2017年10月02日

「雪やこんこん」稽古始まる!

 秋も深まる1日(日)から「雪やこんこん〜湯の花劇場物語〜」の稽古が始まりやした。
 チャレンジドの稽古後の稽古で、ガタのきた体にはちっとばかりの負担ではありますが、こいつは市川市邦楽連盟主催公演で2月上演、市川市民芸術祭に花を添えるものとなっております。
 「雪やこんこん」はご存知井上ひさしの傑作群の一つ。雪深い温泉場に流れ着いた旅一座を襲う消滅の危機の数々、その打開のための策略が次々と絡まりもつれ合って意外な方向へと展開していく話の筋となっております。
 股旅物の大衆演劇世界の魅力たっぷり、口に乗せるだけでウットリと酔ってしまいそうな七五調の台詞のやり取り、それを市川くんだりのあっしの仲間・知り合いから粋を集めた俳優陣で、たっぷりと稽古を楽しみながら上演しようって魂胆だから、面白くならねえはずがねえ。
 しかしその稽古初日、一幕を読み合せて後の酒盛り(稽古後に稽古場で酒盛りができる)で見渡せば、顔を並べた俳優陣の見事な老成ぶり。加えて病み上がりが三人、激やせ一人、未だ脚を引きずるもの一人、しかも劇の主役は内科医と来てるから芝居の話題なんぞはそっちのけ、お尻の穴から指を突っ込んで引き出す大腸腫瘍の白なら白、黒ならガン、なんぞといった言葉が飛び交う、なんともおぞましい話題の花が咲くばかりでありました。
 毎週日・月・水の夜間、スペースにわにわで稽古しております。遊びに来てくださいまし。
posted by ヨッシー at 12:04| Comment(0) | 雪やこんこん

2017年09月27日

今日は星野道夫の誕生日!

 今日9月27日は星野道夫の誕生日だ。
 1952年生まれだから、生きていれば65歳。僕より3つ下。亡くなったのは1996年8月8日、カムチャッカ半島で写真撮影中にクマに襲われたのだ。この時の新聞記事を僕はよく覚えている。43歳という若さだった。
 来年9月の「いちかわ市民ミュージカル第9回公演」では彼の人間と生涯を描く。題して「michio!~星野道夫物語~」。
 星野道夫は市川市本八幡に生まれた。平田小学校に通い、中学からは都内の学校に通って、総武線を往復した。彼の少年時代の資料は多くはないが、「夢見る少年」「変わってる少年」だったらしい。学校帰りの電車のドアにもたれかかって窓越しの風景を見つめながら、頭に浮かべたのは北海道の原野に生きるクマのこと。「僕と同じ時間を、クマも生きてるんだな」と空想するところなんぞは、すでにアラスカの原野を行き来する生来の素質をうかがわせる。
 大學卒業を前にして、その後の人生に悩んだ挙句、「好きな道を行こう。一番好きなことに集中していこう」と決して、アラスカに旅立っていったというのは事実のようだ。僕はそれを若者たちに訴えてみたい。
 幸いにもすでに準備稿も書き上げて今は作曲中。新実行委員会もまもなく結成される様子。例年になく制作進行は早い。市民ミュージカルもあと2回で10回公演を終える。そこまではぼくの好きなようにやらせていただくつもりだ。
 実行委員募集しています。ご一報ください。
posted by ヨッシー at 18:37| Comment(0) | 第9回市民ミュージカル

2017年09月19日

「わかる。わからない」という課題

 「江の島の岩本院の稚児上がり 普段着なれし振袖から 髷も島田に由比ガ浜 打ち込む浪にしっぽりと 女に化けた美人局…」
 「歌舞伎迷作面白双六」の稽古場から聞こえてくるのは白浪五人男の弁天小僧菊之助の台詞、これを語るのが中学1年生にしては幼く、それがかわいいYくん。
 何せ演じるのが歌舞伎だから、いつもの稽古とはかなり雰囲気が違ってくる。みんな、振り分けられた配役やセリフにいつも以上に敏感になっている様子。
 お家で親と一緒に稽古した成果で日に日に暗唱できるようになってはいくが、はて、その後これをどう深めていけばいいのか? 
 台詞の意味が分からなければ表情もつかめない。自分がどういう人物になりきって、何を観客に訴えているかがわからなければ、演技する意義もなく舞台に立つ喜びもない。チャレンジドたちの「わかる、わからない」にどう向き合えばいいのか? 実は大変難しい課題に直面している。
 いい俳優は、演じる人物を理屈ではなく、最終的に身体全体の「感覚」でつかむ。それを得るために何度も何度も稽古する。
 演劇とはコミュニケーションだ。その部分に障害のある人たちで構成される演劇行為にどういう意味があるのか? 鍛えれば障害を克服できるのか? 考えてもわからない。ともかく稽古してみる。みんなの表情が輝き出す。それに救われる。
 「わかる、わからない」を超えた世界が広がればいいのだろうが、さて、それをどうつかむか!
posted by ヨッシー at 11:26| Comment(0) | チャレンジド11

2017年09月11日

歌舞伎で燃える!

 稽古現場からの報告です。
 昨日10日のチャレンジド・ミュージカルの抜き稽古、なんだか頼もしく感動したね。
 自分の役が振り当てられて、なんせ歌舞伎だから、それも訳のわからない役と台詞、ぼくも一生懸命意味を伝えようとするけど追いつかない、「まあ、そのうちわかるようになる」なんて言い訳して過ぎていくんだけど、みんなはお家で猛勉強してくる。その成果を稽古で見せつけると、感動とともに確かな刺激が周囲に伝わる。みんなが負けじと競争していく。
 もちろん親が一所懸命教えてるんだろうけど、これまでだと「あまり余計な圧力欠けるな」と忠告してたけど、今度ばかりは稽古方針も変わってくる。
 やはり型から入る。というより真似と模倣から入る、なんせ歌舞伎だから。何度も何度も繰り返して稽古する。台詞も動きも覚えるようになる。家族で稽古に励むというのもいい経験になる。たとえ意味が十分理解できなくても、楽しい繰り返しが続けていけば、いつか身につくことになる、今回はそんな稽古に燃えようと思う。
 「歌舞伎迷作面白双六」は相当話題になりそうな予感、市川と千葉で上演して、どこかへ進出することだって夢じゃない…とみんなをあおって、どんどんやる気にさせてしまおう。
 それこそ、爆発だあ!
posted by ヨッシー at 10:16| Comment(0) | チャレンジド11

2017年09月04日

すごいね、三発!

 すごいね1発目!
 先週のワールドカップ予選の対オーストラリア戦の得点2点目、すごかったね!絶叫した!鳥肌が立った!スポーツ観戦であれほどの興奮は最近珍しい。
 すごいね2発目!
 昨日のチャレンジド・ミュージカルの稽古、前回配役の絞り込みをやってて、今回は最終選考の形の稽古となったんだけど、あんな難しい台詞をすっかり覚えてきた子が何人もいたもんね。
 誰もが表現欲求を持ってるのは当たり前だけど、誰もがそれを思いきり花開かせたいと願っているんだね。前回「こんなセリフ言えるかなあ!」と嘆いていた子が、家でしっかり挑戦してきたんだもの、こちらも感動的に受け止めるしかない。一方で、まだ名前が上がらない子が心配そうに聞いてくる。大丈夫!みんなんが活躍できるように考える!
 すごいね3発目!
 そして、今朝のニュース、北朝鮮の水爆実験。並べ方が変だけど、あれはあれでふざけすぎがすごい。
北朝鮮という国や国民がやってるんじゃなくて、金正恩独裁体制が権力を維持するための暴挙だと見ればその理不尽さの筋は通る(変な言い方だけど)んだけど、それにしてもすごいね。人間てどこまでもエゴイスティックに生きられるんだね。 
 ほんと、人間には自分を発揮したい欲望があって、そのためのエネルギーは膨大なものになる。水爆の脅威に対して僕らは無力だけど、実は一人ひとりの欲求や主張をものにしていくことからしかほんとの抗議は生まれない。人間のエネルギーは楽しい方向に発揮したいね。
posted by ヨッシー at 09:48| Comment(0) | チャレンジド11