2008年04月06日

ドキュメンタリー映画「ハクナマタタ」初試写会成功!

5日(土)、試写会が市川市市民会館で上映されました。当日は200名くらいの方が見に来ていただいたでしょうか。

2時間という長編ものでしたが、最初から最後まで、食い入るように見つめざるを得ない映画となりました。恒松龍兵監督のご努力に感謝です。

まだ完成版ではないので、当日も詳細なアンケートをお願いしました。作品を完全版にするためにどうするか? 出来上がった作品をどのように全国展開していくか?活動資金をどう確保していくか? この重要な3つの課題を、7月1日の正式発足に向けて、克服していかねばなりません。

作品は文科省特選を狙えるレベルにあります。保育や福祉を学ぶ学生を対象に、教材として提供していくことも大事です。そして、ちょっとした集まりでも積極的に上映していただいて、全国各地で、こうした活動を生み出していく契機になるよう、どう戦略を立てていくかが大事です。

皆さんの知恵をぜひお貸しください。

2008年04月05日

ちょっと珍しいドキュメント

4月5日(土)に、市川市民会館ホールで、チャレンジド・ミュージカル「ハクナマタタ」の活動記録の上映会があります。10時と13時。

今、恒松龍平監督の孤独な編集作業が延々と続いていて、最近では仕事をホッポリ出して、睡眠時間も削っての毎日の奮闘振りです。予算がないものだから何もかも一人でやらねばならず、恒松監督には全くご苦労をおかけしています。

ぼくも先月半ばからお手伝いをしていますが、これがまた非常に興味深い編集になっています。ハクナマタタに参加した子どもや大人たちの表情が、7月のワークショップから12月の公演本番に至るまでの時間経過で、刻々と変化していくさまが実に楽しく捉えられています。

これだけだと、できのいい、でも良くあるドキュメントですが、今回は違います。指導者やスタッフ、サポーターの努力振りが克明に追われているのが特徴です。特に学生を中心にしたボランティアサポーターの成長振りが、なんともすがすがしいタッチで鮮明に描かれています。これは評判を呼ぶでしょう。いはば障害者の文化活動を展開する際のハウツーものでもあり、学生の実践的教材にもなり、そして何より全国の障害者団体などにも大いなる励ましとなる記録です。

5 日は、試写会を通して、これをどのように全国的な上映運動につなげていくか、皆さんで話し合いたいと思います。もちろん文科省の特選も獲得できるでしょう。いちぶんネットの活動から誇りあるドキュメンタリーが誕生したことを嬉しく思います。こうなったら、なんとしても資金を獲得して、全国に情報発信していくことにこだわりたくなります。

ぜひご鑑賞ください。そして最終完成版に向けての皆さんのご意見をください。私たちの新しい武器が誕生しました。

2008年03月20日

学び

4月5日(土)に、市民会館でチャレンジド・ミュージカル「ハクナマタタ」の活動記録の上映会があります。

恒松龍平さんが最初のワークショップから本番までの5ヶ月間のさまざまな表情を撮りだめた膨大な記録素材を1時間30分のDVDにおさめようというわけで、今最後の追い込み、仕事も断って、奮闘されています。

その中から2時間ばかりに荒く編集した素材を見せてもらいました。面白い! というか感動物です!

今さらながらに、「チャレンジド・ミュージカルとはまさに学びの連続だった」と感じます。障害者を交えて一緒になってミュージカルをつくる楽しみだけを考えて参加してきた指導者が、スタッフが、サポーターが、緊張と新鮮さのもとで、色々なことを学んでいく。気がつけば、自分の中の何かが変化している。その時間の流れが見事に現れています。

もちろんその中心には障害のあることもたちがいるのですが、まさにかかわった全員がチャレンジドだったという感じです。

ワークショップではさまざまな挑戦がありました。中には、ぼくが担当した「お祭り」のリズム表現のように、明らかに無理な試みだったという発見もあります。でも「創作の種を探す」という基本的な姿勢ははっきりと見えていて、戸惑いつつ手をつけた試みが練り直され、形になり、舞台表現へと昇華していった過程も見えてきて、そこにも創作の時間の流れが現れています。

この素材を30分におさめて、その成果であるハクナマタタの上演記録を1時間に収めるというのが当初の恒松さんの意図でした。ぼくは、それでは「学びの体験」が薄くなるのではないかと、昨日、これを逆にしようと提案しました。上演舞台の記録は既にあるわけだから、ここでは活動記録をメインにして、抱き合わせで発信していくことが大事ではないかと思うのです。

今さらながらの提案で、どう結論が出るかわかりませんが(時間もないし)、最後の追い込みを恒松さんと突っ走りたいと思っています。