2017年07月08日

輝ける一日

 シンガーソングライターの井上ともやすさんの“一人唄旅”といったものに、仲間8人ほどで付き合ってきた。 楽しかったので、その報告。
 井上さんは、かつて仕事で訪れて、いわば彼の原点とも聖地ともなったといえる山梨の尾白川渓谷に、以後10数年、毎年のごとく訪れては渓谷の岩に立って歌ってくるという。今年のその旅に付き合ったのだ。
 もちろん温泉付きでなければ同行するつもりはなかったが、前日はほったらかし温泉で汗を流し、宿では酒と歌と温泉とを満喫し、翌朝は好天気、ゆったりと朝風呂朝寝を楽しんで渓谷へ。
 天気は上々。車を降りて、神社をお参りしながら30分ほど歩くと目にも鮮やかな渓谷が現れた。
 存分にマイナスイオンを吸い込んだところで、彼がギターを取り出した。この大きな岩に寝転がっている時に天啓のようにひらめいたというその「水の歌」を歌いだした。
 唄声が川の流れに乗り、樹々の梢にこだまして、雲間から差し込む緑の光に包まれていく。彼も周囲の光景もキラキラと輝きだした。彼にとっては感謝と再生の一日の旅なのだろう。その10数年と続ける一人儀式の豊かな精神性に、同行する我々の心までが輝きだした。
 日々の営みをふと止めて自己を振り返る儀式的な一日が、また次からの営みを新鮮なものにしてくれる。こういう一日がだれにも必要だ。
 さあ、ぼくも明日からチャレンジド・ミュージカルの稽古が始まる。
posted by ヨッシー at 14:21| Comment(0) | 個人的分野

2017年07月05日

どうでもいい話

 で申し訳ないけど、大腿骨粉砕骨折から9か月、右足が2センチ近く縮んで、今や完全にピョコタンピョコタンと不具合状態で歩くしかなくなった。もう一生このザマかと思うと気分も落ち込む。そのうえ、運動不足でお腹周りがブクブクになりだした。
 市民仲間のダンス公演など観に行くと、その若々しさを羨ましいと思うのがさらに強まった。自分はもう楽しみとしていた日舞すらできなくなったのだ。
 来週からまたチャレンジド・ミュージカルの稽古が始まる。ケガして以来、何度かの舞台演出をこなしたが、ダメ出しの際に身体使って具体的な演技指導ができないことにすごく苛立った。人間は机に座って言葉だけで何かを伝えようとしてもできるものではない。体全体で表現してこそ初めて真意は伝わるものだ。
 チャレンジドたちにどれほどの指導力が発揮できるのかいささか不安になっているが、この状態で更なる工夫を重ねるしかないのだろう。気持ちだけは新鮮さを保っていないと彼らのエネルギーに負けかねない。
 話変わるが、最近日本史の本を読み返し始めた。人間は結局あまり変わらないパターンを繰り返しているらしい。文明はどんどん進化しているのに、行動と思考はさほど成長しないものだ。偉そうにしてても人間なんてそんなものかもしれないし、それでいいのかもしれないとふと思う。
 やはり、どうでもいい話ですみません。
posted by ヨッシー at 12:02| Comment(0) | 未分類

2017年06月24日

最近の住宅建設現場

 我が家の向かいの土地はかつて大きな一軒屋だった。今そこに10軒の戸建て住宅が建てられようとしている。
 毎日、建物が形になっていく様子を見ている。何とも驚く。建築現場にいるのはたった一人きりだ。
 ある日、トラックで建築資材が搬入される。すべて細かく切断された材料やパネルばかりだ。そして建築方法たるや、ぼくらがお芝居のセットを建て込んでいくのと何の変りもない。
 初めに1階分の壁パネルを組み立てていく。ひと回り建て込んだら、それに床パネルをかぶせ、今度は2階分のパネルを建て込んでいく。柱などは使わない。つなぎ目を金具で固定するだけだ。何ともはや安上がりな方法だ。徹底して売値を下げないと売れませんという訳か。
 ぼくが驚くのはそれをたった一人で建てていくことだ。パネルをヨイショと起こして組み立てる作業など、バイトの一人でも雇って端を押さえてもらってる間に接合していけば、もっと楽にも簡単にもなる。それをたった一人でやっている。三軒ほどが同時進行に組み立てられるが、どれも一人でやっている。そこまで人件費や建築費を節約せねばならないのかと、ちょっと恐ろしくなる。
 それでも驚くほどのスピードで形になっていく。もう大工と呼ぶ時代ではなくなったのだろうが、現場の創意工夫など何も要求されない。たった一人で黙々と組み立てて、5時になったら終了。
 いかにも今日的で面白くもなんともない光景、人間はロボットじゃねえんだと、やっぱり古典的な文句の一つも言いたくなる。楽しくなけりゃ仕事じゃねえんだ! 
posted by ヨッシー at 10:47| Comment(0) | エッセイ

2017年06月18日

いちぶんネット総会

 昨日17日(土)はいちぶんネットの定例総会。
 今年から議事案の事業報告に力を入れることになって、各事業を担当した責任者からの豊かな報告が並んで一つひとつを新鮮に振り返ることができて、面白い総会になった。どうしてもっと前からこういう参加型の運営に乗り出さなかったかと後悔してます。
 2時間半を超えて、用意していた記録映像を楽しむ時間が無くなったけど、せっかくだから「会員とは何か? なぜ会員を増やすのか?」という議論も皆でした。
 いちぶんネットの場合、会員限定の事業はないし、予算に占める会費の占める割合も小さいので、つまり会員増加にこだわってはいなかった。とはいえ、会員が増えるってことはやはり事業への支持が高まり、仲間としての結束力を高めるし、推進体としてのNPOの力を大きくすることだから、「会費を下げるなりの入りやすくして仲間を増やそう」「会員限定の事業があってもいいのじゃないか?」といった方向で考えていくことになった。
 そして理事の改選。以前は「やる気なきものは去れ」といった雰囲気を醸し出していたようだが、今回は「日頃参加できなくても、心がいちぶんにある人はぜひ理事に」という考えに変わってきた。
 こうして振り返ってみると、ここ数年のいちぶんネットは少し様変わりしてきたように思う。NPO化して14年目、まだ成長する組織なのだとちょっと嬉しい。
 その日は早くから飲み始め、実は前日もシニア劇団の人たちと飲んでたりして、老齢の身にはさすが負担オーバー、今夜はアルコールを抜かねばなりません。
posted by ヨッシー at 11:36| Comment(0) | いちぶんネット

2017年06月05日

貧乏でも楽しく生きる!

 各団体の定例総会がつづく時期だ。
 いちぶんは17日(土)、会員の下に届いているはずの提案書が今年からガラリと模様替えとなった。
 スペース“にわにわ”開設以来、そこを拠点に活動する様々な人たちとのネットワークも広がった。
 正直、これまでは安部さん以上の独裁ヨッシー政権だったが、ここ数年確かな多様性を帯びてきたようで嬉しい。
 先の理事会でも「いちぶんネットの大きな目的とは何か?」という議論の花が咲いた。日々に忙しく動く中ではこうした議論が刺激になる。15年近くやってきて、NPOとしての確かな成果もあるけれど、それでももっと大きな影響が、例えば市民の暮らしの根本を変えていくほどの影響が発揮されてもいいのではないか?
 匠ちゃんが「チャレフェス村建設構想」を提案してきた。かつて僕が一人浮かれてた「ユニバーサルアートタウン」以上の「共同生活村」構想だが、そうした夢を膨らませていけるのがいちぶんネットなのだろう。総会でも議論の一花を咲かせてほしい。
 その議論の中から出た言葉、「貧乏でも楽しく生きる!」…最高の言葉だ。ほんとにそうだと思う。そこに文化の価値がある。
 階級階層格差が広がっていくニッポン、そこから零れ落ちる多数派が新しい人生の楽しみ方を見つけるしかない。貧乏でも楽しく生きるのだ!
 子どもの貧困とは、貧しい家庭の子どもたちから夢と可能性を摘み取ってしまう現状を言うのだろう。せめて、「いちミュー公演」や「チャレンジドM」などの活動に、そうした子どもが参加できる手立てを考えていきたい。
posted by ヨッシー at 09:23| Comment(0) | いちぶんネット