜かす人間たちのエネルギーが新しい人間中心の社会を切り開く力となっていくのだろうと思います。
夢とはそういうもの、昨夜は何とも愉快な会合と酒談義になりました。
2012年06月11日
まさに芋の子を洗うが如く!
posted by ヨッシー at 14:13| Comment(1)
| チャレンジド・アーツネット
2012年04月08日
チャレンジド・ワークショップ2012始まる
4月7日(土)13時〜15時 満開の桜の下で、チャレンジド・ワークショップ2012が始まりました。
4月は演技コースで僕が担当します。初日は30名ほどの、2月18日の千葉公演以来の懐かしい顔ぶれが集まりました。どの顔もみんな満面にいっぱいの楽しさとやる気をみなぎらせて、本当にみんな楽しみにしているんだなあと嬉しくなってしまいます。
3回のワークショップでやりたい課題は「実感をこめた台詞」を身につけること。そして「一人ひとりに集中して行う」こと。身体ほぐしのいろいろな動きと台詞術とを織り交ぜながら、少しでも成果を身につけていけるよう、僕も頑張ります!
ちょっとしたアドリブの台詞でも緊張してしまってなかなか声に出せない人もいます。きっとこれまでいつも「まちがえちゃいけない」「失敗しちゃいけない」と周囲から言われ続け、本人もそう思い込んでしまっているのでしょう。気楽に一言の本音がすっと言えるようになればもっけの幸い、ワークショップだからどんどん挑戦していこうと思います。
一方では、どんどん先に進みたい人もいます。その幅の広さがチャレンジドの難しい所、みんなが満足できる進め方を探していかねばなりません。次回はミニ・台本を用意しましょうかね。
ところで創造と交流の拠点に関して、風の谷保育園の川副さん(ぼくは御心さんと呼んでます)から面白い情報が入って、がじゅまるの朝比奈さんも絡まって活動を始めます。まだ詳しくは話せないのですが、夢はいつか形になる!
4月は演技コースで僕が担当します。初日は30名ほどの、2月18日の千葉公演以来の懐かしい顔ぶれが集まりました。どの顔もみんな満面にいっぱいの楽しさとやる気をみなぎらせて、本当にみんな楽しみにしているんだなあと嬉しくなってしまいます。
3回のワークショップでやりたい課題は「実感をこめた台詞」を身につけること。そして「一人ひとりに集中して行う」こと。身体ほぐしのいろいろな動きと台詞術とを織り交ぜながら、少しでも成果を身につけていけるよう、僕も頑張ります!
ちょっとしたアドリブの台詞でも緊張してしまってなかなか声に出せない人もいます。きっとこれまでいつも「まちがえちゃいけない」「失敗しちゃいけない」と周囲から言われ続け、本人もそう思い込んでしまっているのでしょう。気楽に一言の本音がすっと言えるようになればもっけの幸い、ワークショップだからどんどん挑戦していこうと思います。
一方では、どんどん先に進みたい人もいます。その幅の広さがチャレンジドの難しい所、みんなが満足できる進め方を探していかねばなりません。次回はミニ・台本を用意しましょうかね。
ところで創造と交流の拠点に関して、風の谷保育園の川副さん(ぼくは御心さんと呼んでます)から面白い情報が入って、がじゅまるの朝比奈さんも絡まって活動を始めます。まだ詳しくは話せないのですが、夢はいつか形になる!
posted by ヨッシー at 09:47| Comment(0)
| チャレンジド・アーツネット
2011年08月10日
人生、ここにあり
残暑お見舞い申し上げます。
シネスイッチ銀座でイタリア映画「人生、ここにあり」(絶対お薦め)を見てきました。
イタリアでは1978年、犯罪者以外の精神病院がすべて廃止され、「自由こそ治療だ」の考えの下、精神障害者はみな地域に協同組合を作って自活する方向に動いているそうです。
映画はある集団の自立に向けたスケールの大きな挑戦と試練とを笑いと涙でたっぷり楽しませてくれます。日本映画だとどうしても肩肘張って見なけりゃならないところだけど、そこはイタリアの国民性、なんともゆかいで「人間てすばらしいなあ!」というところに引っ張っていってくれます。
知ってましたか? 年間3万人を越える自殺者を生み出す日本では、一番多い病種は精神病で患者数は70万人、総ベッド数35万床の4分の1は精神科用だそうです。患者は多量の薬を投薬され無気力状態でベッドに横になっているわけです。イタリアではそれが0です。
泣き笑いで終わった映画の最後、「これは実話だ」とあったところでどっと涙がほとばしりました。政策を推進する国の標語!が「よく見れば、みんなどこかアブノーマル」。イタリアの首相もどこかおかしい人ですが、普通であることを強調して異端を排除する日本人と比べて、何というおおらかさでしょう。イタリアが俄然好きになってしまいました。
どういうわけか障害を抱えた人たちとのつながりに深まってしまった僕ですが、彼らが成長していくにつれ、この子たちが当たり前の人間的な暮らしを送れるようにと考えざるを得ません。家族だけで支援するのではなく地域丸ごとで、行政扶助に頼りきるのではなく生活の糧を自分で得る方法や、それもできるだけ生きがいのある人生を追求できるように・・・!
イタリアはボランティアも盛んらしく長い階級闘争の歴史からうみ出された連帯の強さが未だに強固にあるようです。他所の国を羨ましがってばかりいないで、僕らの住むこの国で新しい歴史を造っていきたいなと思います。映画の原題は「やればできる」だそうです。
シネスイッチ銀座でイタリア映画「人生、ここにあり」(絶対お薦め)を見てきました。
イタリアでは1978年、犯罪者以外の精神病院がすべて廃止され、「自由こそ治療だ」の考えの下、精神障害者はみな地域に協同組合を作って自活する方向に動いているそうです。
映画はある集団の自立に向けたスケールの大きな挑戦と試練とを笑いと涙でたっぷり楽しませてくれます。日本映画だとどうしても肩肘張って見なけりゃならないところだけど、そこはイタリアの国民性、なんともゆかいで「人間てすばらしいなあ!」というところに引っ張っていってくれます。
知ってましたか? 年間3万人を越える自殺者を生み出す日本では、一番多い病種は精神病で患者数は70万人、総ベッド数35万床の4分の1は精神科用だそうです。患者は多量の薬を投薬され無気力状態でベッドに横になっているわけです。イタリアではそれが0です。
泣き笑いで終わった映画の最後、「これは実話だ」とあったところでどっと涙がほとばしりました。政策を推進する国の標語!が「よく見れば、みんなどこかアブノーマル」。イタリアの首相もどこかおかしい人ですが、普通であることを強調して異端を排除する日本人と比べて、何というおおらかさでしょう。イタリアが俄然好きになってしまいました。
どういうわけか障害を抱えた人たちとのつながりに深まってしまった僕ですが、彼らが成長していくにつれ、この子たちが当たり前の人間的な暮らしを送れるようにと考えざるを得ません。家族だけで支援するのではなく地域丸ごとで、行政扶助に頼りきるのではなく生活の糧を自分で得る方法や、それもできるだけ生きがいのある人生を追求できるように・・・!
イタリアはボランティアも盛んらしく長い階級闘争の歴史からうみ出された連帯の強さが未だに強固にあるようです。他所の国を羨ましがってばかりいないで、僕らの住むこの国で新しい歴史を造っていきたいなと思います。映画の原題は「やればできる」だそうです。
posted by ヨッシー at 10:01| Comment(0)
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2011年02月22日
チャレンジド・アーツ教室
「サバンナA!」の最終稽古が終わりました。
「20日間の稽古の総決算の姿を見せてほしい。今日はこれまでの最高の舞台を創ろう!」と強調して、みんなの緊張と集中力を高めた効果もあったのでしょう、大変感動的な出来上がりになってきました。
昨日、気づいたことがあります。
T君は、自分の台詞が近づいてくるにつれて見る見る緊張を増していきます。その間には「みんなで」語らなければいけない台詞もあるのですが、そのときは呟くようについてくるだけ。そして「自分の責任」が明確な台詞になると、「ここが勝負」とばかりに大きな声で表現します。その後は再び呟くだけ・・・。
他の子もほぼ同じです。M君も、「M君だけに任せるのは不安だな。何を言ってるか観客には伝わらないだろうな」と」と思いつつも、任せた台詞を「ぼくの番だ」とばかりに大きな声ではっきりと言えるようになりました。
演技という意味では、自分の台詞であろうとみんなで言う台詞であろうと同じように流れに沿って表現しなければならないのですが、その作業はまだ難しい。
それはさておき、気づいたのは「自分で」と「みんなで」との間には大きな違いがあるということです。それが、自我、自意識ということでしょう。そこを突いていかない限り、人は成長しないのだなと思うのです。
もっともっと、一人一人の可能性について、時間をかけて探っていく作業が大事なんだと、つくづく痛感したところです。
先日、提出していた企画に一つの助成が決まりました。これを利用して、来年度からチャレンジド・ワークショップを「チャレンジド・アーツ教室」と改称して、新たな体制で取り組んでいきます。
そこで、今まで通り表現活動を楽しむばかりでなく、障害のある人たちの表現活動のあり方を探るソフトを追求していくつもりです。障害というものを良く理解した専門家の指導を仰ぐことも必要でしょう。少なくとも、障害のある人たちの芸術表現活動のために必要な何かを探るチャンスにしていきたいものです。
「20日間の稽古の総決算の姿を見せてほしい。今日はこれまでの最高の舞台を創ろう!」と強調して、みんなの緊張と集中力を高めた効果もあったのでしょう、大変感動的な出来上がりになってきました。
昨日、気づいたことがあります。
T君は、自分の台詞が近づいてくるにつれて見る見る緊張を増していきます。その間には「みんなで」語らなければいけない台詞もあるのですが、そのときは呟くようについてくるだけ。そして「自分の責任」が明確な台詞になると、「ここが勝負」とばかりに大きな声で表現します。その後は再び呟くだけ・・・。
他の子もほぼ同じです。M君も、「M君だけに任せるのは不安だな。何を言ってるか観客には伝わらないだろうな」と」と思いつつも、任せた台詞を「ぼくの番だ」とばかりに大きな声ではっきりと言えるようになりました。
演技という意味では、自分の台詞であろうとみんなで言う台詞であろうと同じように流れに沿って表現しなければならないのですが、その作業はまだ難しい。
それはさておき、気づいたのは「自分で」と「みんなで」との間には大きな違いがあるということです。それが、自我、自意識ということでしょう。そこを突いていかない限り、人は成長しないのだなと思うのです。
もっともっと、一人一人の可能性について、時間をかけて探っていく作業が大事なんだと、つくづく痛感したところです。
先日、提出していた企画に一つの助成が決まりました。これを利用して、来年度からチャレンジド・ワークショップを「チャレンジド・アーツ教室」と改称して、新たな体制で取り組んでいきます。
そこで、今まで通り表現活動を楽しむばかりでなく、障害のある人たちの表現活動のあり方を探るソフトを追求していくつもりです。障害というものを良く理解した専門家の指導を仰ぐことも必要でしょう。少なくとも、障害のある人たちの芸術表現活動のために必要な何かを探るチャンスにしていきたいものです。
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| チャレンジド・アーツネット
2008年04月09日
チャレンジド・アーツ・ネット第2回学習会の報告
4月7日(月)、第2回学習会を開きました。
テーマは、構想の模索です。「そこで何をしたいか? どんな施設にしたいか?」をアトランダムに出し合うワークショップ形式の議論の中から、次のような構想が浮かび上がりました。
1、2事業の区分けと同居
前提として、縦割り行政の現状に対応するために、福祉の自立支援法の適用を受けるための「障害者自立支援施設」(週内9 時〜17時)と「一般市民の文化交流施設」(週内夜間と週末)とを区分けしたうえで、上手に使いこなします。
究極の目標は、障害のある人もない人もともに楽しむ市民文化芸術活動と交流、人材養成の拠点でとなることです。
運営を安定させるために、収益事業も行います。対象は幼児から一般の三世代市民です。
では施設にご案内しましょう。
2、建物の1階にはお店があります。
飲食喫茶と物販と交流のスペースです。誰もが自由に気楽の出入りできるにぎやかな社交の場ともなり、障害者の雇用促進の場となります。
17時からはアルコール類も提供されます。
3、隣りは事務所です。
広報発信、マネージメント、活動支援、障害者芸術の研究、といった業務をこなします。
また将来的に誕生するチャレンジド・ミュージカル劇団、大道芸集団、職業芸術家集団のマネージメント業務をこなす事務所となります。
ここで多くの若者が市民文化芸術活動の研修を受けて育っていきます。
4、もう1室か2室・・・託児とペット預かり、来訪者の送迎を担う部門があり、もちろん多くの従事者を雇用することになります。
5、2階は2つのフリースペースになります。
大きなスペースは舞台芸術の訓練場であり、障害者と健常市民の舞台芸術(ダンス・歌唱・演技等)の活動、教室、養成事業、交流の拠点となります。
もう一つのフリースペースは作業場となり、絵画、絵本、工芸、手芸、農作業、衣装、等の文化的事業が独自に展開されます。
そして必要に応じて、一つの大きな空間となり劇場と化します。この劇場は障害者舞台芸術の拠点となり、ロングラン公演や世界中の市民との交流発表の場とも鳴ります。
6、別棟には、障害者を中心とする共同生活の場が併設されます。潜在能力を長期的に開発するために、小さなうちから生活をともにしながら、芸術活動に励み、自立への道を模索していきます。また研修所の宿泊施設でもあります。
7、農地や工場との連携を深めて、障害者による生産活動の拠点を確保し、市場マーケットの開発、販売を行います。
8、将来的に障害者を中心とした専門劇団・芸術集団を結成し、そのための指導者研究と交流の場ともなります。
今のところ以上のような構想に膨らみました。なんて面白い構想でしょう。いかがでしょう? お笑いになりますか?
次回、第3回学習会は、この構想を現実的な段階から整理しなおしましょう。
また、そろそろ具体的に物件、土地の探求に力を注いでいきます。具体的な情報をお寄せください。具体的なめぼしがついたところで、どう資金を確保していくか、どういう施策に絡めて事業提起していくかを検討することになるでしょう。
第3回学習会は、5月13日(火) 19時〜21時 市川市中央公民館です。
ぜひお集まりください。
テーマは、構想の模索です。「そこで何をしたいか? どんな施設にしたいか?」をアトランダムに出し合うワークショップ形式の議論の中から、次のような構想が浮かび上がりました。
1、2事業の区分けと同居
前提として、縦割り行政の現状に対応するために、福祉の自立支援法の適用を受けるための「障害者自立支援施設」(週内9 時〜17時)と「一般市民の文化交流施設」(週内夜間と週末)とを区分けしたうえで、上手に使いこなします。
究極の目標は、障害のある人もない人もともに楽しむ市民文化芸術活動と交流、人材養成の拠点でとなることです。
運営を安定させるために、収益事業も行います。対象は幼児から一般の三世代市民です。
では施設にご案内しましょう。
2、建物の1階にはお店があります。
飲食喫茶と物販と交流のスペースです。誰もが自由に気楽の出入りできるにぎやかな社交の場ともなり、障害者の雇用促進の場となります。
17時からはアルコール類も提供されます。
3、隣りは事務所です。
広報発信、マネージメント、活動支援、障害者芸術の研究、といった業務をこなします。
また将来的に誕生するチャレンジド・ミュージカル劇団、大道芸集団、職業芸術家集団のマネージメント業務をこなす事務所となります。
ここで多くの若者が市民文化芸術活動の研修を受けて育っていきます。
4、もう1室か2室・・・託児とペット預かり、来訪者の送迎を担う部門があり、もちろん多くの従事者を雇用することになります。
5、2階は2つのフリースペースになります。
大きなスペースは舞台芸術の訓練場であり、障害者と健常市民の舞台芸術(ダンス・歌唱・演技等)の活動、教室、養成事業、交流の拠点となります。
もう一つのフリースペースは作業場となり、絵画、絵本、工芸、手芸、農作業、衣装、等の文化的事業が独自に展開されます。
そして必要に応じて、一つの大きな空間となり劇場と化します。この劇場は障害者舞台芸術の拠点となり、ロングラン公演や世界中の市民との交流発表の場とも鳴ります。
6、別棟には、障害者を中心とする共同生活の場が併設されます。潜在能力を長期的に開発するために、小さなうちから生活をともにしながら、芸術活動に励み、自立への道を模索していきます。また研修所の宿泊施設でもあります。
7、農地や工場との連携を深めて、障害者による生産活動の拠点を確保し、市場マーケットの開発、販売を行います。
8、将来的に障害者を中心とした専門劇団・芸術集団を結成し、そのための指導者研究と交流の場ともなります。
今のところ以上のような構想に膨らみました。なんて面白い構想でしょう。いかがでしょう? お笑いになりますか?
次回、第3回学習会は、この構想を現実的な段階から整理しなおしましょう。
また、そろそろ具体的に物件、土地の探求に力を注いでいきます。具体的な情報をお寄せください。具体的なめぼしがついたところで、どう資金を確保していくか、どういう施策に絡めて事業提起していくかを検討することになるでしょう。
第3回学習会は、5月13日(火) 19時〜21時 市川市中央公民館です。
ぜひお集まりください。
2008年03月05日
チャレンジド・アーツ・ネット学習会
作4日夜、チャレンジド・アーツ・ネットの第1回の学習会が開かれました。
10名くらいの参加でしたが、講師として協力していただいた「がじゅまる」センター長の朝比奈さんのきわめて明快な解説に刺激されて、学ぶことの多い会でした。
どこから手をつけていけばいいかもわからぬために、まず福祉の視点から理解していこうと設定したテーマでしたが、どこにも有能な専門家はいるものです。朝比奈さんは自立支援法の意義と目的をきわめて明確に、そして要点のみを簡潔に、福祉のいろはも知らぬ私たちに語っていってくれました。
そもそも、チャレンジド・アーツ・ネットとは何か?について、もっと議論を深めていく必要があるのですが、空論や理想論に流れるのを嫌って、今回はまず現実的枠組みを学ぶことからはじめた訳です。自立支援法をどのように有効利用して施設運営を図ればいいか、まずはその大きな枠組みを学んだことでした。
私たちがこれから交渉する相手は市川市です。市では平成21年度から福祉事業の見直しに入るために、施設開設の構想は今年度秋までには固めねばなりません。学習会もテンポアップしていくことになります。
次回の学習会は4月7日(月曜日)19時〜21時・中央公民館第1会議室です。
次回は、チャレンジド・アーツ・ネットの事業目的の確認をワークショップ形式で進めていきます。そこで何をしたいか? 事業の基本柱を何におくか? 何から出発して、最終的な目標をどこに置くか? そして、現実の壁の突き当たっても揺るぐことのない大きな目標は何か? こうした課題を皆で出し合っていきましょう。
その作業を2回ぐらいやる必要がありますね。
同時に進行すべきは、ニーズ調査です。利用対象者たちの希望と意思を確認して行く必要があります。いずれ意向アンケートをとっていきます。
また、施設を具体的にどう確保していくか? 行政や民間からの情報を集めて、物件情報を収集していくことも必要です。
組織を固め直して、もっと多くの人材を構想の中に引き込んでこなければなりません。今回の学習会の資料を整理して、確実に蓄積していくことにしましょう。急にやることが多くなってきました。そして何より、面白くなってきました。
10名くらいの参加でしたが、講師として協力していただいた「がじゅまる」センター長の朝比奈さんのきわめて明快な解説に刺激されて、学ぶことの多い会でした。
どこから手をつけていけばいいかもわからぬために、まず福祉の視点から理解していこうと設定したテーマでしたが、どこにも有能な専門家はいるものです。朝比奈さんは自立支援法の意義と目的をきわめて明確に、そして要点のみを簡潔に、福祉のいろはも知らぬ私たちに語っていってくれました。
そもそも、チャレンジド・アーツ・ネットとは何か?について、もっと議論を深めていく必要があるのですが、空論や理想論に流れるのを嫌って、今回はまず現実的枠組みを学ぶことからはじめた訳です。自立支援法をどのように有効利用して施設運営を図ればいいか、まずはその大きな枠組みを学んだことでした。
私たちがこれから交渉する相手は市川市です。市では平成21年度から福祉事業の見直しに入るために、施設開設の構想は今年度秋までには固めねばなりません。学習会もテンポアップしていくことになります。
次回の学習会は4月7日(月曜日)19時〜21時・中央公民館第1会議室です。
次回は、チャレンジド・アーツ・ネットの事業目的の確認をワークショップ形式で進めていきます。そこで何をしたいか? 事業の基本柱を何におくか? 何から出発して、最終的な目標をどこに置くか? そして、現実の壁の突き当たっても揺るぐことのない大きな目標は何か? こうした課題を皆で出し合っていきましょう。
その作業を2回ぐらいやる必要がありますね。
同時に進行すべきは、ニーズ調査です。利用対象者たちの希望と意思を確認して行く必要があります。いずれ意向アンケートをとっていきます。
また、施設を具体的にどう確保していくか? 行政や民間からの情報を集めて、物件情報を収集していくことも必要です。
組織を固め直して、もっと多くの人材を構想の中に引き込んでこなければなりません。今回の学習会の資料を整理して、確実に蓄積していくことにしましょう。急にやることが多くなってきました。そして何より、面白くなってきました。
2008年03月01日
会場取り
来年度のチャレンジド・ミュージカル公演?の会場が予約できました。2009年2月27日〜3月1日(日)市川市民会館ホール、3月6日〜7日(土)千葉市民会館ホールです。
今朝から、3人で3箇所の予約抽選に出向いて、幸いなことに無事確保できました。チャレンジド・ミュージカルの来年度公演は、子ども劇場・NPO全国センター主催で東京で公演する予定になっていましたが、会場費がどこも高くてとても手が出ないとのことで、いまだ未定状態です。待っていられないので、まずは今年と同じ形で基本路線を確保した次第です。
会場抽選はいやなものです。こちらが喜べば、誰かが泣きます。もっと文化的な公的施設が増えれば競争も少なくなるのですが、大阪府の新知事も財政再建を理由にまず手をつけるのが福祉や文化的施設だろうと思います。でも、施設建設や運営のあり方を市民主導の方向に改善していけば、必ずしもそんなに無駄な経費はかからないでしょう。そもそも無駄とは何か?豊かさとは何か?を見つめれば、文化や福祉の施設や公園といった空間の持つ果てしない価値が浮かび上がってくるでしょう。
第4回市民ミュージカル公演の会場取りも今毎週動き回っています。そもそも300人を収容できる施設なんてそうあるわけじゃないから、こちらはもう大変。この前も勤労福祉センターのじゃんけんで負けて、悔しい思いをしました。施設開放も進んで競争はますます激しくなっていきます。出演者は減らないのに稽古する会場がなくて公演自体が実施できなくなるとなれば、とても悔しい気分です。
ところで、チャレンジド・ミュージカルの活動が発展して、障害児者の文化芸術交流と職業化への道を探るチャレンジド・アーツ・ネット構想は、こうした施設そのものを確保できないかと考えています。
その第1回の学習会を開きます。まずは福祉分野のさまざまな施策を学びながら、施設開設の可能性を探ることから始めます。ぜひお集まりください。
3月4日(火)19時〜21時 中央公民館第3会議室。講師はがじゅまるさん関係の方、お名前はまだうかがっていません。
今朝から、3人で3箇所の予約抽選に出向いて、幸いなことに無事確保できました。チャレンジド・ミュージカルの来年度公演は、子ども劇場・NPO全国センター主催で東京で公演する予定になっていましたが、会場費がどこも高くてとても手が出ないとのことで、いまだ未定状態です。待っていられないので、まずは今年と同じ形で基本路線を確保した次第です。
会場抽選はいやなものです。こちらが喜べば、誰かが泣きます。もっと文化的な公的施設が増えれば競争も少なくなるのですが、大阪府の新知事も財政再建を理由にまず手をつけるのが福祉や文化的施設だろうと思います。でも、施設建設や運営のあり方を市民主導の方向に改善していけば、必ずしもそんなに無駄な経費はかからないでしょう。そもそも無駄とは何か?豊かさとは何か?を見つめれば、文化や福祉の施設や公園といった空間の持つ果てしない価値が浮かび上がってくるでしょう。
第4回市民ミュージカル公演の会場取りも今毎週動き回っています。そもそも300人を収容できる施設なんてそうあるわけじゃないから、こちらはもう大変。この前も勤労福祉センターのじゃんけんで負けて、悔しい思いをしました。施設開放も進んで競争はますます激しくなっていきます。出演者は減らないのに稽古する会場がなくて公演自体が実施できなくなるとなれば、とても悔しい気分です。
ところで、チャレンジド・ミュージカルの活動が発展して、障害児者の文化芸術交流と職業化への道を探るチャレンジド・アーツ・ネット構想は、こうした施設そのものを確保できないかと考えています。
その第1回の学習会を開きます。まずは福祉分野のさまざまな施策を学びながら、施設開設の可能性を探ることから始めます。ぜひお集まりください。
3月4日(火)19時〜21時 中央公民館第3会議室。講師はがじゅまるさん関係の方、お名前はまだうかがっていません。
2007年12月01日
チャレンジド・アーツ・ネット学習会
市民が自由に日常的に舞台芸術活動を楽しみ、意欲ある人には専門家への進出も保証するような、市民舞台芸術活動の殿堂「いちかわ市民舞台芸術学校」創設を目指して、夢物語を語ってきました。
今開催している「いちぶんネット塾」はこうした構想の前段階として実施しているものですが、でも本格的な構想は、資金も膨大に必要だし、どこまで継続的に市民が参加してくれるか、まだまだ基本調査が必要です。
ところがこんなことを考えました。
障害のある人たちが成長して、中には芸術表現に能力があって、できればそうした世界で生きていけたらと考えている障害者や家族もいるのではないかと思うのです。
障害者が、舞台芸術を始めとするさまざまな芸術活動の職業化を目指して訓練し、また周囲から支援していく職業訓練所あるいは事業所(作業所)があってもいいのではないか。障害があっても、芸術活動を仕事としていく活動の拠点があってもいいのではないか、と思いついたのです。
それが「チャレンジド・アーツ・ネット」設立構想です。
障害者の芸術活動を全面的に打ち出して、国境を越えて活動を広げていく、言葉にあまり頼れない条件があるだけに、かえって世界中の芸術指導者を巻き込んで交流を広げることもできるのではないか、現に、去年コラボレーションを体験したニューヨーク・シティクラウンズは大変興味を示しています。
「障害者の芸術活動の人材育成と支援」という目標に特化することで、かえって市民文化芸術活動そのものを巻き込んでいく道があるのではないかと考えます。
福祉分野のいろいろな補助の仕組みを利用しながら、障害のある人を真ん中にした、新しい市民文化芸術活動の拠点を創出していく・・・なんだか可能性のある道筋だと思いませんか?
というわけで、その道に詳しい人を講師にして、勉強会を始めようと思います。詳細はHPに掲載しますので、興味ある方はぜひご参加ください。
ワアー、面白い!
今開催している「いちぶんネット塾」はこうした構想の前段階として実施しているものですが、でも本格的な構想は、資金も膨大に必要だし、どこまで継続的に市民が参加してくれるか、まだまだ基本調査が必要です。
ところがこんなことを考えました。
障害のある人たちが成長して、中には芸術表現に能力があって、できればそうした世界で生きていけたらと考えている障害者や家族もいるのではないかと思うのです。
障害者が、舞台芸術を始めとするさまざまな芸術活動の職業化を目指して訓練し、また周囲から支援していく職業訓練所あるいは事業所(作業所)があってもいいのではないか。障害があっても、芸術活動を仕事としていく活動の拠点があってもいいのではないか、と思いついたのです。
それが「チャレンジド・アーツ・ネット」設立構想です。
障害者の芸術活動を全面的に打ち出して、国境を越えて活動を広げていく、言葉にあまり頼れない条件があるだけに、かえって世界中の芸術指導者を巻き込んで交流を広げることもできるのではないか、現に、去年コラボレーションを体験したニューヨーク・シティクラウンズは大変興味を示しています。
「障害者の芸術活動の人材育成と支援」という目標に特化することで、かえって市民文化芸術活動そのものを巻き込んでいく道があるのではないかと考えます。
福祉分野のいろいろな補助の仕組みを利用しながら、障害のある人を真ん中にした、新しい市民文化芸術活動の拠点を創出していく・・・なんだか可能性のある道筋だと思いませんか?
というわけで、その道に詳しい人を講師にして、勉強会を始めようと思います。詳細はHPに掲載しますので、興味ある方はぜひご参加ください。
ワアー、面白い!